不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫ 公演情報 不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-20件 / 32件中
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい企画公演
    この劇団の公演は初めて観に行きました。以前から存在は知っていましたが、今回観ようと思ったのは、スペシャルステージと銘打たれたこの企画がとても魅力的だったからです。

    他劇団の脚本家3人を招いて、四日間の出来事を1人1日分ずつ執筆していき1つの作品として上演するというのです。しかも脚本家は、自分の順番がまわってくるまであらすじを知らないという。各劇団の世界観はそのままにしながら物語としてまとめなくてはいけない。これだけでも面白そうですよね。
    さらに、参加しているのが以前から観たいと思っていた劇団や、気になっていた劇団ばかりですから、夢のような企画公演でした。

    劇場に入ったら舞台美術が素敵だったのでさらに期待が高まりました。喫茶店が舞台になっていたので、それだけでどんな話になるのかとうれしくなります。
    喫茶店ニューヨークの閉店までの4日間が描かれているのですが、マスターとバイト、そしてお客たちとの話がとても面白いです。脚本を書いている劇団は全て初見なのでどんな雰囲気の話なのか全く想像がつかなかったのですよね。開演前にチラシを読んでだいたいの劇団が持つ特色は分かりましたけど、観るのは初めてですから。

    脚本はそれぞれ面白かったし、物語と役者さんたちが作り上げた展開に何度も笑いました。コメディ部分では何度も吹き出しちゃいました。
    2日目を担当した「あひるなんちゃら」ですが、この劇団は本当にいつか観に行きたいとずっと思っていました。だけど今まではことごとく他の予定と重なっていて観る機会がありませんでした。だからどんな本なのか一番気になっていました。で、実際に舞台を観てみたら、4人の脚本家の中で一番好みでした。駄弁芝居というものをたっぷりと楽しませてもらいました。
    今年こそあひるなんちゃらを観に行きたいですね。毎回チラシの裏に関村さんが小さな文字でびっしりと書いている役者紹介も好きで、全部読んでいます。

    今回の作品でだけ判断は出来ませんけど、競泳水着さんは安心して楽しく観ることができました。1日目だから大きな事件は起きないし、伏線がまかれていく中にコメディ要素があってという感じなので、1本きちんと観てみたいです。
    乞局は、登場人物が不幸になる芝居が苦手な私にはちょっと合いませんでしたけど、でも悪夢のようなあの空気は気になります。だけどやっぱり人が傷ついていく姿を長時間観るのはキツそうですね。

    4日目はこの企画をたてたクロカミショウネン18ですね。それぞれの脚本家が伏線をパス(というより、ぶん投げ的な部分も)あって、意表をつく展開に爆笑しつつ今後の展開に興味を持って観ていました。
    最後は今までの登場人物たちが隠していた謎なども全て明かされて大きなことが展開されていきました。あれをここでこういうネタに使うのかと感心したり笑ったり、不幸のスパイスは気になったけれど、1つの作品としてとても楽しむことができました。
    この企画、またやってほしいです。

  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★

    とても面白い試みであったと思います。
    今、伝えられる事をあえて後日伝える問題の先送りがあり、翌日それを華麗に翌々日にスルーパスし、3日目に芝居のトーンそのものが急転・・、最終四日目はパワープレーで・・なんとなく終幕。
    喫茶店マスター“渡辺さん”の日替わりキャラ・・、ありでしょう!
    “ワダ・タワーさん”でかっ!身長195cm趣味プロレス観戦(good!)
    “勝平さん”・・「ナツひとり」「めぐるめく」「明るい表通りで」での好演を思い出しました。えっ!“森田さん”・・しかし総勢18名の役者さんが・・贅沢で勿体無い気がしましたが、稽古場、楽屋はさぞ・・。劇団さんそれぞれのダイジェスト版を拝観し、個別に伺わせて戴こうと思いました・・とさ。

  • 満足度★★★★

    オモシロ企画
    投げっぱなしパワーボムやら文字通りノールックのスルーパスやらを総受けしたクロカミさんは大変だったと思いますが、何とか纏まっていたと思います。勿論、辻褄あわせが厳し目なところ、無理やりチックなところもありましたが、ある程度はしょうがないかなと割り切って、お祭り公演として楽しませてもらいました。

