【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】 公演情報 【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    上品
    帰り道、「なるほど、なるほど・・・」と段々わかってきた。構成の巧みさ。脚本も演出もセンスを感じる。エロゲー制作のお話だが、上品ささえ感じる舞台。役者の質も高い。今後の成長が楽しみな劇団とみた。

  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★

    香りのある芝居
    高羽彩は少し屈折した世界を描かせると非常にうまい。今回も独特の世界を巧みに描写している。深井順子がFUKAIPRODUCE羽衣とは一味違った役どころで魅力を出している。脇を固めるメンバーもうまい役者がそろっているので楽しめた。

    演出面でも魅力的な工夫があった。

  • 満足度★★★★

    無題39
    ほぼイラストのような女性が登場。と書くと男性諸氏の出席率は飛躍的にあがる...。2日目の公演です。開場するとすでに役者さんたちがいらして準備に余念がない、ように見せかけて、ホントは始まっていると思えばよいのでしょうね。開演時間が迫ってくると本番用に着替えます。もちろんイラスト少女もです。

    ネタバレBOX

    妄想の中の彼女。リアル世界でゲームをつくろうとする仲間たち、でも2次元世界への興味でいっぱいな彼ら。途中から、父親と再婚した相手の娘が妹として登場。ガラ悪し。ところが言っていることは至極まとも。

    妄想彼女は「僕」にしかみえないし、感じることができない。彼女との会話も実は「僕」の妄想であり、妄想はループし続ける。出口はなく逃れられない世界。

    比較的最近、お芝居をみた役者さんが多い。彼女役の深井さん、さすがに縛られてはいませんが、イラストのまま。劇中、何度か同じシーンが繰り返されることがあり、その都度微妙に変化しています。理由はよくわかりませんでしたが、ここも繰り返される妄想の一部だったのでしょうか。
    また、かかってきた電話に出ないというのは、(妄想の)外とのコンタクトを拒絶する、というメッセージなのか…

    後半、「家路」を口ずさむシーン、ドビュッシー(ドビュッシャー)と言ってるけど、ドヴォルザークでは?
  • 満足度★★★★

    面白かった!
    本、役者、演出、照明、音響、どれも過不足なく良かった。
    芝居好きなら1日も早く観に行った方がいいよ。

    ネタバレBOX

    ラストシーンの石澤彩美さん、smartballを思い出した…
  • 満足度★★★★

    くっきりとした妄想のリアリティ
    心を去来するものがくっきりと表れて
    幾重にも組みあがっていく。

    記憶と妄想のボーダーの明確さと曖昧さの
    組みあがり方が実にしたたかで・・・。

    妄想のエッジをクリアに意識しながら
    その一方で妄想の「実存」にどっぷりと浸されてしまう。

    終わってみれば、
    その世界の抜けられない深さに
    しっかりと捕まえられておりました。

    ネタバレBOX

    個々の役者たちが作り上げる
    心に去来するものの品質が非常にくっきりとしていて、
    単純な妄想譚という枠をすっと外してしまう。

    いろんなデフォルメと現実の端境が
    シームレスにつながりループしていきます。
    妄想自体はどこかシンプルで
    観る側をも圧倒するような色と下世話さがあるのですが、
    そこには妄想する側とされる側の秀逸な演技から
    キャラクターの心の揺らぎもしたたかに織り込まれていく。

    幾重にも重なり、
    深さを作り繰り返されていく時間が
    妄想の質感にとどまらず
    その一つ外側の妄想に捉えられる男の
    ぞくっとくるような実存感を観る側に流し込んでくれるのです。

    二人の女優の醸し出す
    男にとっての全くベクトルの異なる慰安感に息を呑み
    そこへ取り込まれる男の姿の自然な感触と
    一方で垣間見える現実との距離感の認識の描き方に
    この作り手だからこそ現わし得るであろう感覚が生まれ、
    さらに引き込まれる。

    薄っぺらくない、
    逃げられないような下世話さが
    さらに赤裸々でナチュラルな
    出口を失った思いの巡りを浮かび上がらせて・・・

    それほど尺の長い作品ではないにも関わらず
    厚みをもった見応えに
    しっかりと閉じ込められてしまいました。
  • 満足度★★★★

    非現実
    非現実世界の開発工程。ちょい萌え。

  • 満足度★★★★

    味わい深い
    面白い作品だった。
    観劇中は単純に楽しい作品だったが、後から考えるといろんな捉え方ができる場面が多く、終わってからも楽しめる作品。

    ネタバレBOX

    エロゲー制作・二次元萌え・引きこもり・童貞など、極端な世界を中心に置いているが、少数派一般の悲哀も感じた。「キモイんですけど」という多数派三次元女の一撃は強烈かつ残酷。
  • 満足度★★★★

