戦争にはいきたくない 公演情報 戦争にはいきたくない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
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  • 満足度★★★★

    らくだ工務店、初見です。
    役者さんとの距離が近い!丁寧に作られたお芝居でした。山路さんの存在感すごい。こわいね。

  • 満足度★★★★

    再演
    だけに、しっかりした展開。
    らくだはとっても丁寧だ。

    ネタバレBOX

    最後の部分は少し消化不良化も。もう最後あと10分話があるともっと沁みたかも。
  • 満足度★★★★

    第20回公演おめでとうございます。今回も大満足です。
    【感想】「何事も逃げ出さないで向き合い、そして戦うべし!」仕事も、そして先々身近に迫り来る介護も・・。
    <劇場という戦場で・・>古川さん、林さん、今村さん、皆様方・・らしい演技、安心して観させて戴きました。役柄の金子は、どこかに逃げちゃいましたが、古川さんは本作の前回13公演からの参加で、モダンスイマーズさんの客演の方が先でしたか?(“血縁”での壊れかけた役を引き受けられた背景・・なんとなく納得。)次は、いよいよ初演出ですか?頑張って下さい!
    <エコバック>『エコ~バ~ック』た・ま・りま~した(AMEMIYA調で・・古いか)。お芝居のハシゴをする際、パンフ入れにも使ってます。特に“赤ちゃんの笑った顔写真”バージョンは、日焼けしない様、屋内利用のみとしていますが、入れ替わり上京するファミリーに密かに狙われています。為念確認ですが、DVDは出さない方針?ですよね。。
    <山路さん>役柄上仕方の無い事ですが、出番が少な過ぎでとても残念でした。次は、8月後半の「本多劇場」で・・期待してます。
    【~ブログネタ】本公演期間中の足跡を辿るべく、下北「やじるし」の塩ねぎラーメン、チャレンジしてみよ~っと。山路さんの知り合いの方がおっしゃっていた、”卑怯な顔を持った名キャラクター”の駒木根さん、要チェックですね~。
    <ハナモズクさんのコメント>人ってやっぱり何かにつけて「戦いたくない」と思っていても実際“心の中”では、休む間も無く戦っているのでしょうね?人として心のバランスを取るには、日々、自分自身とどう向き合うかが重要だと思いました。お芝居は現代社会を反映している作品が多く、面白いですね。

  • 満足度★★★★★

    参りました!
    友達の勧めで、初めて拝見しました。
    脚本、演出、演技、舞台美術…など、全部よかったです!
    なんで今まで知らなかったのだろう!と悔しくなるほど、引き込まれました。
    タイトルからは、重い内容を予想していましたが、なんとも爽やかで、軽妙なセリフの応酬!
    その中に、社会性のあるテーマもしっかり織り込まれていて、あっと言う間に終わってしまいました。
    何よりも、役者さん達が、板の上で自然に生活しているのが素晴らしい!
    そのリアリティがあればこその「笑い」であり、「テーマ性」であると、改めて感じさせられました。
    すっきりとした終わり方も、私は好きです。

  • 満足度★★★

    看板に偽りあり感が否めない
    日常の断片を、時系列でリアルに丁寧に描く、脚本・演出の技量は並外れていると感じます。

    ただ、このタイトルに引かれてチケットを買った自分には、やや、誇大広告感が拭えませんでした。

    タイトルにある、「戦争」は、必ずしも、普遍的概念のそれのみではなく、誰かの内面的戦争であったりする。舞台は、確かにネジ工場で、間違いありません。

    でも、たとえば、永井愛さんの「こんにちは、母さん」と、同じくらいの比率で、日常に実際の「戦争」を織り込む程度で、舞台に提示するのなら、ここは「戦争にはいきたくない」というタイトルは、やはりルール違反な印象を受けてしまいました。

    役者さんは、皆さん、自然体で、とても素敵な演技を披露して下さいました。
    ただ、山路さん目当てで行った自分としては、やや肩透かしを食らいましたけれど…。
    (でも、あれだけの出演で、あのゾッとする程の威圧感は、さすがです。)

    久々に舞台を拝見した河相我聞さん、存在感ある古川さん、クスっと笑わせてくれる間合いが絶妙の今村さん、可憐な小橋さんのたおやかさ、和ませ役の駒木さん等、俳優陣には、全くもって、何一つ不満の見当たらない、素晴らしい舞台を拝見できて、大満足です。

    後、当日制作の方に提案ですが、入場するなり、「傘をお預かりします」と言われ、先の方が番号札をもらっていたので、さすがと感心したところ、柄物の傘は、見分けがつくので、番号札はなしと言われました。
    でも、終演後、たくさんの傘の中から、自分のものを探すのはやはり難儀でしたし、ブランド物の高い傘と、似た柄の安い傘を間違える方がいるかもしれません。
    「預かる」と言う以上は、責任を持って、どの傘も番号札を配った方が、後で、問題が少ないように思うのですが…。