    ネタバレBOX

    クロカミさんのプロデュースと言うか見本市としては成功したのではないでしょうか。少なくとも私には次回の本公演も観たいと思わせましたから。
  • 満足度★★★★★

    すごい☆
    四人の作家さんが、登場人物や背景、舞台設定など全く話し合わずに、脚本を書いたとのことですが、よくこんなにちゃんとまとまって、おもしろい芝居ができたもんだなあと感心。すごい。企画、各作家、役者、スタッフ陣、お疲れ様でした。

  • 満足度★★★

    4days
    脚本リレーという面白そうな企画なので見てみた。
    4人の脚本家の色を味わえる公演でお得と思えるか、また面白いと思えるかどうかがポイントでしょうか。

    ネタバレBOX

    とある喫茶店が閉店するまでの数日をそれぞれの脚本家が描き出すヒューマンドラマ。
    2日目(あひるなんちゃら)は大いに笑えた。
    3日目(乞局)の回は、2日目との落差でかなりとまどった。こういうところ、徐々に雰囲気が変わっていくようだとよかった。企画的に難しいというか狙いがあるとは思うけど。
    4日目(クロカミショウネン)の回、もう少しインパクトあってもよかったような気もします。
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    出演者の役名が芸名と同じで、「これはお祭り」とのパンフの説明に、予想していたのと違い、びっくり。

    だから肩の力を抜いて、楽しませてもらいました。

    このところ、番外企画が続き、その中で加藤裕さんが退団してしまったのはさびしい限り。やはり、ファンとしては野坂さんの新作本公演が早く観たいです。

    ネタバレBOX

    1日目と4日目が面白かった。

    乞局を観たことがないので驚きましたが、3日目の暗く恐ろしい雰囲気から、一転してシチュコメ風ドタバタに転換させてくれる野坂さんはやはりうまいなぁと思いました。

    大真面目に演じれば演じるほど面白い浅倉洋介さん、トボケた味わいのワダ・タワーさん、どんなタッチにも見事に順応して存在感を示す渡辺裕也さんが印象に残りました。

    セットが本格的で素敵でした。渋い木目調にステンドグラスなどもあって。

    齊藤陽介さんが、本当にこの喫茶店で働いてる男の子に見えたのもお手柄。
  • 満足度★★★

    脚本家も舞台上にいるような
    4人のリレー脚本ということを含んで観ると、各々が試行錯誤、苦労して書きすすめたことが見てとれて、それも観劇中の面白味となる。普段、なかなか脚本家のことまで想像しながら観るお芝居なんかないわけで、これは企画の勝利だと思います。終盤に向けて強引なストーリー展開があるのもご愛敬。
    今後、コメディとかラブストーリーとかジャンルを決めてやるのも面白いかもしれませんね。

  • 満足度★★★★

    脚本家
    四人、それぞれの個性が垣間みれて面白い作品でした。
    特に自由度の高い、2日目、3日目は、それぞれの本公演にも興味がひかれました。
    ただ、ひとつの作品で観てしまうと、不満な点も.....
    最近よくみる「短時間×多団体」の別バージョンと考えると面白い企画ですね!!
    四日目→三日目→二日目→一日目、で脚本を書かれたら、もう少しまとまったモノになるのかも!?とも、考えてしまいました。
    それも観てみたいですね。

  • 満足度★★★★

    前編からの繋ぎに苦しむ
    コメディとして見れば楽しい企画だ。やはり1編目を担当した作家が一番楽なんじゃないかと感じた。後半になって、やたらとぐちゃぐちゃになり、これを一つの物語として見ると作品としては劣る。しかし役者を観ていると楽しめるという番外編だ。

  • 満足度★★★★

    企画として
    面白い企画だし、たまにはいぃかも。
    4人それぞれのカラーも出ていて
    面白かったです。

    ただ3日はあまりにもカラーが違過ぎて
    なじめなかった…

    個性を見せるのはもちろんですが
    もう少し1つの作品であることも考えてほしかった。

    4日目のクロカミさんは
    もうさすがとしか言いようがない。
    圧巻でした。多少強引ながらも
    無茶ブリ回収しながらも
    うまくまとまったと思います。

