べじたぶるーす 公演情報 べじたぶるーす」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★★

    リアルでわかりやすい舞台
    友達に誘われて、初めて光希さんの芝居を見ました。遅い感想で、すみません。とても自然なお芝居で、いつもまにか入り込んで、笑ったり泣いたりしてしまいました。登場人物の年齢が俳優とあってて、リアルなのもよかったです。それにうちの実家は兼業農家ですが、こういう人たちいるなあ、と親近感がわきました。最後は、涙でボロボロ!お芝居を見て、こんなに泣いたのは初めてです。家族や恋人に対する愛がまっすぐに伝わってきて、大感動しました。これからも、がんばってください。

  • 満足度

    お話優先>リアリティ希少・・・
    話はベタな群像恋愛ものでした。
    丁寧に作ってるのはわかるけど・・、長いわ!
    も少しつめて、現実世界にマッチした説得力持った現実感が欲しかった。
    (感じられなかった・・・・)
    =感性で、のみの芝居に感じました。
    残念

    ネタバレBOX

    主人公とヒロイン。
    好きあっていて、お互い不器用で、くっつかない!(=王道)
    なのですが、大人なんで上手にできないっちゅうーとこ理解はするが。
    学生時代の、両思いが周囲にのみバレバレとかの鉄板エピソードを、
    台詞のみでも多く小出しにして、
    観客に投げかける姿勢がもっとあってしかるべきでは?
    なんか、メインのはずの話なのに。
    そーゆー事で共感できなかったデス。

    ヒロインの友人が遊びに来る。
    これは理解できたが、2名とも社会人であり。
    長期の休暇なのか、フリーターで時間は自己設定なのか?
    (一人は会社の退職で逃避と判明=納得)
    (でもせめてヒロインが薄々気づいて、
    滞在期間の確認するとかするべきだと思いましたね!)
    (もう一人は??家事手伝いでしたか?)
    会社人間の休暇って、そうそう勝手に取れるものでは無いと思う。
    そこんとこの説明はきちんとやって欲しかった。

    農業に関しても、あまりに個人過ぎてた・・。
    拘り持ったところは個人でも出来るけど、
    基本土地が大きいと共同作業の部分も多くなり。
    あぁは、いがみ合ったり出来ないのでは?
    収穫物=収入の商業でしょ。
    拘りもって実験するトコと、儲けを出すトコは異なると思うので。
    土地の大きさや、国の補助金。JAからのシバリや強制参加イベント。
    (順番性の店頭販売や、無人販売所とかの儲けの台詞とか。)
    いろいろ台詞で、説明などするべきだと思っていたが。
    まったく出ませんでしたね・・・。 (少しでもいいからと思っていたが)
    なので、作地面積の想像も。村の規模も頭に描けず。
    芝居世界に入り込めなかった。

    昨今の農家は慢性的な高齢化に嫁不足と聞く、
    その打開策として、女性誘致の体験農業イベントもリアルであったし。
    そーゆー音頭とった人も出たけど、定期的に全国に呼びかけてとか、
    台詞での説明もあって欲しかった。

    主人公の無農薬に拘る姿勢の説明も欲しかったが、
    (工場生産みたく室内での栽培ですが)
    (この無菌農業を、ドロップアウトした元エリートサラリーマンにさせて欲しかった)
    (土に塗れたいと転職した設定でしたが、儲けを出す農業と。)
    (自分の納得できる農業を分けてやるべきだったのでは?)
    (野菜枯らしたら無給ですよ!どうやって食べてくんですか?)
    (蓄えの切り崩し?補助金の申請?)
    (設定に生活感無さ過ぎ)
    無菌・無洗浄野菜の市場は確定している!
    その追従は?兄弟で土にまみれて作業する意味は?
    ぜんぜん見えてこなかった・・・。
    基本、農薬を低容量でも用いないと。
    植物自体のアルカロイド含有率が増加し、安全に食せないといった事も。
    説明など無くて、せめて農薬の使用量での言い争いとかでもしてくれれば、
    納得できたが、無農薬・農薬使用野菜の区別しかなく残念でした。

    時代も現代だと思ったが、(たしかケータイ使ってたし・・・)
    いまどき、店に飛び込んで「事故にあった!」は無いでしょう!
    全員のケータイが一斉にメールの着信音出すとか、
    (音楽とか効果音は頑張っていましたしね)
    ヒロインにのみ(または近しい人か店に)電話がくると思いますが?
    演出が昭和ですかい!

    頚椎の骨折=普通は死にそうですが、
    まぁ無事だとしても、肩と頭蓋骨はボルト固定ですよ通常は?
    近未来=高度な医療? えらい短期間に治りましたね。
    元通りになるまで、かなり時間要したと演出あってもしかるべきでは?

