『最期の○○と、それからのこと。』 公演情報 『最期の○○と、それからのこと。』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    ブランデーグラス
    今回もキャッチーな決めゼリフを連呼して妙な後味を残してくれました。

    遺産相続の話でやや現実的なニオイを漂わせていたぶん、思うほどぶっこんできてない印象も少なからずありました。

    次回はもっと濃いものを期待したい。

  • 満足度★★★★

    バリコメディ!
    確かに序盤のシーンは「リア王」のパロディだ。しかし、長女と次女に国を譲ったのち2人に事実上追い出されたリア王が、末娘の力を借りて2人と戦うも敗れる。というリア王の荒筋からは大きく違っているので、3人の娘に愛情試験を課すところまでがパロディだろうか。今回の衣装は巫女役の小島がチクチク縫って仕上げたらしく、手作りの温かみが感じられた。この劇団はソワレ観劇後、必ず会場で飲み会があるので参加されると楽しい。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    序盤、三人娘が登場するシーンの演出が素敵だ。これで完璧にヤラレテ、にやり・・と。
    三人娘のそれぞれの表情もいい。りさ、りか、りなの相反する性格もその演技力で魅せる。この時点で三人のリアクション力がなかったらこの芝居はまったく、無力なのだが、りか役の末森が特にコミカルさを如実に表現しくすり・・と笑う。

    りさとりかの親を親とも思わない強欲さの表現はむしろ滑稽なほどで、末娘のりなに至ってはお父様想いな反面、結果的に父の骨を黒ダイヤにしてしまうのだから、これはもうコメディとしかいいようのない光景だ。

    更に父親の亡霊が金魚蜂のようなワイングラスを片手に裕次郎ばりにガウン姿で登場し、「わしはワイングラスが好きなのじゃなくて中のワインが好きなんじゃ。」とのセリフには、確かにそうだ!と笑えたし面白かった。しかしながら、この場面はあまりにも緩すぎて昭和のコントを見ているような古さがあった。昭和のテキストが悪いと言ってるのではない。しかしながら今までの舞台上で演じられた空気が一掃されシュールどころか、ただのベタなコントになりかねない。ここは荘厳あらたかに父親が雷鳴を響かせながら登場するくらいのお茶目さが欲しかった。笑

    それでもバカバカしい展開とキャストらの表情に仰け反って充分、笑ったし、楽しかったのだ。わらくは不条理劇の得意な劇団と勝手に考えていたので意表をつかれて面食らった。笑


    序盤、三人娘が登場するシーンの演出が素敵だ。これで完璧にヤラレテ、にやり・・と。
    三人娘のそれぞれの表情もいい。りさ、りか、りなの相反する性格もその演技力で魅せる。この時点で三人のリアクション力がなかったらこの芝居はまったく、無力なのだが、りか役の末森が特にコミカルさを如実に表現しくすり・・と笑う。

    りさとりかの親を親とも思わない強欲さの表現はむしろ滑稽なほどで、末娘のりなに至ってはお父様想いな反面、結果的に父の骨を黒ダイヤにしてしまうのだから、これはもうコメディとしかいいようのない光景だ。

    更に父親の亡霊が金魚蜂のようなワイングラスを片手に裕次郎ばりにガウン姿で登場し、「わしはワイングラスが好きなのじゃなくて中のワインが好きなんじゃ。」とのセリフには、確かにそうだ!と笑えたし面白かった。しかしながら、この場面はあまりにも緩すぎて昭和のコントを見ているような古さがあった。昭和のテキストが悪いと言ってるのではない。しかしながら今までの舞台上で演じられた空気が一掃されシュールどころか、ただのベタなコントになりかねない。ここは荘厳あらたかに父親が雷鳴を響かせながら登場するくらいのお茶目さが欲しかった。笑

    それでもバカバカしい展開とキャストらの表情に仰け反って充分、笑ったし、楽しかったのだ。わらくは不条理劇の得意な劇団と勝手に考えていたので意表をつかれて面食らった。笑

  • 満足度★★★★

    3姉妹
    確かにシュールなコメディーでしたが、わけがわからなくなる一線は決して越えず、絶妙なバランスを取りながらエンディングを迎えていたと思います。

    ネタバレBOX

    お嬢さん育ちの3姉妹が遺産相続でもめたが仲直りし、ビジネスの才覚を発揮し始めたところで終わったので、結局はハッピーエンドなのかしら。女は強い!
  • 観劇
    2011060319