  • 満足度★★★★★

    祭りだって・・・
    そう、祭りだっていうからそのつもりで観たら確かにそんな感じでとても楽しめた。そして有名どころの劇団や役者の人達をひと通り見れたのがとても良かった。

    けれど、どうだろう・・・あまり舞台芸術を知らない客が観たら、え、これなに?みたく、なんだか溶け込めないままぼんやりと見終えてしまうんじゃないだろうかと、なんだか全然関係のない第三者のことが少々気になってしまった。

    ネタバレBOX

    バイトのウェイターさん、以前落語で死ぬ程笑わせてくれた役者なだけにやけに気になった。ってゆーか、イケメン過ぎるっしょ。自分が女だったら完全に惚れてた。男である今でも・・・




    ってっこたないが、まぁいい役者さんだなと思った。

    物語の方は四者四様・・・とはいかず、三人目だけが浮いた形、結局こういった企画では飛び技が必要なのかなと、そう思った。

    なんにしろトータルでとても面白かった。
  • 満足度★★★

    邪道として楽しめました
    脚本リレーの企画だと、やっぱり最後が大変ですね。破綻ギリギリのところを、無理くり力技でまとめたようで、結構笑えました。しかし作家さんたちはみんな仲良しなんだろうな。私だったら、前の作家さんたちを絞めちゃうけど(笑)。

  • 満足度★★★

    1・2の投げ方が秀逸
    後半はつらいねぇ、こういう企画

  • 満足度★★★★

    飛び道具
    もっと破綻すると思いきや、ここまでのレベルに仕上げたのはさすが。
    王道ではなくあくまでもお祭りとしての飛び道具なので、粗さやムチャを逆に楽しむというのは私にとっては新鮮。
    観客としては年1くらいで続けて欲しい企画です。

  • 満足度★★★★

    緩い投げコメディ
    セットが素晴らしい。こういったセットを作る職人に自宅を改造してもらいたいくらいだ。笑)喫茶店を舞台に一日目を上野友之(劇団競泳水着)、二日目を関村俊介(あひるなんちゃら)、三日目を下西啓正(乞局)、四日目を野坂実(クロカミショウネン18)で〆る。こういった企画ものは当然、最後の四日目で話の筋をどうにか観客を騙しながら伏線を回収しつつ終わりにしなければならないのだが・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    上野友之の本は喫茶店での登場人物設定とこれらに関するネタ振りをして無難なところで逃げ切る。笑)上野の役割は堅実に2番手にバトンを回し成功する。

    これを受け継ぐ関村俊介は初盤、コメディ的な要素を見せつつ(この時点では好みだったが)、終盤で粗さが目立ち笑いの振りネタが雑になってしまう。これを次の手に投げっぱなしで逃げてしまう。笑

    これを受け継ぐ下西啓正は大変だろうな・・と個人的に感じながらも、乞局独特の怪しくも危険な妄想情景へと観客を誘うがここで喫茶店マスターが思わず含み笑いをしてしまい、一気に素になって笑ってしまうマスターを見て、ヤクザ風の5人もつられて笑ってしまうという楽しいハプニングに。笑いを堪えようと必死の形相で己の精神と戦う彼らを観ているほうが舞台のストーリーよりおもちろ可笑しかった。
     
    そしてすべてを巧妙に受け継いで仕上げ終わらせなければならない野坂実だったが、舞台全体をみるとやはり、4人の作家が描く世界はちぐはぐで、こういった構成は失敗だったような気もする。やはり一つの作品に時間をかけて、きちんと練って作りあげたような緻密さはない。だから芝居の終わらせ方もぐずぐずで強引にまとめた感は否めないのだった。結果、ぐちゃぐちゃなコメディといった幕引きだったが、キャストらと企画を楽しむといった気持ちで観るなら面白いイベントだと思う。
  • 満足度★★★★