    と上記にあげた事項などが気になって気になって、
    群像劇と恋愛話に、頭の焦点が合わずに残念な芝居に感じていました。

    他の方々は大人なんでしょうね、高評価でしたし。
    自分は正直に、次回に期待と思いました。

  • 満足度★★★★

    農業をとりまく
    いろんな話を丁寧に描いて、よかったです。
    キャストの構成やバランス、舞台の使い方もいい感じでした。
    ただ、丁寧に描いてるが故なのでしょうが、暗転の回数の多さと上演時間の長さが気になりました。(この長さだと、もう少しテンポよく進むか、2時間切るくらいの長さが観やすいかと...)

  • 満足度★★★★

    シンプル
    農村での若者たちの群像劇。物語は実にベタでシンプル。内容としては良くある話だが、劇団光希特有の終盤にかけての涙を誘ううねりが絶好調だった。勿論、落涙しながら観た舞台だった。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    農業に対する熱い思いを独自の持論をぶちかまし、全く遠慮なく議論しながらお互いを成長させていく物語でもあるが、底に蔓延る人間愛が基盤にあるために登場人物の全てに、お互いを信じるという信頼性を濃くしたような劇だった。

    農村という、どちらかというと外界から隔離されたような場所で自然を相手に生きるには、近隣を大切にし、水や機械の問題もあることから、一つの大きな家族のように助け合って生きなくては農業自体が出来にくい状況なのだ。だから農村の人々が最も恐れるのは「村八分」にならない事であり、それには全員が少しずつ妥協しながら、あるいは目を瞑りながら他人と同じような考えと連帯感をもって努力して生きる他ないのだが、こういった農村特有の息苦しさや欝の部分は削除し、温かな情景のみを描いた作品だった。

    だから登場人物に悪人はいない。全員が良い人で始まり、良い人で終わる。人間の争いごとに必ず登場する姑も、ここでは登場しないし、一家の長(年配者)も登場しない。水路の水の取り合いも無ければ、大型耕運機やら農薬散布の順番の問題も出さない。ましてや農村特有の閉鎖的な問題も取り上げていない。若者だけが主軸の若者だけで終わる芝居だ。

    「べじたぶるーす」を作る前に劇団員の中に一人でも農業出身者が居たなら、上澄みだけの芝居にはならなかったような気がする。たぶん、現在農業をやってる方がこの芝居を観たなら、感想を書く視点も違っていたはずだとも思う。

    それでも・・、善い人だらけで良いとこ取りのこの芝居を勿論、感動しながら落涙して観たのだ。不器用で真子の母的な面倒見の良さに寄りかかる省吾を「素直になれない奴でメンドクサイなー」と思い、賢吾の日焼けした肉体と心の素直さに惹かれ、「ああいった青年って農村に居るよなぁ。」とも思い、梶山のクールで飄々とした青年像に「いいじゃん!」なんつって観ていた。笑

    今回、宇部里香の鼻に付く生意気さと演技力が気になったが、その分、梶山とりょうすけの抜群の演技力に魅せられた。特にりょうすけのノリに乗った演技は秀逸にして怪物!

  • 満足度★★★★★

    見事!
    自給自足や食物の安全性の面から農業に注目。そんなタイムリーな話題。泣いて、笑って、喧嘩して…、最後にはハッピーエンドが待ってる。まさにこの劇団が得意とするパターン。しかし、定番ゆえの難しさもあるのだ。役者に力量がなければ、演じていることが嘘っぱちになってしまう。今回は客演も多いためか出演者のレベルにバラツキがあったのは残念。ま、ストーリー自体はすごくいい。よくできた作品だ。とくに真子役の女優(森下知香)は見事だった。まるで当て書きのようなキャラ設定で、感情移入も満点に近い演技。観ていて引き込まれた。演じるのではなく、感じていた!ホンとすごかった!!

