実演鑑賞
満足度★★★
よく出来た話だが言いたいことはたくさんある。が、それを考えさせるだけで良い作品だと言えるだろう。綿密に作ったんだろうなという感じはする。
実演鑑賞
満足度★★★★★
ロリコンに限らず偏見や誤解に苦悩する全てマイノリティに対して『生き様』を問う、いや示す素晴らしいフィクションだと感じた。
それにしても、ロリコンとうさんの奥さん、正直で強く優しい凄い人だ
次回作あるのかないのか…
期待せずにはいられない。
実演鑑賞
満足度★★★★
初日プロトタイプ回
ビーコンとなっていた好きな役者さんが降板してしまったので
色んな意味/想像の末に観るべきか払い戻しかで散々迷ったのだけど
結果観て良かった
面白かった
中盤後半から終盤やや冗長に感じたものの
最終盤気持ち良くお見事
ロリコンというテーマが軽すぎず重すぎず
芝居も実に気持ち良く映える
良い時間でした
実演鑑賞
満足度★★★★
団体名や公演名から敬遠してたところなんですが、覚悟を決めて観てきました。
意外と普通なオーソドックスな造りでしたね。
主演の桑田佳澄さんには、この方じゃなければ成立しない作品とゆうことで、今のところ主演女優賞をあげたいくらいです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/01 (金) 14:00
実際に30人以上のロリコンの人に取材しているという大変興味深く、いわく付きの劇だった。
実際のロリコンの人に聞いた体験談とフィクションの部分、更には、ロリコン父さんの役を父親の娘が演じているという設定の役を子どもっぽい女優が演じているという、複雑怪奇、入れ子構造もここまで来ると、やり過ぎなんじゃないかと思わせられ、一筋縄ではいかない作品だった。
ロリコンといっても、色々なロリコンが劇中出て来て、主人公含めた多種多様なロリコン像を描き出すに当たっては、実際のロリコンの方々に性癖や性格、趣味や仕事、意見に至るまで色々聞いたこと虚実無い混ぜにして作り上げていったということで、なかなか感慨深いものがあった。
ロリコンに対する世間一般の負のイメージ、現実にロリコンの人が近くにいたら嫌だというような率直な意見、実際に起きている幼女性暴行事件、それに対するロリコン側からのロリコン=事件を起こす、子どもを変な目で見るとは限らないなどのそれぞれの側の言い分を掲示して、お客さん自身の判断に委ねる在り方、劇の終わりでもはっきりと劇作家の意見やメッセージを示さず、白か黒かと答えを急がず、曖昧な終わり方に帰って、ロリコンの在り方について、深く考えさせられた。
実演鑑賞
満足度★★★★★
題材の特殊さに惹かれてチケプレに応募し、
観させていただきました。
なぜ、この子がこの役をやるんだろう、と
少しだけ気になっていた事が、
そういう事だったのか!とクリアになった時、
台本を買おうと決めました。
とても面白かったです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。
今日ほど舞台がキラキラと輝いているのをここ何年か見たことがありません。主演女優にはオスカーゴーズトゥーの言葉をかけてあげたいくらいですが、きっと「変なヤツ」と思われるでしょうからやめておきます。
実演鑑賞
満足度★★★★
ロリコン( 幼女 ・ 少女 への恋愛感情)という性癖のある人々の心情吐露、それを世間(実態を知らない人々)というフィルターを通すことで不器用と不寛容が浮き彫りになるような公演。芝居として表層的には面白いが、少女愛への共感・共鳴は出来ない…そう感情移入が出来ないのだ。冒頭、フィクションと ことわりがあり、理屈で考え 観るつもりはなかったが、どこか醒めた目で観ていた と思う。
さて、物語では ロリコンの対象年齢が小学生以下のようだが、登場するロリコンの人々は大人の女性と恋愛をし結婚もしている。勿論 ロリコンとうさん というから 父親 である。この<親>ということが肝。ちなみにロリコンとうさんの身長は 149.9cmと小柄、舞台では桑田佳澄さんがランドセルを背負って熱演している。
当日用チラシにもあったが、ネットで募集した40人以上の「ロリコンの方」と会い、通話し、テキストを送り取材した、フィールドワークに基づいて作劇したという。それゆえ、ロリコンという性癖の描きは、実に自然体だ。何となく解らないのが、どうしてロリコンになったのか、その理由や原因、または生まれもった性癖であったのだろうか(自分の知識・認識不足か?)。フィールドワークで そこを質問しなかったのだろうか? そんな 素朴な疑問を持った。
終演後の挨拶で 作・演出のイトウシンタロウ氏が まだ次回作の予定がないと言う。ロリコン公演に全力を注いだのであれば、今度は「シスコン」などは…。
(上演時間2時間10分 途中休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/02 (土) 19:00
