満足度★★
【第二部:『10分枠のオンパレード!!』】途中で退散しました
第2部は「10分枠のオンパレード」と称して、
1グループ10分の持ち時間で8グループが演じていく趣向。
1組目は「パンダ君」による漫才。
正直イマイチで、突っ込みは鋭くないし、ボケ役もボケない。
まあただ、後半になって少しは良くなってきたかな、とは思った。
そんなわけで、ここは2P。
2組目は「ロディとハムトン」によるコント。
コント2本(ファミレスものと記憶ガム(?)もの)と歌だったが、
正直ここもイマイチで、コントも2つ目の方が多少は良かったものの、
さほど面白くは思えなかった。
そして歌は、はっきり言ってヘタクソだと思ったが、ファンの方なのだろうか、
結構ノリノリになっていた人もいた。おじさんにとっては面白み無し。
ここも2P。
3組目は、「吉田周史&仙波祐資」によるコント「面接」。
その名の通り「面接」の場面のコントなのだが、
正直、私にはまったく面白さが分からなかった。1P
そして、前半最後の4組目は「あいだしんご」による
朗読劇「とある記者の取材手記(マテリアル)」。残念ながらこれも話が中途半端に思え、満足できなかった。2P
ということで、ここまで見て、正直「これは!」と思える出来には
まったく出会えず、しかも、ここで21:20となっており、すでに2時間半近い。
もうこれ以上観る気が失せてしまったので、ここで退散した。
最後に、これは第1部から気になっていたことであるが、
お客もアルコールが入っているせいか、あるいは関係者が多いからなのか、
私には理解できないくらい盛り上がっている人もいて、
しかも、俳優さんに心ない声掛けをする者もいて、
関係者でない私など、正直ドン引きしてしまった。
まあ、主催者側がお客の台詞(?)を制限することは
できないのかもしれないが、劇団関係者なら、
最低限の配慮はしてほしいと思った。
満足度★★★
【深森らえる:「詩和」】落ち着いた出来だが散漫な印象も
第1部3本目は、声優さんによるリーディング。
この日私が観た中では、これが一番落ち着いていたし、
質的にも高かった気がする。
ただ、静かに、そして情感豊かに感情の襞を聴く者に伝える域には
残念ながら達していなかったと思う。
それと、私の座った席が悪かったのかもしれない(3列目左端)が、
スピーカーが近いせいか、音楽が結構大きく聞こえ、
肝心のリーディングの方に余程集中していないと、
印象が散漫になってしまう気がしたのが残念だった。
満足度★★
【幻灯‐chat:「meteor」】少々不満が残る内容
5日前観た「□.」と同じ会場。
この日の内容は、第1部と第2部に分かれており、
第1部は「中・短編オムニバス」ということで30分程度の演目が3本、
第2部はさらに前半・後半に分かれ、
10分程度の演目がそれぞれ4本、計8本という盛り沢山の構成。
公演時間も19時から22時までの3時間という長丁場で、
その代わり途中での「出入り自由」とのこと。
ということで、各演目ごとに1投稿とすれば、私の投稿数をうんと稼げるのだが、
特に第2部についてそれをやることは顰蹙を買いそうなので、
第1部は演目ごと、第2部は前半4本をまとめて1投稿とするつもり。
とりあえず、第1部1本目だけ投稿します。
(後述するが第2部前半までで退散した。)
第1部1本目は、SFチックな物語。
夜空が落ちてきて暗くなり、それがブラックホールとも関係していて、
ここに、タイムカプセル(これも時間性を感じさせる小道具)や
パンドラの箱(ブラックホールの逆のイメージ?)も登場する。
ただ、昔埋めたタイムカプセルを探しに来た人達と、
「暗さ」を測定している人達との台詞がほとんど噛み合わない。
もちろん、台本自体がそのように書かれているのであるが、
「前衛作品」として解釈しても、何かイメージが湧くわけでもない。
それに警報音に対して異様にバタバタするのも気になるし、
たまに詩的な台詞が出てきても、それが聴く者の心に響いてくるわけでもない。
そんなわけで、少々不満が残る内容だった。