七曲り喫茶紫苑 公演情報 七曲り喫茶紫苑」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-9件 / 9件中
  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    映像にて鑑賞。だいぶ間が空いたが以前劇場で目にした時も変わらぬ市井の中の庶民のドラマを、人の行き交う商店街のとある店を舞台に描く。前回観た作品は「過去」(史実)から現在を見通す視線がアイテムとして仕込まれていたが、今作では商店街を含む地域の再開発で立ち退き期日が迫る中、振り返らざるを得ない「過去」を語り、断絶の後の未来を見通そうとする人々を描いている。
    ノスタルジックに寄ったドラマではあるが、多様な登場人物が絡む市井の風景がナチュラルで、「覗く」演劇の愉しみをディテールの豊かな会話が支えていた。筆致の確かさ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです。日常どこかでありそうなお話を丁寧にそして繊細に表現されていて素晴らしかったです。前々作を一度拝見していますが、覗き見するようなというコンセプトはそのままに自分もそのお店にいるようなそんな感じでした。またの機会を楽しみにしています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    喫茶紫苑は思い出の場所になりました。

    ネタバレBOX

    七曲り横丁が温かで、人情味にあふれ、忘れられない場所になりました。重みと深みのある人生が濃縮された横丁の人生劇場はやさしさにあふれ、喫茶紫苑はとても居心地よく感じました。最後のシーンは胸に染みました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初めての劇団さん。芝居屋のお芝居はとても暖かく自然な感じで
    見ていて安心でした。日常に起きうる出来事ですね。最初から
    引き込まれてしまいました。良い時間をありがとうございました。
    次回作も楽しみにしています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    実際に喫茶店のお客になったように、楽しみました。
    片隅に腰掛けいて、仲間に入れてもらいたくなりそうな、そんな感じでした。
    コンセプトが(覗きみるような感じで) とありました。
    大きな事件は起きませんが、懐かしいような温かい雰囲気が癒やされました。
    ゲイバーのマスター役の役者さんが、とても良かった。
    人懐っこい感じがいいです。
    (私の75 年が...) と泣き崩れる女性の役者さんの演技が素晴らしくて、胸が締め付けられました。
    このシーンがまだ残っています。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    <人間と地域>を<愛情と愛着>をもって描いた好公演。劇団芝居屋らしい安定感、それは演じている役者の演技そのもの。今回は地方都市の寂びれた設定から、東京郊外にある私鉄沿線の街が舞台になっている。そしてコロナ禍の影響で タイトルにある通称「七曲り」という路地裏横丁が移転を強いられる。現実にありそうな内容を厚い人情噺として紡ぐ。昭和という佇まい 雰囲気に、令和の時代の出来事、その苦境を逆に題材として描く強かさ。

    いつもの人情噺、しかし 少しネタバレするが、親が戦後間もない頃に開店し、そこで生まれ育った女将・影山典子の慟哭が痛ましい。親から受け継いだ おでん屋「万年青」が取り壊され、愛着ある風景が一変する。75年の歴史ある店が一瞬にして無くなる無常。雑多な路地裏、それが何も無く見渡せてしまう光景、その変貌した様子が想像できる破砕音。同時に典子の取り乱した姿…彼女の人生と店舗が重なり哀愁をみるようだ。単に移転ではなく、人生の歩み(思い出)が消えるような不安、それでも人は力強く生きていく を思わせる。そこに劇団芝居屋の真骨頂を観る。

    物語は、立ち退きを中心に、そこで生きてきた人々の背景と今後の行く末を温かく見守る。同時に今 日本が抱える問題も点描する幅広い描き。少子・高齢化を思わせる後継者問題、マイノリティに繋がるゲイBAR「夜と朝」、そのマスターの生き様と今後の行く末が気になる。説明にある、かろうじて残った五店舗の立ち退きを、喫茶紫苑を中心に紡ぐ「現代の世話物」、そう まさに<現代>の人情芝居。ぜひ劇場で覗いてみては…。
    (上演時間1時間55分 途中休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は喫茶紫苑の店内…上手にカウンターと腰高スツール、中央奥・客席よりにテーブルとイス、下手にソファ席がある。壁(一部がレンガになっており時代を感じさせる)には絵画や三角ペナントがあり、その雰囲気作りの上手さは いつもの芝居屋。ラスト このテーブルやイス、小物類が…。

    昭和の匂いを残す路地裏横丁が、以前からあった再開発による区画整理、そしてコロナ禍の悪影響(経営不振)が重なり 移転が決定した以降を描く。老舗のおでん屋「万年青」、喫茶紫苑はこの地で長い間 営業を行っており、現在は夫々 先代から受け継いだ二代目。思い入れある横丁とそこで触れ合う人々の優しさ温かさに、古き良き時代の郷愁を感じる。いつもの人情芝居だが、今作は「万年青」の取壊し移転に伴って75歳の女将 典子(永井利枝サン)の心情を掘り下げる。今更 新しい店で仕事が出来るかといった不安、そして跡継ぎがいないことから閉店を考えている といった事情を盛り込む。またゲイBAR「夜と朝」のマスターはLGBTの仲間と新たに高齢者施設を、といった夫々の事情を通して少子・高齢化社会を考えさせる。

    一軒一軒 取壊しが始まるが、それを不安・不穏を煽るような音楽と破砕音で想像させる。音と言えば、万年青の女将と従業員 福田登和(細川量代サン)が情感込めて「昭和枯れすゝき」を歌うシーンは、昭和の雰囲気そのもの。
    勿論「万年青」や「紫苑」だけではなく、焼き鳥「鳥功」、立ち飲み屋「海路」や「権藤ボクシングジム」が抱える問題、それが現代の地域社会を反映するような描き。一方、先行き不透明な事情の中に、若いボクサーや若手女性弁護士といった人々を登場させ 新たな未来をも感じさせる。この個性と事情ある人物をベテラン、若手が生き活きと演じ物語を紡ぐ。

    場面転換するごとに衣裳を着替え、時間の流れや状況の変化を表す丁寧な観せ方である。しかし それだけ暗転が多いと感じられた。ラスト、紫苑の店内にある物が運び出され、二代目ママ 中村良子(増田恵美サン)が佇む中、黄昏を思わせる照明が印象的だ。余韻ある演出(地主 栗山金蔵 役<増田再起サン>)が心に沁みる。いつか薄れていくかもしれない コロナ禍の怯えと記憶の記憶を 真摯に繋ぎ止めてくれるような公演だ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    まさに、どこかの街で繰り広げられている人間模様、見応え充分でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    昭和の時代を思い出させるような街の喫茶店。小劇場の芝居でよくある、スナックや喫茶店で、様々な人間が織りなす日常の物語。決して新しさはないのですが、「芝居って良いなあ!」と感じさせます。大詰めの喫茶店のママ(増田恵美)の語りで、BGMを入れませんでした。安易にBGMで雰囲気作りをしなかったこと、私は好きです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    芝居屋の芝居はいつも温かい
    ベテランたちが演じる市井の人々のてんやわんや
    皆表情が良い
    昭和ノスタルジーの世界が展開される
    「挽歌」という言葉が浮かんだ
    外部の状況を表現する音響がピタリとはまる
    まあ観る人の世代によって思いは異なるだろう
    「横丁」ってなくなっていくんだろうなぁ
    しょんべん横丁、思い出横丁・・・
    久しぶりに新橋烏森にでも飲みに行こうかな
    ゲイバーのマスター役の吉田祐健が良かった

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