  • 満足度★★★★★

    涙が溢れて
    安定感ですね。安心して観ていられます。観ていてだんだんと温かい気持ちにさせられて,目頭が熱くなり,何度か涙を拭ってしまいました。捻くれ者の自分としてはこのような姿を絶対に人には見せられません^^;。不器用だからその思いを上手く伝えられない人たちの,兄弟愛,仲間愛,人間愛などそんな一言ではまとめきれない「思い」に包まれた作品です。そんな「思い」がじわじわと自分の中にも染み込んできて,なんか人に優しくなれそうな観劇後の気持ちです。

  • 満足度★★★★★


    思わず、兄弟の強い絆を感じさせるシーンで涙。
    ハッピーエンドでとても良い気持ちで帰れました。帰りは雨が降ったけどなんのその。

  • 満足度★★★★★

    万人に見せたい傑作。
    どうしてこんなに胸が熱くなるんだろう・・・。

    観劇中ずっと胸がギュッと締め付けられるように熱くなっていた。役者達が演じる農家の人達があまりにも熱く農業について語るものだから、その思いにほだされてすっかり熱くなってしまった。それが心地良かった。

    実は農業とか関係なく、あんなに熱く語り、相手を認めながら言い争う姿が観ていて心地良かったんだと思う。

    こういう舞台を観ていれば子供は素直で真っ直ぐないい子に育つんだろうなぁ・・・。

    そう思った。

    なにしろ素晴らしかった。
    気持ちだけじゃなく、目頭もグッと熱くなった。

    そして涙を流した。

    とても素敵な作品だった。

    みんなに観せてあげたいと思った。

    ネタバレBOX

    兄役と弟役、都会から来た二人、この四人が最高に良かった。

    特に弟、そして女性は先輩。

    弟は演技がとても自然で最後は泣かせる演技を見せてくれた。先輩は単純にとてもタイプだった。

    全ての役が適材適所で、年齢も適していて、とてもとても良かった。

    もっと多くの人に観てもらいたいと思った。そしてこの感動を共有したいと思った。

    最高だった。
    最高の完成品だった。

    もしかしたら僕、
    この作品の影響で結婚するかも・・・
  • 満足度★★★★★

    幸せな時間を過ごせた!!
    個人的には、非常に幸せな時間を過ごせた!
    とてもベタな内容だけど、ストレートに心に届く良作!!
    更に役者陣が非常に良かった!!
    他の方のレビューを拝見したが、良い点もそうでない点も素直に共感できるものばかり。これほど共感できるものも珍しい(笑)
    あとはネタばれで。


    ネタバレBOX

    農業に真摯に取り組む人々の物語であった。
    私が観劇前に勝手に想像していたのは、農村での婚活(農業男とシティガール)の物語(笑)。

    あらすじ詳細は他の方のレビューに譲る。

    私が思ったのは、以下のとおり。
    <役者陣について>
    ・役者さんの言葉が自然だった。噛む人もいたが、私たちが話すときも澱みなく話す人ばかりでなく、多少つかえたりすることもある。そんな感じに思え気にならなかった。
    ・それぞれの役柄を愛着をもって、自分の個性を活かして演じているようにみえた。皆さん上手い!
    ・喧嘩のシーンが多かったが、どれも迫力があり、かつ自分の言葉で喧嘩しているように感じ、自然だった。
    ・どの役者さんも良かったが、個人的には、賢吾役のりょうすけさん、真子役の森下知香さんが印象的だった。
    特に森下さんの自然な言葉使いや細かな表情、最後の涙のシーンは良かった!

    <脚本について>
    ・仕事(農業)に対する真摯な面が丁寧に描かれていて良かった。
     我に返って考える面が多々あり、反省(汗)。
    ・その反面、酒・花札など遊び心のあるシーンも多く、とても楽しかった。
     構えることなく、声を出して笑ってしまった。
    ・真子役の友人たちは、何のために農業体験をしたかったのか、動機づけが弱いように感じた。また体験のわりにずいぶん長くいるんだなと思ってしまった。また会社を辞めたエリート社員の位置づけがちょっと弱く思ってしまった。
    エリートな感じもあまりなかったかな。ちょっとだけ残念。 

    それでも全体的には、観劇できて本当に良かったと思ったので、
    ☆5つとしたい!次回公演も観劇したい!!
  • 満足度★★★★

    楽しくリアルな農村群像劇
    自然な台詞と程よい声の大きさで、とてもリラックスして見られる劇でした。台詞を噛んだり出だしがあれ?と思うところもままあったが、声の程よさがそれを目立たせなかったかも。ストーリーもいいですが、小さなところまで良く観察されていて、好感度UP。例えば、農作業用の靴。長靴あり、スニーカーあり、きれいに拭いてあるのあり、埃で汚れているのあり・・・・。実際に農村に行って作業を手伝った経験が生きているし、劇団が農村の問題を一緒に考えているのが良く分る。お芝居だけれど、絵空事じゃない、自分の問題ではないかもしれないけれど他人事じゃない、というスタンスがまっすぐ伝わってきて気持ちよかったです。そして、
    みんな、色々考えさせられたと思います。私たちが何気なくスーパーで買っている野菜の一つ一つに色んなドラマがあることを・・・こういうのを、いいお芝居というんだろうなぁ・・・・。