    なるほど
    虚構と現実。なかなか興味深い芝居であった。

  • 満足度★★★★

    完璧な世界
    タカハ劇団初見。いかにもなチラシデザイン。完璧な世界というタイトル。興味ひかれた。
    予想よりとんがってなくて安心した。切り口は一般的でないが楽しめた。次回公演も見てみたくなった。

    ネタバレBOX

    とある同人エロゲの作者(根津)とその脳内彼女(深井)の物語。

    作中では、「完璧な世界」=「二次元」として表現されていた。現代的な題材ではあるけど、一般的に理解されないものという意味で、小劇場公演向きな感じ。
    ただ、むしろ、上の方程式を真っ向から否定する妹(石澤)の台詞のほうが、メッセージとして伝わってくると思う。その両方のバランスが良かったと感じた。

    (朝利の)妹と同人エロゲを作っている面々(オタク)とのやりとりは非常に面白かった。下ネタもバシバシでてきていたし。足コキって言葉を台本に入れたのはなかなか凄い。

    ちなみに、演技はみな上手かった。特にぴこ役の石澤は2役をきっちり演じていて好印象。舞台美術についても切れ込みのゴム幕を使用し、スタイリッシュかつ立体的な舞台を作り上げていた。
  • 満足度★★★★

    期待に違わぬ
    高羽彩はきっちり面白い本を書く人だ。
    今回も期待に違わぬ出来だった。
    『モロトフカクテル』の作家とは思えないチラシだが、作風に変化は感じなかった。
    あの完璧な世界はロマンティックだと思う。

    ネタバレBOX

    序盤はオーバーアクトかなとも思ったが、
    なるほどこれはエロゲーなんだと分かって納得した。
    石澤彩美が登場してからは俄然面白い。
  • 満足度★★★★

    深井さん
    が、いつもと違うのが魅力的だった。
    それだけでも満足だが、舞台装置や照明が効果的で演出が面白かった。

  • 満足度★★★★

    正直、チラシにビビって(苦笑
    直前まで観劇を躊躇していたんですが・・
    結局タカハ劇団の作品を今見逃すのは相当なリスクを伴う(笑
    と、判断し、決意して観に行きました・・。

    ・・いや、いつものタカハらしさもあるし、才能ある作者の作品だということは
    十分すぎるくらいわかったんですが・・やっぱり題材が極端すぎないカナ・・と思ったり(苦笑

  • 満足度★★★

    チェンジ
    チラシのことちがうじゃん。

  • 満足度★★★

    もう一息インパクトが
    ループに入るフラグやループを抜けるフラグがちょっと分かりにくかったかな?
    悪くはなく面白かったですが、もう一息インパクトが欲しかったかな。

  • 満足度★★★

    パーフェクトワールド
    ケビンコスナーの映画でそんなタイトルがありました。言葉の使い方としては同じですかね。「観てきた」の最初の投稿者の提起された「家路」の作者問題はうまく解決されていました。発言者でない人が、それドボルザークだろってつっこんでいました。

  • 満足度★★★

    誰にでもある、完璧な世界。
    何もかも自分の思い通りになる「完璧な世界」ってみんな大なり小なり持っているものだと思う。それをエロゲーだったり体操着姿の妄想彼女をモチーフにわかりやすく具現化してくれたお芝居。
    主人公は、妄想世界に入り込んで現実を否定しているのだけれど、最後は現実世界へ歩み寄っていく。だからといって妄想世界を否定しないラストがとても良かった。現実だけに生きるには、とても生きづらい社会だから。

  • 満足度★★★

    少し心が痛くなる
    妄想世界と現実社会の狭間で苦悶する様は、外から見るとまさしく喜劇で楽しい場面もあるんですが、全体の印象としては悲哀の方が強かったかなと。舞台を覆う閉塞感と陰鬱な表情の役者さんに寄るところが大きくそれはそれで素晴らしいと思いました。
    最後のシーンは、何ともモヤモヤする事この上なく深かったです。

    帰り道で自分の心の中では何故かルイ・アームストロングの「ワット・ア・ワンダフル・ワールド」が寂しく響いてました。

  • 満足度★★★

    シームレスに繋がる劇中現実と虚構世界
    劇中現実と虚構世界がクラインの壷の如くシームレスに繋がっている上にパラレルワールド的であったりループであったりな構造に眩惑させられ、男性キャラ陣には共感を覚え、観ている側も劇中に取り込まれそう。
    何故か喪黒福造に「ドーン!」をされた気分にもなったり…(笑)

  • 満足度★★★

    シモネタはちょっと苦手
    今まで観たものに比べれば小品といった趣だが、
    内容はより狭く深いところに潜っていった感じ。
    自分の心の中が何よりも完璧な世界なのか?

    外の音が気になるのを除けばルデコはやはり贅沢な空間だが、
    今回はそれが仇となる。
    どんな顔して観ればいいのかちょっと困りました。
    二次元好きには身につまされるかも(笑)

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