同じ場所なのに、静かな時間。 公演情報 同じ場所なのに、静かな時間。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-12件 / 12件中
  • 観た
    2011.4.8

  • 満足度★★★

    林灰二ワールド全開
    お得意の時間軸をシャッフルして場を並べる手口に加え、冒頭やラストなどに前々回公演『KOKORO=』中の「アスファルト」で試みたリーディングも取り入れて、林灰二ワールド全開。
    ただ、冒頭で宣言された「夢の中」という設定が今一つ作用していなかった気がしないでもない。

  • 満足度★★★

    初見でした
    明石スタジオの鬱蒼とした雰囲気をよく生かしていました。
    面白かったのですが、キャストを全部伏せた意味は、まだよく分かりません。

  • 満足度★★★★

    お見事!
    廃墟に集う人達の様々なエピソード。いつもながら林灰二氏の世界にはどっぷりとはまり込んでしまいます。何もない舞台なのに、見事な演出と演技に本当に廃墟にいるように感じました。満足です。

  • 満足度★★★★

    同じ場所なのに、いろんな物語
    廃墟を訪れる人々の物語。最後まで展開も見えず、ちょっとづつ重なっていたり、いろんな解釈もできる魅力がありました。当パンは、小さいシールで封印、<本作をより楽しんでいただくため、観劇後にご覧下さい>との言葉があり、その言葉通り、後から観る楽しみを、味わえました。

    ネタバレBOX

    暗闇の中での会話は、見えないから、惹きつける引力が増し、良かったです。懐中電灯の光だけや、シルエットだけと、廃墟の夜ならではの、見せ方も生きていました。
    最初『もしかして、ホラーだったの?』と、ホラーの苦手な私にはちょっと、怖かったですが、無駄な心配でしたが、ラストは、もしかして?やっぱり・・・

    いろんな人々が訪れた時の物語で紡いでいくのですが、
    病気の女が『きっと、痛いよね』と言うと
    兄が、「生きてていたら、たまにはあるよ」
    の一言には、涙でした。これ以上、優しい言葉はないと思いました。
    この兄の淡々としていながら、時折見せる笑顔や、妹を眺める眼差しや会話には、妹を思いやる気持ちが、ヒシヒシと伝わり、一番魅力を感じた役者さんでした。

    で家に帰り、当パン拝見。なんと!作・演出の林さんご本人でしたのね~!初見の私にとっては、こんなに、嬉しい事はなく、次回作も見ようと決心しました。楽しみにしてま~す♪
  • 満足度★★★★

    不思議な体験!
    これは最後まで展開が読めず、面白かった!
    なかなか無い芝居で不思議な体験もできた。あとはネタバレで。

    ネタバレBOX

    普通、芝居が始まる前には、「携帯は電源から切って下さい」という劇団からの注意があり、芝居が終了したら役者が舞台前に揃い、観客が拍手をするもの。
    しかし、今回の芝居はどちらも無かった。ある意味芝居が唐突にはじまり、唐突に終わる。
    不思議な感覚ですが、この芝居にはこれがとても合う。
  • 満足度★★★★★

    スゴクヨカッタ。
    なにを求めているかで全然違うと思うけど、なにしろ会話が面白いし、役者がうまい。

    だからまったく退屈することなく、とてもとても集中して観ることができた。すこぶるおもしろかった。

    ネタバレBOX

    怖い話なのかなと、
    やけに構えて観ていたけれど、
    まったくもってそのようなことはなく、

    けれどそのおかげでとても集中し、張り詰めた空気の中で何度も良質な笑いに声をあげて笑わされた。

    うまいなと思った。

    笑いとか、
    笑わせ方だとか、
    笑わせる演技だとか。

    解説関係は他の方に任せるとして、
    とにかくとてもとてもおもしろかった。

    そう、
    とてもとても・・・。
  • 満足度★★★★

    観客の想像に任せる
    廃墟を舞台にそこに集る人々が織り成す物語。実は短編集のような仕組みだが、少しずつ交錯していたりする場面もあって、どれも結論には達していない。その後の展開は観客の想像に任せる描写で云わば投げ本。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    廃墟で心霊ビデオを撮るためにやってきた心霊クルーと廃墟ガイドと霊能者らの一団。一方でそこに肝試しにやってきた若者4人。廃墟を取り壊すための調査をする役場の男。元不良リーダーを殺す計画で元パシリ二人が待ち伏せする空間。妹の闘病前に思い出の場所を尋ねる妹と兄。

    これらがその後、どうなったか、あるいはそれ以前のホテルの情景を表現しながら静かにゆっくりと映し出す。そうして廃墟ガイドの正体がどうやら幽霊らしい。というようなオチで終焉するが、全体的な演出は廃墟という設定から、極力、照明を暗くしていた。

    またコミカルな情景も加味されており笑いの爆弾もそこそこ仕掛けながら、肝試しの若者と元不良リーダーを時間軸で交錯させる展開は勘違いから成り立っており微妙にブラックコメディだった。

    ダチだと思い込んでいる不良とそいつに苛められてたパシリ2人のアンバランスさも良い味を出していた。

    独特の空気感に、そして結論の出ない物語に全ての観客が合うとは思えないが、これは感覚が合えば林灰二の、劇中投入される何ともいえないセリフ回しや瞑想めいた描写に魂が揺さぶられると思う。観て暫くたってからじわっとくる舞台だ。

    惜しむらくはこういった音を大切にする舞台なのに客席で鼾をかいて眠り込んでる男性が居た。正直申し上げて「滅びろ!」と思った。寝るなら観るな。
  • 満足度★★★★

    雰囲気
    とても雰囲気があり楽しめました。
    終演後もその雰囲気をひきづって帰ることができました。

    ネタバレBOX

    残念に思った事は映像と演技がイマイチあっていなかった事ですね。
    少しずつ映像とずれていて非常に気になりました。

    しかし・・・なぜカエル?
  • 満足度★★★★

    観てきた
    観る者に廃墟を想像させる巧みな表現が素敵。
    あと出演者非公開というスタイルは、あれはズル楽しい。

  • 見てきた。
    見てきました。

    ネタバレBOX

    あぁ…こういう人、絶対いるなぁっていう感覚。肝試しの女子。配管工のおじさん。がお気に入り。ハイジャックの堀口さんのイケメンなんだかなんなんだかチャラそうな男性役を拝見できたので、満足です。
  • 満足度★★★★

    クォリティが高し
    最近の公演では、舞台美術が寂しいことがあります。今回もないに等しいです。
    でも、ここ2、3回の公演で感じるのは、ちょっと気持ちを和ませてくれる優しいセンスあるユーモアが多分に盛り込んでいることです。
    物語の時間を前後させて展開させます。これも褒め過ぎかもしれないですが、ちょっと4次元的な作風が、林灰二さんの脚本・演出の魅力です。
    舞台美術が無くても、質の高い脚本と演出があれば、役者が活き、いい芝居を打てることを証明する作品でした。

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