実演鑑賞
満足度★★★★
「今ある状況をガラリと変えたい」という主人公の願望を軸に幾つかの「ガラリ」が散りばめられた繊細な作品
ビューティフルドリーマー
主人公が海の中を漂う様に多くの人と関わっていく様は「海」という主人公の名前にも通じているよう
観進めているうち「反抗期」という言葉を久しく聞いていないなぁと思った
真面目で良い娘すぎるから・・・似たような悩みを持った方は案外多いのかもしれない
会場のあちこちですすり泣きが聞こえてきました
精神科医の問診というカタチで主人公の両親の想いも深掘りされていき、物語は立体的に展開
加えて兄の存在もかなり重要でしたね
表現集団弐日さんはこれからも、こうした生き辛い社会で思い悩む人の心に寄り添った作品づくりをされていくのではないかと想像すると期待が膨らみます
本作はそうした中で更なるブラッシュアップ、再演あり得るかも、そんな可能性を感じるのでした