デンキ島〜松田リカ篇〜 公演情報 デンキ島〜松田リカ篇〜」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★

    震災の影響で・・・
    震災直後に観た公演で、一種のPTSD状況にもあり、集中できなかったのが残念です。



    尚、震災直後にログインエラーになったため、UPできないままになっていて、直近のものを優先していくうち、感想を書くのが今日になってしまいました。


    備忘録として書いており、私のレビューを読む方もここではほとんどいないと思うので、影響はないと思いますが。

    ネタバレBOX

    結論から言うと、内容が暴力的なこともあり、私個人的には、この時期に観るにはあまりふさわしい作品とは思えませんでした。


    ヒロイン、リカ役の前田亜季さんは好演されているものの、モダンスイマーズに時々登場する主人公の女性版みたいな、キナくさいストーリーが好みではありませんでした。

    主人公に感情移入できないせいか、観終わった後に残る感動がまったくなく、むなしさが残りました。

    ただ、このあとに観た道学先生の「白い家篇」が素晴らしく、その前編として、坂本シンヤ(ここでは古山憲太郎が演じている)がほんの少しだけ登場し、、どうしてそういう人物なのかがわかる劇という意味では、この作品を観ておいてよかったといえます。


  • 満足度★★★★★

    大変な時にご苦労様でした。
    大変な時に観劇させて戴き感謝しております。
    若手の高橋さん、山崎さんも光ってましたし、作・演出期待の才能の持ち主梨澤さんもちゃっかり役者として出ておられ、かっこ良い松永さんも観れましたし、古山さんがなにげに渋すぎではありましたが、流石、蓬莱さんといえるとても良い作品でした。
    (私も最初は去年10月に公演された、西原理恵子さん原作('97年)、森岡利行さん作・演出の「ぼくんち」、と同類の作品なのかなぁ~と思いながら拝見しておりましたが、途中から物語の展開の面白さ、奥行き感等々、間違いなく蓬莱さんのオリジナル作品と確信した次第でございます。)

  • 満足度★★★

    しっかりとした物語
    日本海の架空の島での、どうしようもない所に落ち込んでいってしまう若者の物語。どうしようもない貧乏の中で、どうしようもない状況に追い込まれてい主人公くリカを前田亜季が好演。不良だったのに、オープニング・エンディングで真当な人間として語る野口かおる、従来からはあまり見せない独特の衣装・メイクで存在感を示したサツキ役の松永玲子、と、女優陣に見所は多いが、ショボイ不良を演じた野本光一郎が何となく気にいってしまった。全体に暗い内容だが、少しだけ希望を見せて終わるあたりに救いがあるように思った。

  • 満足度★★★

    みた
    かっちりと整然とできているし、巧みな役者もずらりと揃っているけれども、このチケット代で、わざわざ舞台の上で見なくてもという印象を強く受けた。
    松田リカという人物が魅力的なのか、そのあたりもぼんやりとしたまま幕が下りた。

  • 満足度★★★★

    匂い立つような青春モノ
    面白かった。
    それぞれのキャラの立ち具合、物語の展開などすべてが。

    ネタバレBOX

    物語を見せていくというスタイルがとても心地良い。
    それぞれのキャラと役割はお決まりの感じはあるものの、それぞれのキャラクターがしっかり立ち、とてもいい味を出している。

    ある時期にある若者の挫折と成長とでも言うか。
    境遇に立ち向かう、松田リカの凜とした印象がとても良い。昭和的なカッコ良さ。
    今まで観たモダンスイマーズのように、重くてヘヴィすぎるという印象はない。

    青春モノの印象。それも昭和の香りがプンプンする。
    例えば、70年代頃の劇画やATG映画を彷彿とさせるのだ。
    そして、全編に流れる方言の台詞が効いている。
    しっかりと、地に足が付いている雰囲気がする。
    それを役者たちが、見事に支えている。
  • 満足度★★★★★

