焼肉ドラゴン 公演情報 焼肉ドラゴン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    タイトルから好きで、観たい作品でした。
    感動しましたし、また再演して欲しいですね!

  • 満足度★★★★★

    すばらしい。この芝居に出会えて幸せです
    涙が出てきた。よい芝居に出会えました。最高です

  • 満足度★★★★

    複雑な気持ちになりました
    なんかこの芝居は好きになれない。
    演出が所々気に入らない。
    そう思って見てました。

    でも所々で感動してしまった。
    1幕で1回泣きそうになり、2幕では1回涙が出た。
    三姉妹の男と女の話になるところが良かった。
    チェーホフみたいだとも思った。

    粟田麗、占部房子、チュ・インヨル、千葉哲也、パク・スヨン、笑福亭銀瓶、水野あやが良かった。
    シン・チョルジンとコ・スヒは最後が良かった。
    若松力は最初が良かった。

    この芝居、気に入らないのに感動する・・・。
    複雑な気持ちになりました。
    こんな気持ちになったのは初めて。
    機会があるならまた見てみたい。
    役者の演技が良かったから星4つ。

  • 満足度★★★★★

    笑わせながらも重い
    作・演出の鄭義信の原体験をベースにした物語は、韓国の役者陣を迎えて、丁寧で濃密で笑わせながらも切なく展開される。父・母・3姉妹と末の息子の6人家族と、取り巻く人々の物語だが、エンディング、2人だけ残された父母が去っていく場面は、意味は重いが不思議な明るさがある。実に秀作。2008年の演劇賞で高評価を得たのも納得できる。長女を演じた粟田の中盤まで押さえた演技、逆に過剰に感情を出す次女の占部、ややトリッキーな存在の朱の3姉妹の対比が巧みだが、軸となる父・申の「運命…宿命」という繰り返されるセリフや、母・高の胸を繰り返し叩く感情表現には、強烈な印象が残る。

  • 満足度★★★★★

    確かによかった!
    父親の片言の台詞と その存在感が凄い。
    終盤、父親がただ座ってたり リアカー引いてるだけで 
    その光景が「美しい」 と感じるくらいの異常な状態。

    バルコニー席じゃなくて、もっと近い席だったら泣いてたかも。

    ただ残念だったのが
    韓国語の台詞の時、字幕を読むために演技から
    目を離さないといけなかったこと。
    しょうがないんだけどね。

  • 満足度★★★★★

    人間、万歳。
    そして、演劇万歳、と思った。
    登場人物達の輝きが、客電のつく最後の瞬間まで溢れていた。
    ストレート直球なげで、圧勝、という作品に酔いしれた。
    更なる再演を望みます。

    ネタバレBOX

    目の前で本当に登場人物達が生きている感覚!凄い!・・と思えて胸がいっぱいになったのだが、最近そう思える作品にあまり巡り合っていないのだということにも逆に気がついたのだった。


  • 満足度★★★★★

    故郷と家族
    舞台からグイグイきて、引き込まれっぱなしの160分(休憩除く)。
    笑い涙する素晴らしい舞台。

    終演とともに、強く強く拍手を続けた。

    ネタバレBOX

    通称「焼肉ドラゴン」の店内と、そこにつながる路地、そして共同水道がある。
    冒頭から焼く匂いで客席が包まれる。

    日本が一番熱かった時代、すなわち、高度成長期の華、万博前後の在日の町が舞台。
    高度成長の陰に、かつて日本に利用され、切り捨てられ、忘れられ、差別されている在日の人たちや韓国から来た人たちが暮らしていた。

    焼肉ドラゴンの店主夫婦は、自らの人生を「宿命・運命」として、嘆きながらも受け入れざるを得ない。彼らは、懸命に働きながらその宿命や運命から抜け出したいと思っていたのだが、結局はそうはならなかった。それは、「故郷を捨て、家族を捨てたときからの」と主人は言う。それも彼らの意思であるとは言えないものなのに。

    彼らは、息子や娘に自分たちの希望を託す。娘には良い夫を、息子には学問を。しかし、それも、彼らの思い通りにはならない。
    娘たちは、あちらこちらにぶつかりながらも、なんとか自分たちで人生を選択していく。しかし、息子はその期待の重圧に耐えきれず、自らの気持ちを伝えられないことから、言葉を失ってしまい、さらなる悲劇へと進む。

    3人の娘たちは、それぞれ韓国人、在日の人、日本人に嫁ぐことになる。そして、韓国、北朝鮮、日本へと散り散りになっていく。彼らの将来はやはり、宿命や運命に翻弄されていくのであろうか。