  • 満足度★★★★★

    情熱
    突飛な事がおきるわけではないが、光希さんの魅力がいっぱいの作品でした。

    農業に情熱をかけて従事してる人々と、彼らのいきつけの居酒屋の人々の物語。情熱からの理想や現実は、時に残酷だが、情熱があるからこその実りや、やりがいは、何よりも勝ると思いました。又、それを支えてくれる人々の大切さや有り難さも感じた作品でした。

    私の見た会は、皆さん自然で安定した、好演でした。客演陣も好演でした。史枝役(宮本万里恵さん)は、『幸せのカタチ』に出てたよね~おかえりなさい♪史枝の、無邪気さ可愛さ加減が良かった。継続客演、是非お願いしま~す♪

  • 満足度★★★★★

    無題75
    はじめは「TRY娘」たちが、のんきに田舎に来て...みたいなお話を想像していましたが、なんとメチャクチャいいお話ではありませんか。なかなか素直になれない男たち、みていていらいらしながらもちゃんと本当の気持ちは伝わってきます。思わず背中を押したくなります。自分のことより相手を気遣う気持ち、言葉に出すとけんか腰だけど、芯は外さない。女性陣も好演。それぞれの個性がお話を織り込んでいきます。先にtetorapackさんが書いていらっしゃるようにセリフをかんだり、タイミングや人を取り違えたりがありましたが(それは課題としてちゃんとご認識いただくとして)、それらを含めてすべてが愛おしい。

    開始時、腕相撲、かかっていたのはBorn to runですね(誰のバージョンだろう...)

    ネタバレBOX

    席に座って眺めると、どうも呑み屋が舞台のメインのようです。そこが畑になったり病院になったり、舞台転換も鮮やか。舞台奥も使い、照明の切り替えで心情がわかりやすく示されます。

    8/8追記。飲んだくれて管を巻く男たち。ここに、東京から真子の友人が二人、農業を体験しに。しっかり者とちゃっかり者とのコンビの組み合わせ。そういえばこのお芝居、キャラクターの描き分けが上手ですね。みんないいひとなのは、土と自然と人の汗とで育てあげる野菜があるからなのかもしれません。耳が不揃いなウサギ(りんご)、とれたてのトマト。そうそう、人参もちゃんと食べましょう。
  • 満足度★★★★★

    濃密な人間関係
    農村の濃密な人間関係を見事に描いた作品でした。
    気持ちの伝え方が下手なお兄さん、いい味出してたと思います。
    こういう人は、いざ結婚するとなると、奥さんを超大切にしそう。

    今日の夕飯の野菜サラダ、いつもよりおいしかった♡

  • 満足度★★★

    他人を思える若者たち
    自分だけがよければそれでいい、なんて風潮が蔓延している現代に、きついことを言いながらもお互いを認め、尊重しあうなんて中々出来ることではない。上出来過ぎる人間関係だけど、自由時間がいつも花札と飲み屋って言うのも能がないような気もするし・・・・脱サラしたエリートがその片鱗を垣間見せないのもちょっと不自然かな。
    ストーリーは良しとして、細かな点では暗転の数が多すぎた、前半がだらけて長すぎた、農業体験の女性の着替えが多すぎた、以上です。
    ちょっとかみかみの部分があったけど、稽古不足?内容がいいのにお客さんの数が少なかったのは残念でした。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    ドタバタなコメディと思いきや、しごくまっとうな作品でした。昭和の臭いプンプンのベタな展開ですが、丁寧につくられていて好感が持てます。クライマックスなんかは直球ど真中といった感じで、観ている方が恥ずかしくなるくらい。森下さんのタンカ実によかったです。

  • 満足度★★★★

    好感度大!
    たぶんちょっと古臭いって思う人もいると思うけど、私は好き。真面目に野菜を作っている人を描写することで、現在の日本の農業が抱える諸問題も自然に浮かび上がってきていたと思う。気になったのは、都会から来ていた農業体験2人組が「足手まとい」と言われながら、ものすごく滞在日数が長いこと!農村の誰かといい感じになってるとかのエピソードがないと、ちょっと不自然。無農薬野菜を作っていた兄弟のお兄さんがいつも怒ってる風なのも変。いくら照れくさくても…

  • 満足度★★★★★

    優しくなれる青春ラブストーリー
    観客は若い女性が多かった様に思いますが、80年代の青春ドラマが好きだったオヤジ(=私)のツボにもバッチリはまりました。
    私の青春はこんなにドラマチックではなかったけれど、似たような出来事を懐かしみながら舞台の物語も楽しみました。お薦めです。

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