想い光芒、想われ曙光 公演情報 想い光芒、想われ曙光」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    A班観劇
    良かれと思ってやっていたことが⁉︎
    側にいてくれる友人や幼馴染みは大事ですね!
    そして、主人公の周りの人達が、みんな良い人でした。
    ファンタジーも絡めながらも、良い結末で良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    人・家族の愛情と伝承というかランタンを空へ飛ばすコムローイ祭りを絡めたヒューマンドラマ。
    第35回池袋演劇祭参加作品(★評価は演劇祭授賞式後)。

    愛情も伝承も目に見えず、その確認が難しいという共通性があるが、それをヒロインの事情に重ねて紡ぐ。このヒロインの過去・生い立ちがドラマのカギ。人の愛や家族の幸せを求める、しかし 何が<普通の愛や幸せ>なのか説明できない。坦々とした暮らし、が 手放して初めて分かる 愛と幸せ という思い。

    タイトル「想い光芒、想われ曙光」の<光>は 勿論ランタンを意味しているだろう。同時に家族の約束の意も込められている。そしてランタン祭りの夜にだけ会える水の精霊姉妹ーーまるで七夕の彦星と織姫のようなーーが人の運気を掌る。物語は 情緒と抒情といった心と光(風)景を観るような余韻あるもの。

    祭りの雰囲気は、ランタンが灯り 両壁に花火の映像を映す。それを見上げる人々は着物姿という風情あるもの。舞台美術は上手 下手がほぼ対称で段差(階段)がある。その上り下りが時間と場所の変化を表し、さらにキャストの動きに躍動感ー生きている を感じさせる。
    *評価を追記⇨★4
    (上演時間1時間40分 途中休憩なし)【A】

    ネタバレBOX

    孤児院育ちの女性 明(香月美慧サン)が、そこで知り合った男性と結婚し幸せな家庭を築くはずだったが…。女性は母からのネグレクトによって、愛することが怖く いつの間にか人を愛することが出来なくなった。それでも同じ境遇(孤児院育ち)の男性 四宮遼と結婚した。 ある日 家の前に赤ん坊が捨てられており、自ら育てようと決心した。が、彼女にはもう一つ決定的に愛が確認できない理由・・人の顔が覚えられない病気(相貌失認)があった。

    遼は、社会的に成功を収め 金も地位も信頼も欲しいがままにしていた。しかし、それらは彼の心を満たすものではなく、業績が上がっても 心の乾きは増していく。そして別れた妻 明と子の写真を眺め夢想に浸るばかり。ある日、街の片隅にある薄汚れた社(やしろ)を穢したことで、水の精霊の怒りをかってしまう。そして仕事に悪影響が出始める。

    この2つの出来事を絡め、血の繋がりはないが<愛>と<情>を持つことが出来るという予定調和へ。大団円へ導くのは、水の妖精姉妹のお伽話…ランタン祭りの日に 姉妹は出会えるという言い伝えがあった。しかし時代と共に祭り自体も廃れて、俗にいう世知辛い世の中が浮き上がる。
    場面毎に リアル+ファンタジー+ユーモラスな雰囲気を漂わせるような工夫が観てとれる。

    先行き不透明で不寛容になってきた今こそ、血の繋がりのない疑似家族とも言えるような人間関係に焦点をあてる。そこには見守る友人や会社の人々の優しさ温かさが希望の光となっている。勿論 ランタンの〈灯〉に重ねていることだろう。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A班観劇。人間関係をいろいろ考えました。

    ネタバレBOX

    血が繋がっているから、いないからとかの関係が特に気になりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    A班を観劇しました。
    辛い現実的な部分あり、優しさを感じるファンタジー部分ありで、とても良かったです。
    どんな展開になるのか?と、どんどん惹き込まれ、笑いあり涙ありで観応えがありました。
    そして、意外性もありました。
    心温まる、素敵な舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても良かったです。時にクスッと笑ってしまったりじわじわと来たり時間を忘れて鑑賞しました。

  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    A班観劇。う~ん、泣かせる話ですね。結構シリアスなリアルの部分とファンタジーの部分がいい塩梅で、大いに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     Aチームを拝見。池袋演劇祭にも参加している作品。自分は審査員では無いからある程度のネタバレは許されようが取り敢えず楽迄はネタバレ内容は控えめにしておく。楽以降に追記。作品としてはファンタジックな要素も取り入れながら、極めて深刻な人間関係をドラマティックに描いた秀作である。

    ネタバレBOX

     この地域では精霊を信仰する習わしがあり、年に一度ランタンを灯して空にあげるランタン祭りが開催されてきた。天と地に分かれて暮らす水の精霊姉妹は、このランタン祭りの日だけ逢うことができた。然し世の中が様変わりした現在ではその祭りの資金もままならず、精霊を祭る祠は残っているものの、殆ど打ち捨てられたようになっている。時折、僧侶が祈りを捧げることはあるものの、ランタン祭りが根付いていたことさえ人々の記憶から薄れつつあった。以下、ネタバレの代わりに重大なヒントを上げておく。
     ヒトという生き物は、愛されずに育つと、自分に子供が出来た時に愛し方を知らない為、子が親になり自分が孫を持つようになってさえ、子はその子(孫に当たる子)を愛する術を知らないという負のスパイラルを起しやすい。 

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