  • 満足度★★

    高い
    衣装はもっといい生地使ってつくるといいよ。

  • 会えて良かった
    マチネを拝見しました。舞台の装飾が素敵でした。
    お芝居の内容は・・・ありがちだな〜が素直な感想。よねさんに会えて良かった〜♪

  • 満足度★★

    中途半端・・・いや、手抜きでは?
    辛口のタイトルつけちゃいましたが、実感なのであしからず。
    1つは、「観たい」にも書きましたが、仕事柄、遺産相続に関わることも結構あり、その辺の扱いが杜撰だったと感じたこと。
    実は、劇団からメールを頂いた際、「遺書は裁判所での開封が原則で、自宅で弁護士が開けるのは違法なんですよ」と返信したら、「架空の話のように作るので」とのこと、まあそれならいいかな、と思った。
    そして、劇が始まると、能のような所作で、リア王のパロディとなったので、
    「なるほど、これなら架空の世界だな」と改めて思った。

    しかし、それが終わると、完全に現実世界に戻され、弁護士と3人娘が登場。
    ここからは、私的には、「出来が悪かった」としか言いようがない。

    ネタバレBOX

    これは本質論ではないが、話を出してしまったので、もう少し続けると、
    劇作者は、「相続」と「生前(の)贈与」の区別も分かっていないし、
    「遺言」が何が対象なのか、さらには「限定承認」(なんと専門的な用語)まで
    持ち出すが、あまりに出鱈目で、それだけでもう興ざめ。
    しかも、こういう用語を使うことと言い、また他の台詞・舞台装置なども含め、
    まったく「架空」ではなく「現代かつリアル」へ持って行ってしまっている。
    別に「(相続の)法律」に限らず「裁判」でも「警察」でも「麻薬捜査」でも
    「時代公証」でも、やるなら調べてちゃんとやる、
    やらないならやらないで「架空の世界」としてやって、
    とにかく、どちらにしても、観る者に「そうなのだろうな」と思わせる「説得性」は
    絶対必要でしょう。

    この辺からして中途半端だし、マニアックな細部はともかく、
    一般人でも知っている人が多そうな部分までいい加減なのは、
    (あえてきつく言いますが)「勉強不足」ではなく「手抜き」です。

    細部の話が長くなってしまったが、全体を見回しても、
    雑多かつ掘下げ不十分で、中途半端な感は否めない。

    リア王のようなテーマを扱いたいのか、しかし、末娘はなぜか遺骨そのものに固執、その他、娘婿たちやら弁護士やら巫女の隠し子やら墓地開発やらも位置づけがテキトー過ぎ。

    そして、最後は父親の亡霊が出てくるが、(台詞はよく噛むし)死者と生者の思いの違いが浮き彫りになるわけでもない。
    そもそも、笑いを取りたいのか、観る者に考えさせたいのか、両方を目指したいのか、この辺からして、よく分からない・・・。

    これだけの材料があるなら、もっと面白いものが作れるはずと思うが、それらもただ散りばめられただけ・・・だから「中途半端」いやトータルとしても「手抜き」なのでは、と言いたくなる。
    それでも2Pにしたのは、頑張っている役者・スタッフも多かったから。
    それだけが救いでしょうか?

    それと、この日は雨で、会場内が非常に蒸し暑かった。
    この辺もちょっと考えてほしかったですね。
  • 満足度★★★★★

    面白かった!
    意表を突いたスタート、途中のぶっ飛び方、あまりにも面白く参りました!!

    ネタバレBOX

    能狂言仕立てのシェイクスピア劇かと見紛うようなスタート、途中の巨大なブランデーグラスと巨大な葉巻、裕次郎と書かれたバスローブ、父親の希望を完全に無視した三姉妹、斬新で面白かったです!!

    本当に最初は野田地図の『ダイバー』かと思いました。

    舞台には団扇(うちわ)の骨で作った背景がありました。内輪の骨を巡る争いのシャレかなと思いましたが、魚好きの社長が作った建物の広間で、魚の骨を表現したものだということが分かりましたが、それにしても安っぽく、くだらなく、演出の趣旨に合致していました。

    娘の名前さえ、りさ、りか、りなとさかなを付けたおちゃらけさにも笑います。

    散骨してほしいという父親の希望を全く無視して、島をお魚霊園にしてしまったり、父親の遺骨でメモリアルグッズを作ったりと、三姉妹たちの生き方に世の中こんなものだと大笑いしました。

    このようなコメディ大賛成です!
  • 満足度★★★★

    なるほど。シュールコメディだ。
    いやいや。小さな小屋で、簡易な舞台で。どんなお芝居をみせてくれるのかと思ったら。




    面白かったです!






    演出方法が大分独特で、新しくて本当に衝撃的でした!!!





    シャイクスピアのリア王のパロディですね。本当にシュールで思わず笑ってしまいましたよ。いやはや、一本とられました。



    ここの劇団様はこういうのやりたいみたいなのがとても明確で、素敵ですね!





    ただ、気になったのは座長様ですかね。ちょっと内輪受け要素が多かったのではないかなと思いました。




    素敵な時間ありがとうございます。勉強になりました。



    また、感想をブログの方にも載させていただきました。

    http://ameblo.jp/sennnennnosakura/

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