    感動しました。
    この力強い作品を今回の震災で被災された方々にも観せてあげられたらって心から思いました。開演前に流れていた潮騒の音にも癒されました。
    リカとスミエとマコとの関係は、設定は違いますがイメージは西原理恵子の「女の子ものがたり」のようでした。
    日本が落ち着いたら、またやってほしいです。力強い感じだけれど、心があたたかくなれる作品でした。そのときには東北公演をぜひ。
    私が今夜もらったパワーはとても大きな何かに変えられると思っています。ありがとうございました。

  • 蓬莱さんの挨拶から。
    13日の公演は蓬莱さんの挨拶から始まった。

    耐震構造にかんしての
    あうるすぽっとの強度などを説明してくれました。

    幸い揺れを感じずに観劇を終えました。

    劇場の公演があったおかげで
    知った観劇仲間が無事であると確認したり
    大好きな役者さんが元気だったりして
    我に返った気がした。

    部屋でニュースを見て、どれだけ不安だったのかを再確認した。

    ネタバレBOX

    初のモダンスイマーズ
    閉鎖された島のキャラクター達が
    まさに<島国日本>であった

    とても二時間とは思えない凝縮したのにあっという間であった。

    抜け出したくて 抜け出せない
    そんな ジレンマと奥に潜む優しさと愚かさと
    人間はなんて弱くて強いんだろう?

    劇中の役が悩んでいた。涙を流していた。迷っていた。

    人は何かしらの悲しみを背負う
    人はいつでも何かと戦う
    それがいま世界規模に大きな地震の影響を受けている

    関東は影響も出ているが、命には影響が出ていない。
    一人一人が最善という方法で進んでいけたらなと思う。

    安全対策で 芝居も映画館もカラオケも全て閉じていたなら
    人は不安でオカシクなったかもしれない。

    それぐらい不安でどうしたらいいか判断出来ない状況だ。

    賛否両論飛び交っているが
    観に行く、観に行かないも観客が決める。
    公演を打つ、打たないも劇団が決める。
    それぞれが 選べばいい。

    戦うエナジーは有意義に使いたい。
  • 満足度★★★★

    早速初日に!!
    行ってきました。。
    実によくできた脚本だな!という印象でした。さすが!蓬莱君です。
    前作の「真夏の迷光とサイコ」がちょっと難しかった漢字でしたが、架空の日本海の浮かぶ島をテーマに、実際にどこにでもある夢と現実とを描いているように思えます。
    キャストでは特に前田亜季さん、良かったです!!
    道学先生・白い家篇も観たくなりましたーー!!!

  • 満足度★★★★

    北陸訛りの高校生
    ほーけー、ほーけーと、北陸らしい雰囲気がありました。

    ネタバレBOX

    前田亜季さんの舞台は、井上ひさし作『私はだれでしょう』で初めて観ました。あれから4年、縁あって『日本人のへそ』の後に本作品を観ました。

    前田亜季さん演じる高校生リカ、街金の取り立てに来たやくざ、友人やそうでもない地元高校生、リカの家族を巡る話。借金が返せない父親を見かねてやくざの手伝いをするも、最後東京へ出て行こうと決心、足抜けの喧嘩をして血だらけにはなるが、それで決着して東京を目指すというもの。

    今すぐ何かをやるという目標があるという訳でもないけれど、どんよりした北陸から東京を目指す気持ちは良く分かります。そして、漁師が言うように、どこへ行っても同じだというのも良く分かります。

    ラストの喧嘩で、大事なものは目立たないようにするというやくざの口癖のおかげで、旅費が巻き上げられなかったというオチは良かったです!

    ところで、前田亜季さんはきりっとしていましたが、いかんせん小柄なため柔道が強そうに見えません。父親と組んでもふらふらしており、とても勝てそうにはありませんでした。

    むしろ、おせっかい好きで、リカを呼びに行って交通事故で死んだスミエ役の山崎真美さんの方が大柄でリカ向きのように思えてしまいました。

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