    その設定だけでご飯何杯でも食べられるという好企画!!
    フライヤーで企画内容を知ってから、心待ちにしていた公演。
    やっぱり面白かった。

    ネタバレBOX

    上野友之(劇団競泳水着)→関村俊介(あひるなんちゃら)→下西啓正(乞局)→野坂実(クロカミショウネン18)と順番に脚本を書いていくという、その設定だけでご飯何杯でも食べられるという好企画。
    実際に面白い。
    前の作者たちがいい感じに設定をばら撒き、ラストで締める。

    ただし、3幕だけは、あまりにも異質すぎた。その異質さが笑いにちきんと結びついていくのであれば、面白かったのだが、1幕での登場人物との関係など、まるでなかったような展開なので、いささか面食らった。
    ダークな雰囲気でありながら、最初は観客も笑おうと思っていたのだが、あんまり笑える雰囲気になってこなかった。

    ちょっといい感じで1幕に登場した、バイト役の勝平ともこさんが、ラストにしょぼんとした感じで出てくるのは少々忍びなかった。
    まあ、予定調和からうんと外れたという点は良いとは思うし、コメディの作家さんたちだけにしなかったというところも面白いと思った。

    結果、すべてを拾ってラストでまとてめることはできなかったが、いい感じに笑いに昇華していたことは評価できる。
    「外し方」もなかなか無茶でいい感じであったし。

    また、各パートについても、それぞれの持ち味が出ていて、それも見どころとなっていた。
    そしてそれらが違う演出家の手によると、こうなるのか、と感心もした。

    そして、全体のテンポがとてもいいのだ。
    考える間もなく、どんどんと進み、わははと笑わせる。
    この演出は、この企画にマッチしていて、巧みだ。

    役者は、各パートごとに振り幅が大きく、冷静な考えれば、まったく別人のようになっしまう人もいて、それだけで破綻してしまいそうなのだが、役者がそれに見事に耐えたと言っていいだろう。

    特に、川本亜貴代さんの健闘が光っていた。彼女がもの凄い力で、物語を引っ張っていったことで、俄然面白くなったと思う。

    それと、個人的には、中村早香さんと異儀田夏葉さんだ。
    ひょっとこ乱舞から参加の中村早香さんは、声がよく通る。舞台が明るくなり、コメディに向いている人だなあとつくづく思う。
    そして、異儀田夏葉さん(ヨシロォの夏は夢叶え冒険団)。特に関村俊介さんの担当パートでは、いつもあひるなんちゃらで観せる突っ込みが気持ちよく決まっていて、「やっぱ、こう突っ込ませないと」と観ていて楽しかったのだ。
    とにかく、中村&異儀田は、目が離せない。

    とにかく、好企画で面白かったことは確か。
    面白いから、今後もこの企画続けてほしいと思う。…無理か。
  • 満足度★★★

    無茶振り
    なかなか面白い企画だった。結末を全く気にしなくて良い3氏の無茶振りが非道だ。

  • 満足度★★★★★

    ハチャメチャで爆笑
    ハチャメチャで爆笑
    まず、会場に入ってすぐ気が付いたことは舞台装置は大変豪華だ、ということ。
    で、凝った芝居が見られるのかな?と思っていたら、そうではなくて、
    プログラムによると、こちらの台本は、4人の作家の連作とのこと。
    要するに、まず1人目が書いて、それを受けて2人目が書く・・・というやり方。
    そうなると、前に書いた作家は、後の作家に「鬼振り」をすることができる。
    実際に、観客にも、後の作家に振ったということが明らかに分かる台詞があって、
    それを聞いて観客は大爆笑。
    そういうわけで、「ネタばれ」で隠すことができても、
    これに限っては、観る人は絶対知らない方がよい。
    (他の方が色々書いちゃってますが・・・)
    ということで、これ以上ネタばれになるようなことは書かないようにします。
    でも、連続ものであっても、各作家の個性はやはり感じられるし、
    作家によって登場人物の誰にフォーカスを当てるのかも異なっていて、
    その意外な展開が面白い。
    もちろん、1人の作家が書いたような、しっかりした緻密な構成は望めないが、
    それよりも、各作家の機知を楽しむことができる。
    そういう意味で、一見の価値ありですね。

  • 満足度★★★★

    面白い試み
    同じ設定で同じ役者を使っても作家さんが違うとこんなに違うんだなあと面白かったです。最後きれいにまとまってよかった。

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