    在日の一家という、一見特別な姿を描いているようで、実は普遍的な家族(特にその時代の)を描いているのではないだろうか。両親は子どもたちのことを想い、子どもたちは両親に反発しながらも、家族の絆を深めていく。
    働いて働いて、家族を幸せに、子どもに学問を、という姿は、自分の両親の姿とダブるものがあり、それだけで、もう胸が一杯になってしまうのだ。期待に応えられたのだろうか、とか。

    物語では、家族と彼らを取り巻く他人の生活に首を突っ込む人々が暮らすコミュニティは、子どもの結婚・独立と生活の場としての町の立ち退きで壊れていく。
    子どもたちは、それぞれの事情で両親のもとから、距離的、あるいは気持ち的に離れていってしまう。

    つまり、これは高度成長期での、(帰るべき場所としての)故郷の喪失、(子ども世代の独立というだけではない)家族の離散、そして(人々が生の姿で対峙する)コミュニティの崩壊であり、現在進行しつつある無縁社会のスタートではなかったのではないだろうか。
    それは、高度成長に浮かれつつ、核家族化が進み、そうした姿は都市部を中心に日本中で起こっていたことなのだ。

    家族の絆は、本当は絶対に切れないものである、と信じつつも(父親のラストの台詞がそれを強く感じさせる)。

    時代の熱気とともに、舞台の上には生きることの熱さがあった。
    ときにはぶつかり合い、罵り合いながらも、相手を想ったり、共感したりそれがストレートに伝わってきた。ときおり聞こえる飛行機の爆音。
    そして、四季の気配がとても美しかった。

    また、ラストの情景には、涙を禁じ得なかった。娘たちとの別れの抱擁と息子の両親への想いとで。

    ラストの父親が発する台詞がとてもいい。宿命だ、運命だ、と言いながらも、明日がいい日であることを強く信じることこそが、生きていくための糧となるのだから。
  • 満足度★★★★

    明るい家庭
    個々の抱えている悩み。打ち明けられれば良いが内に包みたいものもある。いろいろ考えながら笑いながら泣きながら…ながら、元気をもらえる舞台です。鄭義信さんだから描けるものがあるのでしょうね。日本人、桜…。舞台美術も圧巻ですよね。

    ネタバレBOX

    あの屋根から落ちる姿は本当にきれい。スローモーションのうように脳裏をよぎります。焼肉ドラゴンはいつもドタバタしているけど、みんな地に足踏ん張って生きていることが伝わってきました。観ている方も元気もらえました。幕間にマッコリ飲むとまたひとしおですよ(笑)
  • 観られてよかった!
    前回見逃して後から悔しい思いをしたので、今回は早々にチケットを手に入れました。
     
    劇場に入った瞬間から来られてよかったと思いました。
    その思いは観劇中も終演後もずっと続きました。

  • 並んだ甲斐がありました
    休みの取れた平日、思い立って朝10時に当日券獲得のため新国立劇場に行きましたがすでに長蛇の列。Z券は取れずキャンセル待ちに並びましたが無事入場できました。

    自分の、個人史的な部分に迫るところがあったせいもあると思いますが、泣きました。時折飛んでくる旅客機の爆音にかき消される会話。同じような地で生まれ育った記憶がよみがえったりしてきて…かなり、やられました。〈客観〉的な〈観客〉であることができませんでした。子どもの頃一緒に遊んだ彼はいまどうしているだろう…

    ほんとに素晴らしい公演でした。一人で来てよかった。いや、ちょっと涙腺が。

  • 鄭義信さんの…
    戯作者の自らの生きる背景を語るという意で
    これ以上の作品は、あり得ないと思う。

  • 満足度★★★★★

    笑いながら涙
    前回は見逃したため、期待して観劇。素晴らしかった。少々観づらいバルコニー席だったが舞台に入り込んでしまった。鄭義信さんの人間に対するあたたかな目に、ただただ笑いながら泣きました。

  • 満足度★★★★

    高度成長期の日本
    70年代の関西地方の在日韓国人のお話。
    時代がどんどん変わっていく中で、生活間あふれる芝居。
    大阪万博など懐かしいイベントを思い出させる。
    懐かしく、楽しい芝居で大変に面白かった。でも、ちょっぴり切なく感じるのは
    あの時代を一緒に生きてきたからかもしれない。

  • 満足度★★★★

    「焼肉ドラゴン」再演初日
    拍手が鳴りやまずカーテンコールが3回。前売り完売ですが、当日券あり。Z席も各ステージ10枚ずつ販売。

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