満足度★★★★
複雑な気持ちになりました
なんかこの芝居は好きになれない。
演出が所々気に入らない。
そう思って見てました。
でも所々で感動してしまった。
1幕で1回泣きそうになり、2幕では1回涙が出た。
三姉妹の男と女の話になるところが良かった。
チェーホフみたいだとも思った。
粟田麗、占部房子、チュ・インヨル、千葉哲也、パク・スヨン、笑福亭銀瓶、水野あやが良かった。
シン・チョルジンとコ・スヒは最後が良かった。
若松力は最初が良かった。
この芝居、気に入らないのに感動する・・・。
複雑な気持ちになりました。
こんな気持ちになったのは初めて。
機会があるならまた見てみたい。
役者の演技が良かったから星4つ。
満足度★★★★★
笑わせながらも重い
作・演出の鄭義信の原体験をベースにした物語は、韓国の役者陣を迎えて、丁寧で濃密で笑わせながらも切なく展開される。父・母・3姉妹と末の息子の6人家族と、取り巻く人々の物語だが、エンディング、2人だけ残された父母が去っていく場面は、意味は重いが不思議な明るさがある。実に秀作。2008年の演劇賞で高評価を得たのも納得できる。長女を演じた粟田の中盤まで押さえた演技、逆に過剰に感情を出す次女の占部、ややトリッキーな存在の朱の3姉妹の対比が巧みだが、軸となる父・申の「運命…宿命」という繰り返されるセリフや、母・高の胸を繰り返し叩く感情表現には、強烈な印象が残る。
満足度★★★★★
確かによかった!
父親の片言の台詞と その存在感が凄い。
終盤、父親がただ座ってたり リアカー引いてるだけで
その光景が「美しい」 と感じるくらいの異常な状態。
バルコニー席じゃなくて、もっと近い席だったら泣いてたかも。
ただ残念だったのが
韓国語の台詞の時、字幕を読むために演技から
目を離さないといけなかったこと。
しょうがないんだけどね。
満足度★★★★★
人間、万歳。
そして、演劇万歳、と思った。
登場人物達の輝きが、客電のつく最後の瞬間まで溢れていた。
ストレート直球なげで、圧勝、という作品に酔いしれた。
更なる再演を望みます。
満足度★★★★
明るい家庭
個々の抱えている悩み。打ち明けられれば良いが内に包みたいものもある。いろいろ考えながら笑いながら泣きながら…ながら、元気をもらえる舞台です。鄭義信さんだから描けるものがあるのでしょうね。日本人、桜…。舞台美術も圧巻ですよね。
観られてよかった!
前回見逃して後から悔しい思いをしたので、今回は早々にチケットを手に入れました。
劇場に入った瞬間から来られてよかったと思いました。
その思いは観劇中も終演後もずっと続きました。
並んだ甲斐がありました
休みの取れた平日、思い立って朝10時に当日券獲得のため新国立劇場に行きましたがすでに長蛇の列。Z券は取れずキャンセル待ちに並びましたが無事入場できました。
自分の、個人史的な部分に迫るところがあったせいもあると思いますが、泣きました。時折飛んでくる旅客機の爆音にかき消される会話。同じような地で生まれ育った記憶がよみがえったりしてきて…かなり、やられました。〈客観〉的な〈観客〉であることができませんでした。子どもの頃一緒に遊んだ彼はいまどうしているだろう…
ほんとに素晴らしい公演でした。一人で来てよかった。いや、ちょっと涙腺が。
満足度★★★★★
笑いながら涙
前回は見逃したため、期待して観劇。素晴らしかった。少々観づらいバルコニー席だったが舞台に入り込んでしまった。鄭義信さんの人間に対するあたたかな目に、ただただ笑いながら泣きました。
満足度★★★★
高度成長期の日本
70年代の関西地方の在日韓国人のお話。
時代がどんどん変わっていく中で、生活間あふれる芝居。
大阪万博など懐かしいイベントを思い出させる。
懐かしく、楽しい芝居で大変に面白かった。でも、ちょっぴり切なく感じるのは
あの時代を一緒に生きてきたからかもしれない。