ガラリ 公演情報 ガラリ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    観せ方も含めて面白かったです!
    ただ、少し見えてこない部分もあったのが少し残念でした

  • 実演鑑賞

    鑑賞日2023/12/10 (日) 16:30

    価格3,500円

    千穐楽を観劇。蒼木鞠子さんの大御所感が良かった。
    お芝居の内容としては色々思うところはある

    ネタバレBOX

    あの本は一体、何だったのか。
    そして、はたして「ガラリ」と変わったのか。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素晴らしかったです。毒親、親による呪い、自立、承認欲求、自己肯定感など、現代のキーコンセプトがうまく盛り込まれ非常に見応えのある舞台でした。どの役者さんもすばらしかったですが、とくに、母親役の方の演技に驚嘆しました。これまで観てきた役者さんの中でもものの違いを感じました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    会場も広くてきれいですし家族を改めて考えました。
    観る人に細やかな気配りを感じ安心して観られました。 

    立場が変われば見方も変わりますね。
    ドクターは未来のお兄さんだったのでしょうか。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    独特の世界観で、興味深い内容でした。
    言葉や思いは、その人の捉え方によって違ってくるので、本当に難しいと感じました。
    そして、家族や大事な人とは、とことん向き合わなくてはいけないと思いました。
    役者さん達の熱演も良かったです。
    考えさせられる良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「今ある状況をガラリと変えたい」という主人公の願望を軸に幾つかの「ガラリ」が散りばめられた繊細な作品
    ビューティフルドリーマー
    主人公が海の中を漂う様に多くの人と関わっていく様は「海」という主人公の名前にも通じているよう
    観進めているうち「反抗期」という言葉を久しく聞いていないなぁと思った
    真面目で良い娘すぎるから・・・似たような悩みを持った方は案外多いのかもしれない
    会場のあちこちですすり泣きが聞こえてきました

    精神科医の問診というカタチで主人公の両親の想いも深掘りされていき、物語は立体的に展開
    加えて兄の存在もかなり重要でしたね

    表現集団弐日さんはこれからも、こうした生き辛い社会で思い悩む人の心に寄り添った作品づくりをされていくのではないかと想像すると期待が膨らみます
    本作はそうした中で更なるブラッシュアップ、再演あり得るかも、そんな可能性を感じるのでした

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    機能不全家族をテーマにしたグサリとくる作品。自分は親目線で観てしまうけど、過干渉も放任もなかなかに難しい。多くの人に観てもらいたい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    本日拝見しました。私も親なのでとっても身近に感じながら見させていただきました。心の中と現実ととても上手く表現されて、良くできた演出だったと思います。心に染みるいいお話でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    親心と自立の狭間で悩む少女の旅立ちを描いた心象劇といったところ。人の思いや考え方、どの側面を捉え 見るかによって「ガラリ」と違う。親と子の立場や考えの違い、それを精神科医の問診を通して展開していく。少女の心象であるが、その世界観は分かり易い演出によって巧く表している。

    少女の名は 月下海(木下美音サン)、その名の通り深海を思わせるような浮遊感ある舞台美術。同時に、舞台幕を使用して 心に思い描く世界(空想)と現実の世界(問診)…ファンタジーとリアルといった表現の違いも巧い。この違いが テーマ「孤独」を上手く表出している。そして自由・肯定と束縛・心配といった子と親の心情が浮き彫りになる。

    親といっても父と母では子への接し方も異なり、親の過去(成長過程)が関係しているという。ただ この親子の関係性は 典型的で斬新な切り口になっていないところ、そして人を観察し深堀しようと試みているが、少し理屈っぽいような気が…惜しい。
    (上演時間1時間50分 途中休憩なし) 12.11追記

    ネタバレBOX

    舞台美術は、客席側(前)と奥(後)は異なる配色でシンメトリー。それぞれ長箱2つと椅子を置き、その間を舞台幕で遮り、美音の心象世界と現実世界を表出する。美音(後)の世界は白布に描いた魚、そして傘や洋服が吊るされている。長箱を始め全体的に白を基調にしており透明・浮遊感を漂わせている。一方、現実(前)は黒茶色で重量感あるもの。この明暗の配色は 衣裳も同じで、美音の世界に登場するのは白服、一方 両親は黒っぽい。医師は黒服の上に白衣で折衷、美音本人は深海イメージであろうか、深緑のフワッとした服で、それぞれの立ち位置を表している。心象と現実を巧く表す演出が、観客にやさしい。ちなみに場転換時の音響はピアノで美音の進路を示唆しているよう。

    物語は、美音の進路をめぐって 彼女と両親が話し合うところから始まる。美音は自分の気持(自己肯定)をうまく伝えることが出来ない。両親にしてみれば、態度がはっきりしない娘にイラつく。そして美音は3か月前に意識不明に陥る。その原因と解決を求めて精神科医と両親の話(問診)が始まる。

    彼女は自分の世界に閉籠り、そこでは 説明にあるような友の死を抱える元高校球児、作家の夢を捨てた風俗嬢など4つの物語(一冊の本…何を意味するのか)が紡がれる。それは幼い時に見た世界で、自分の気持の表れであった。真に何がしたいのか、何者にもなっていない女性の成長過程が瑞々しく描かれている。一方、両親もその親や家庭環境の中で挫折や諦念といった苦汁を味わっていた。その後悔から娘を同じような目に遭わせない、それが無意識のうちに美音の意識や行動を制約していたよう。

    精神科医の問診が両親の深層へ響くといった結末だが、実は兄の陸(演出:佐伯啓サン)が目覚めない美音に話しかけていたと。両親は兄 陸と比べることで美音にプレッシャーをかけていた。美音が目覚め両親と打ち解けるのであれば、ずっと話しかけていたのは両親にすべきでは?
    いい子でありたい美音の心情はよく聞く設定。そしてラスト、陸と医師の話(礼を含め)は纏める様な理屈付け、物語を説明したような印象を受けた。
    次回公演も楽しみにしております。

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