実演鑑賞
満足度★★★★
去年観て随分考えさせられたので今年も観た。
主演の宮本充氏は三國連太郎、夏八木勲、堀田眞三ライク。
死を前にした現実主義者の『パウロの回心』が描かれる。
①何故、自分はこんな人間になったのか?
②今、まだ自分にやれることはあるのだろうか?
③もう時間はない。
使いっ走りの少年や妹役等の上林未菜美さんが良かった。何か中野亜美っぽさがある。
市川奈央子さんは善良なモブをこなしつつ、スラム街の魔窟での盗品売買では邪悪な掃除婦を怪演。人間の邪悪さ醜悪さをこれでもかと見せ付ける。更にカーテン・コールでの『きよしこの夜』の合唱では美声が唸った。
小道具の七面鳥が良い出来。
第二の聖霊が自分の上着の下に隠れている二人の汚れた子供を紹介する。「男の子が“無知”で、女の子は“貧困”。男の子の額には“破滅”と記されてある。さあこれを否定してみろ!」
スクルージの悲痛な叫び。
「未来は変えられないのか?せめてティムだけでも!」
来年もきっと観に行くだろう。
実演鑑賞
満足度★★★★★
作りこまれたセット、台詞の多さ、綺麗な歌声どれをとっても一流という舞台。
ストーリーは本や映画で見て知っているのにぐっと引き込まれてしまった。
一足早いクリスマスプレゼントに大満足です。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても良かったです。感動でした!
ストーリーの良さは勿論、役者さん達の演技力の高さが際立っていました。
宮本充さん演じる、主人公スクルージ、本当に素晴らしかったです。
クリスマスを祝う意味を考えさせられ、自分自身について反省もしました。
素敵な時間を過ごす事が出来ました。大満足でした!
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。お世辞抜きに圧巻でした。すべての点において他の劇団との格違いを感じました。最高のクリスマスプレゼントをありがとうございます!ほんと、心に残る舞台をありがとうございましたm(_ _)m
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/12/07 (木) 14:00
古典中の古典、やっと見ることができました。素敵な歌も披露してくれるラブリーなステージでした。個人的には、私によく似たルックスの人がケチな頑固ジジイ、スクルージを演じてたのがツボでした。私も学び、改心する必要があります。
実演鑑賞
満足度★★★★★
感激した!じわっと涙腺ゆるゆる
悲しとか辛いとかそんな感情ではなく心が揺れた
見事なステージでした
改めて感謝することについて考えた
人って人の悪いところばかりに目が行き、人が集まると悪口に花が咲く…
物語の中で嫌な主人公に対してでも感謝する心が主人公の感情を動かしたんだろうと思う
もし,悪口だけを聴いていたら…
メリークリスマスは感謝…
とても気持ちの良い時間を過ごすことが出来た
実演鑑賞
満足度★★★★★
2年ぶりの観劇。
前回より格段に面白く良いできになっている気がします。
特にスクルージを演じた宮本さんが役にフィットしていました。板につくというのはこういうことか?
それと歌が良かったですよお。
音響に関して。
演者の声が主にスピーカー方向から聞こえてきたこと。
狂言回し兼ナレーター役の3人の声だけちょっと不自然だったことが気になりました。ちょっとだけですが。
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
小説を読み映画も鑑賞しているが、舞台は初めて観た。劇団昴のクリスマス・キャロルが今後 この演目の基準になるが、極めて高い水準になるだろう。
物語は、クリスマス・イヴの夜、守銭奴の老人スクルージは死んだ同僚の幽霊と過去・現在・未来のクリスマスの精霊に導かれて、時空を超えて不思議な体験をするといった よく知られた内容。公演の見どころは 勿論スクルージの不思議な時間を過ごす、すなわち心の彷徨を経て心温まるラストへ…。
その展開を支えている舞台美術が素晴らしい。劇場に入った瞬間、その不思議な世界に誘われる。そして歌・ダンスといった観せる魅力、ファンタジーといった雰囲気を漂わせる照明など、舞台技術を駆使した演出も効果的だった。何より宮本充さんの頑固・偏屈な老人エベニーザ・スクルージ役がピタッとはまり、その熱演に観入ってしまう。
内容には教訓的と思われるところも散見されるが、それを上回るエンターテイメント性によって 人の優しさ温かさ、よく耳にする「人は一人では生きていけない」といった普遍的な思いが伝わる。上演時間2時間10分(途中休憩15分)だが、感覚的には あっという間。けっして重く暗くならず、逆に生きる希望と勇気がもらえるような好公演。 12.8追記