    ネタバレBOX

    前回の公演で、一目惚れした、俄かファンなので、今回も、始まりからの、自然な舞台進行には大変好感を感じて観ていました。

    ネジ工場の経営不振とか、戦争が色濃く、登場人物に圧し掛かって来る感じの芝居かと勝手に想像していたので、いつまでも、楽しく笑っていられる舞台の空気が変わらず、お目当ての山路さんも一向に登場せず、楽しんで観ている心の片隅で、いつ、そういう不穏な空気になるのかとか、山路さん登場は、後どれくらい?とか、余計な邪念が湧いてしまって、全神経を舞台の世界に集中できないきらいがありました。

    前回公演に比べて、やや、日常の断片の切り取り方、提示の仕方に、緩急がなさすぎたのも、気になるところでした。特に、停電のシーンは、とても長く感じて、もう少し、枝葉末節、整理して、脚本に刈り込みを入れた方が、冗長な感じが薄くなる気がします。

    最後、金子と、ポポの運命や如何に??というのも、大変気掛かり、心残りでした。
    少しでも、台詞なりにヒントが隠れていたら、想像の手助けにもなったのですが…。

    でも、開演前に、ご挨拶された石曽根さんは、私の抱いていたイメージよりずっとお若く、爽やかな好青年の印象で、この方が、私の嫌いな、観客騙しありきのような、似非演劇を物する方だとは思えないので、次回に期待したいと思います。

    今のところ、らくだ工務店は、まだ気になる劇団の一つで、変わりありません。
  • 満足度★★★★★

    本物を観た。
    完璧ですね。
    なにからなにまで。

    もうなんだかジワジワと凄かったです。

    脚本なんかはこれがまたじっくりねっとりと練られているんでしょうね。じつは少し前に観たお芝居が登場人物がそれほどいないにも関わらずいったい誰が誰なのかまったくわからないままモンモンとした思いを抱きながら観終わったという経験を強いてくれたのですが、こちらの芝居ときたら絶妙なタイミングで出演者の名前がセリフの中に組み込まれていたり、呼び掛けたりで、自然と誰が誰なのかわかるようになっているものですから、ズンズンと物語に入り込むことが出来ました。テクニックですね、ああいうのって。素晴らしいです。

    ネタバレBOX

    お父さん役の方、最高ですね。
    ラストの散歩に誘う場面、たまらなかったです。

    それにしてもあの肉片のようなものはなんだったのでしょうか。

  • 満足度★★★★

    日常を丁寧に描いた作品
    らくだ工務店さんの舞台を観るのは初めて。
    非常に丁寧かつ緻密に作り込まれた、完成度の高い作品なのではと思う。

    最初若干雰囲気に馴染めなかったが、恐らくあまりにも「普通の景色」がそこにあったから(かつ、チャキチャキの江戸っ子といった感じのキャストだったから)だと思う。「劇」を見る心構えで来てたのに、あまりにも「日常っぽ」くて拍子抜けというか驚いたというか。
    台詞の応酬も非常にテンポが良かった。

    「戦争」という言葉が公演名に入っているが、それはキャラクターたち個々人が抱える問題の一つでしかなく、よってそれだけが際立つことは決してなかったし、またそれがウェイトを占める話でもなかった。この、「戦争」が他の問題と同列、というところがかえって印象を強めるのではないかと思う。(もちろんそれは他の問題にも言える。)戦争を扱った作品は、いかにも非常時で、空間がチリチリしてて…というのが典型だと思うのだが、全く違うアプローチで非常によかった。

    ただ、「今見ているシーン」が1日のうちどの時間帯なのか分からないことがちょくちょくあった。夕方なのか昼なのか朝方なのか。

    ネタバレBOX

    セットが小道具からなにからかなり作り込まれている。建具もしっかりしている(ように見えた)。間取りも若干複雑だと思うが、よく考えられているなあ、と思った。

    レオさんは旧ユーゴあたりの出身なのかと最初思っていたが、「トダのおじさん」で謎が解けた。トドじゃなくて"Toda"(某言語で「ありがとう」の意)だったのか。

    金子役の古川悦史さんが空手道師範の中達也先生に似ていて物凄く男前だった。ただ、最後に彼が相島(山地和弘)から受け取ったあのグロそうな物体が何だったのか未だにわからずにいる。ポポ(飼い犬)かと思ったのだが、その後生きてる描写もあるし。うーん、謎が残る。
  • 満足度★★★★

    魅力的な作品でした
    テンポよく面白く、物語に引き込まれいくのですが、強烈な爪痕を残されるのでなく、私の内から沸き上がる想いは温もりで満される、素敵な作品でした。初見の、らくだ工務店さんのカラーは心地よく、これからも観たい劇団さんです。