恐らく旗揚げからほとんど観てるユニットの渾身の1作。面白いが考えさせられる。(3分押し)117分。
冒頭、ランドセルを背負った少女が出て来て観客に語りかけるところから始まる。いわゆるロリコンという嗜好を持つ人々が次々に出て来るが、冒頭の少女の正体が徐々に分かるところが本作の真骨頂と言えるだろうか。個人的には、ロリコンの対象は小学生ではないと思っているので、若干の違和感があるのだが、それを越えて面白い。
実演鑑賞
満足度★★★★★
全力で取り組んだ芝居だそうで
次回作の準備とか構想はあるものの
まったくの手つかずになるくらいの全力芝居
というのが伝わってきた良い作品でした
結局130分もの長丁場になってました
全席指定っす
ミニペンに紙アンケート付きですけど
アンケートにはちゃあんとQRコードも付いておりますゆえ
現代・現状に対応しております(^-^)
(レトロになりつつある紙アンケートは好みなんですよ)
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/02 (土) 19:00
価格3,900円
小児性愛=ロリコンをひた隠しするも、世間の認識や偏見てこういうもの。
世の中のロリコンはロリコン当人にしか分からないもの。
そんな僕らが、この社会でどう他人を愛して行けば良いのか。
少数派のセクシュアルな意見を、明るくポジティブに捉えて観客に訴えかける。
ポップなネーミングだけではない奥深さに、思わず良い意味で期待を裏切られる…そんな名作の誕生です。
実演鑑賞
満足度★★★★★
チラシのランドセルを背負っている女の子はだれなのか、ずっと気になっていた。
実際、可愛いランドセルの似合う小柄な役者さんが出ていて、この役者さんの演技がとても良かった。
声も可愛いくて...
この女の子は?
観ている間、ずっと謎でしたが、最後に明かされる。
他の人もコメントに書いていたが...
明かされるとスッキリし、良い芝居を観たと感じ満足感に満たされ帰途に着く...
笑いを取ろうという意図が全く感じられないが、普通に話しているだけだが、笑いにあふれている。
数えきれないくらい、たくさん笑った。
おもしろいです。
夫婦役の旦那さん、ホッペをたたかれてばかりでかわいそうでした。
憎めないかわいい感じのおじさんで、私は好きになりました。
千秋楽まで、たたかれまくりで痛くて大変ですが、頑張って下さい。
応援してます。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かった。テーマは難しいのに、なんと言うか暗くなく、恥ずかしくなく、でも真面目にしっかり向き合っていて、実にうまく作られたお芝居だったと思います。役者の皆さんのお芝居も本当によかったです。2時間を超える内容にも関わらず長さも感じさせず楽しかったです。気になる団体さんのひとつになりました。
実演鑑賞
満足度★★★★
主宰のイトウさんがとても気づかいが出来る方で感動
今回は野口オリジナルさんの演技がみたい。しかし、内容がロリコンお父さん
微妙そうだ。。。ナイスストカーさんだから題名が変でも内容は違うかもしれないと見に行ってしまいました。
野口さんが出ていても。ナイスストカーさんでもやっぱりロリコンの話でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
何という可愛いロリコンとうさんだ(笑)
これは観た人なら分かってもらえる
取材で得られたという実際の「ロリコンの方々」の貴重データ(数多くの心情)がうまい具合にロリコンとうさん他、ロリコンである登場人物達に落とし込まれていたと思う
がっつり「性」を扱っているというのにポップな感性が加わってめっちゃ面白い仕上がりに
その面白いの中にはもちろん笑える面白さもあるが、決して満たされる事のない嗜好を持ってしまった者の哀しみや畏れ、恋人や妻といった周りの人間の思惑など色んな要素が入り混じった面白さで、これなら2時間10分の長尺になっても仕方ない、むしろ納得
子供に性的被害を与える=犯罪 であって
ロリコン=犯罪 ではない
この犯罪と犯罪ではない との間にどれだけのせめぎ合いがあるのだろうと思うと何だか切なくもなってくるのでした
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。内容が内容だけに、どんなふうに描かれているのかちょっと心配して行ったのでしたが、すごく真面目な舞台でした。
それにしても因果な性癖ですね。
実演鑑賞
満足度★★★★★
プロトタイプ公演に続き、本公演を拝見。あまり違いは感じられなかったが、今日の方がすんなり入ってくる印象があったので、それがプロトタイプ公演を経た成果だったのか、それとも一度観ているので、単純にここは注意して観とかなきゃというところをこちらが意識していたせいか。観ていて切なくなるシーンが、初日と今日では違っていたのが自分でも驚き。