太陽のコトコト島 公演情報 太陽のコトコト島」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    ミュージカルコメディいいね
    観終わって暖かい気持ちになれました。最後の場面が特に良かったです。

    小劇場でミュージカルを公演することはほどんどないのではないかと思いますが、予想以上の良い舞台を観ることができました。

    ネタバレBOX

    四季や大劇場で観るようなミュージカルではありません。歌・ダンス共に上手な方もいますが全体のレベルは必ずしも高くなく感じました。
    ですが小劇場のため間近で観られるので迫力があり息づかいも聞こえます。30名近い役者が舞台いっぱいに広がって踊るダンスには圧倒されました。全員のコーラスも会場いっぱいに響き渡り体に伝わってきました。特に最後の締めコーラスは圧巻でした。皆さんの若さや熱意も感じられました。今後の成長が期待されます。

    ストーリー展開はわかりやすく大きな驚きはないですが、全体的にほのぼのしており、適度な笑いもあります。最後の場面で、手紙を詰めたビンをみんなで海に流すシーンは目頭が熱くなりました。"友情"や"物を大切に"のメッセージもあり子供にも観せたい内容です。

    ものを擬人化したキャラクター設定は面白いですね。

    ミュージカルコメディという分野でしかも音楽を劇団メンバーがオリジナルで作成しており、小劇団の中ではたいへん貴重な存在だと思います。今後も活動を続けていって欲しいと思います。
  • 満足度★★★

    進行役=語り部:ピエロが
    欲しかった。カナ
    家族で観れる、楽しいミュージカルでした。
    子供の「突っ込み台詞」にも上手に対応して作品に反映させており。
    巧かったが、歌としての歌詞の聞き取り難さがあったのと。
    ”こんな設定です、わかりますよね。”という感じにせず。
    状況・設定を説明するナレーションでも、
    進行役でもあったほうが、より観客には丁寧になったのでは?
    と感じました。

  • 満足度★★★★

    久々のミュージカル観劇
    ミュージカルを観る機会は私はあまりないので、楽しく拝見しました。

    ネタバレBOX

    ある島(コトコト島)には、人形・道具・機械だけが生活している。
    その島の憲法には「人間を入れてはいけない」とある。

    ところが、ある時、人間の女の子が流れ着く。
    弱っている彼女を気の毒に思った島の女性大統領
    (といっても良い服を着ているわけでもなく、
    その辺にいる普通のおばさんといった風情だが)ミシンは、
    彼女を助け、ヒー子と名乗らせ、人間であることを隠して、
    学校にも通わせ、リキ(リカちゃん人形のパロディ)の家に住まわせる等、
    色々面倒を見てやる。

    生徒が中心の芝居であり、かつ学校教室内の場面も多く、
    それが童話的な雰囲気を観る者に与えていたことも
    良い雰囲気を与えていたと思う。

    さて、淡い恋心ながら、嫉妬から、リキは魔神に、恋敵を石にしてしまうよう躊躇しながらも頼んでしまう。
    ところが、魔術は、誤ってミシンの子ボビンにかかってしまい、
    彼は石になる。ところが、意外にも、級友たちも大人達も
    「私達は道具だから、壊れたらそれまで…」と悲しまない。

    それにどうしても付いていけないヒー子は、友を失った悲しみを訴え、
    さらに、自分が人間であることをも告白してしまう。

    だが、そのために、島の住民の会議が開かれ、憲法違反の罪で、
    彼女が人間であることを隠して世話をした者として、
    大統領に弁明を求める。

    そこで大統領は「今までだって彼女が人間だと誰も気が付かなかったでは
    ないか。それに、彼女は大切な「感情」を教えてくれた」と島民に訴える。
    実は彼女自身も人間社会に嫌気がさし、魔神の力でここに辿り着いたという経緯があった。しかしここでも、自分が期せずして恋敵になってしまい、そのためボビンまで石になってしまったことに罪悪感を覚えるが、
    今度は島民たちに「あなたによって大切な感情を教えられた」と励まされ、
    人生に希望を持つことができ、人間社会に帰る決心をする…。

    ステージの他、通路まで花道のように使っていたことも、
    良い効果を上げていた。

    服装については、全員白であり、ウェディングドレスのように見える人
    (リキ)もいれば、作務服、柔道着、寝間着、下着…のように見える人もいて、様々。
    ただ、例えば冴えない割には女性にもて、今回の恋の騒動の対象となった
    「百科事典」は、腹のあたりにページがめくれるような工夫がされていて、それはそれで面白いのだが、なにしろ全員白なので、
    そういう辺りが目立たないのは残念(私は最前列の端っこでした)。
    全員白と言うのは、ここの住人が人間ではない、ということの象徴でも
    あろうし、集団で歌う時も照明に映え独特の雰囲気ではあるのだが、
    例えば各人の個性的部分だけ色を使ってみるのは、やってみないと分からないところもあるが、あるいは効果があるかもしれない。

    それから、歌唱については、ミュージカルでは常々思うことであるが、
    「もっと歌が上手ければなあ」と思う場面も正直、いくつかあった。
    ただ、ミュージカルならではの、集団で歌う際の役者の輝かしい笑顔は
    中々良いもの。(主役ヒー子はもっと輝いても良かったかも)
    ともあれ、小劇場でのミュージカル公演でもあり、
    現実を忘れる楽しいひと時を過ごせました。
  • 満足度★★★★

    すごい!とか
    そんな感じはないのですが、ミュージカルとダンスとコメディーそれぞれが適度なバランスで配分されているので、歌やダンスは特別上手い訳ではないけれど、そんなことを気にすることもなく、”オリジナルミュージカルコメディ”を楽しめました。

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