    ネタバレBOX

    住宅兼工場的なセット、奥行を感じる造りで、良かったです。

    登場人物全員の存在が自然で、まるで、日常そのもの。
    それでいて全然厭きることはなく、テンポ良く面白く物語は進むので、引き込まれます。
    場内も笑い声が湧き出るほどだが、何気ない一言や行動が良かった。
    誰もが、自分の家庭や日常には何らかの悩みや不安を抱えながら生きている。生きる事は、ある意味、それだけでも、戦いでもあるのですが、それを苦悩するだけでなく、小さいながらも笑いや喜びに変えて、日々を過ごしている。
    その中で、全てが解決することばかりではないが、変化を受け入れ、違う喜びに変えられる事ができると思えた、素敵な作品でした。

    全役者さん、魅力的でした。
    あるネジ工場の経営者、稲川(林和義さん)が、下町の工場長らしさ、経営者ならではの切なさ逞しさ的な匙加減が、特に良かったっです。

    その工場で働く従業員達は、元ニート的な啓太(今村裕次郎さん)は、父の紹介で入社した。若さならではの明るさと、ちょっと浅はかな感じも良かった。

    恐妻家の日枝(河合我聞さん)は元経理マンだが、転職して1年3ヶ月もたったのに、未だに妻に内緒だが、毎日、愛妻弁当を持ちスーツ姿で出社。気が弱いけど優しい感が良く出てました。

    この二人の兄貴的・金子(古川悦史さん)の誠実そうだが何か秘めてる感も、さり気なく付箋に、なってた事も後から気付かされるのだ。

    異国の地に家族を残し単身労働者のレオ(高瀬哲朗さん)は、淡々とした佇まいだが、長年会社を支えているので、家族の様な存在に見えた。だが、会社の設備投資の資金調達に「臓器でも、売るか?」の一言で、遠い異国や情勢の違いを、思い起さずにはいられない。
    そんな意味のある一言が上手く、物語に引き込まれてしまいます。
    工場の事務をしている稲川の妻方の姪・美耶子(小嶋めぐみさん)も、稲川夫婦を慕う感が良かった。稲川の妻の介護問題の相談で出入りしている保険外交員の溝口(駒木根隆介さん)は、美耶子に恋しているのだが、人の良さが滲み出ていて、良かったです。
    そんな派手さもなく、会社と言うより家族的な工場での日常が、とても面白くテンポ良く進む感が、心地良い。

    だがネジ工場も、変化を余儀なくされる。
    自国の家族と電話が繋がらないレオは、戦争が始まる事を悟り帰国を決意し、今後の会社や想いを、金子に託す。
    そんなことを知らない日枝は、転職を考えているものの・・。
    今後頼りになりそうな金子(古川悦史さん)に、相島(山路和弘さん)が訪問してきたことで、金子の背負ってきた過去が見えてくる。
    それまでの日常とは、かけ離れた緊張と恐怖を滲ませる二人は、お見事でした。

    病床の妻の介護問題や会社の今後等、抱えてる問題もあるのだが、稲川のラストの言葉も良かったです。それまでと打って変わり、紳士的な口調と愛しさに溢れる瞳が、素敵でした。
  • 満足度★★★★★

    俳優陣が好演。
    非常に楽しめた作品でした。観て良かった、面白かった。俳優さんが皆さんお上手で適材適所…青年座の山路さんをあのポジションの役に持ってきたのにはドギモを抜かれました!なんて贅沢な…が!でもナイスキャスティングです! 前半、軽快なテンポの中で笑いをとりつつ登場人物に親しみを持たせ、後半一気にギアを入れる…!「なにが言いたいのか掴みづらかった」そういう感想もあるだろうさ。でも、それはこっちの理解力もあるでしょうさ。でもさ、「なにが言いたかったんだろう?」そう考えさせただけで良作ですよ。単に「わかんなかった」で終わらせませんからね。僕はそう思うな。個人的には声高に人に薦められる作品でした!

  • 満足度★★★

    真っ暗!
    おもしろい演出だけど、「今、何時なの?」と、思ったのも確か。(夕方だよね~?)工場のある方の入り口から光は入ってくるだろうし、稲妻とかピカピカするのでは?まじで暗闇を怖がっていた人もいたので。(HPにも前説でも言ってたんだけどね)

    ネタバレBOX

    私がいちばん怖かったのはタバコでも暗闇でもなく、静かに話すヤクザ!でも、あの話はどうなったの?
  • 満足度★★★★

    良かった!
    激しいセリフの応酬で、テンポ良く、すっと筋に引き込まれていました。
    細部まで丁寧に作り込まれていたセットも、芝居の面白さを効果的に引立てているようで、たいへん印象的でした。
    ハコの大きさと空気感にしっくり、ぴったりくる芝居でしたね。
    初日の緊張感からか、ぎこちない場面もありましたが、全体としては大満足です。
    いくつか解かれる事の無い謎が残りましたが、後でじわじわ考えるのも演劇らしい、良い感じです。

  • 満足度★★★★

    逃げたいね
    役者の方々の安定感のある普通さ加減が素晴らしかった。町工場っていう感じが良く伝わってきました。
    重いテーマを軽く、押し付けることなく表現していた脚本に、役者の軽い演技がピッタリ。

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