超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】 公演情報 超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 29件中
  • 満足度★★★★★

    エロ可笑しい!!!
    前作よりも更にパワーアップ!
    タイトルの意味も後半になって解るし、なんといってもエロ雑誌の編集社内の出来事なので、エロ連発でエロ楽しい!
    特に鈴木のキャラクターの立ち上がりが絶妙で、この役をやるために生まれてきたような申し子、はやし大輔の表情がキモ面白い。そして、追い討ちをかけるようなマシュマロの登場で、一気にその世界感に引きずり込まれた。笑


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    エロ雑誌を発行する弱小編集室は不況の最中なのか、社員がダメなのか、広告の仕事が取れない。そんな中なのにドーテー君の鈴木は恋愛にうつつを抜かし仕事どころの騒ぎではない。

    しかし、あろうことかドーテー君の好きな彼女がAVデビューすることに。彼女を守るのは自分しか居ない。と勝手な理屈を引っさげてドーテー君は何を思ったのか、デパートの屋上で戦うようなナリの赤レンジャーとして社内に乗り込む。

    しかし血迷ったドーテー君には、もはや冷静な判断が出来ず、失速してしまう。勝ち目のない相手にがむしゃらに懇願しながら彼女を守ろうとする姿に思わずホロリ・・とさせられる。いつの世も、一生懸命さには万人が弱いものだ。

    とんでもなく面白かった。エロ器具も出てきちゃったりして、へえ~、あんなのもあるんだ。と妙に興味も持てた。笑
    それぞれのキャラクターの絡みも絶妙に面白く、ヒーローを守り、カツを入れるキャラクターも登場し、全体の構成がお見事だった。前作よりもはるかに楽しく、かんなり笑った!エロなのにカラッとした陽気な描写であまりにも上手い!


  • 満足度★★★★★

    良い意味で、こなれた芝居
    面白いです。ちゃんとしたコメディになっています。
    はじめのうちは役者さんの動きが固く、セリフに頼った演技をしてるなという印象はあったのですが、中盤以降はそのようなことはなく、不自然さはありません。
    登場人物たちのキャラクターがきちんと描き分けられていて、それぞれのキャラの動きに必然性があることなど、脚本が良く書かれています。加えて役者さんたちのこなれた演技(悪い意味ではないです)によって物語の展開に大いに説得力があり、感心しきりでした。台詞の言い間違いやら段取りミスなどあったものの、慌てずリカバリするあたり、「慣れているな」と感じました。

    ネタバレBOX

    未来人を告白するくだりで爆笑。
    なるほど、この手の荒唐無稽な説明をするのに、あのような表現方法があったとは。新鮮でした。
  • 満足度★★★★★

    役者が巧い
    舞台に熱があって、勢いがあって、笑いがあって、所々ジーンとさせる場面があって、物語から役者の掛け合いまでとても楽しかったです。観た後に元気にさせてもらえる作品でした。

  • 満足度★★★★★

    超スーパーウルトラ良かった。
    脚本 ★★★★★
    演技力★★★★★
    笑い ★★★★★
    感動 ★★★★★
    劇場 ★★★

    みたいなやつが欲しいなと思った。
    こちらの作品だけの話じゃなく。
    そしたらアンケートでボタン押すだけなのに。

    って、
    そんなことはどうでもよく、この作品ときたら超スーパーウルトラハイパーおもしろかった。

    たぶんこれ観た後『あ〜あ、つまんなかった』だの、『なんかよくわかんなかった』だの、そんなこと言う輩がいたとしたらきっとそいつとは友達にはなれない。ごめんなさいだ。

    たぶん人と人の関係なんてそんなものだ。センスや感覚が合わなけりゃ一緒にいて居心地が悪い。そういった意味でまったくもって居心地の良い1時間40分だった。

    超おすすめだ。

    ネタバレBOX

    なにしろいい役者が揃っている。たぶんこの人達が演じてくれたらどんなつまんない話でもだいたい観れる。特に鈴木、佐藤、マシュマロなのだが、この人達全員東京バンビ所属だってんだから驚く。自然な演技にぐいぐい引き込まれた。

    鈴木役は最高だった。

    それにしても笑った。
    笑った笑った。
    こんなに声をあげて笑ったのいつ以来だろう・・・。

    ツボを心得ている感じ。
    ツッコミの入れどころがうまい。
    『あ、1000回やっても同じだよ』とか、『ストレスか?それはストレスからくるヤツか?』なんかでやられた。

    笑えるセリフではないが『なにかを諦める時のその理由って、後から考えたらたいしたことじゃないんだよな』的なセリフに、そうかも、うんうんと妙に納得。心に残った。

    なにしろどこをどう切り取って見ても最高に素晴らしい舞台だった。

    またひとつお気に入りの劇団ができた。
  • 満足度★★★★★

    サイコーの舞台!!
    兎に角サイコーでした!!!

    久々に、時間が短く感じた作品でした!

  • 満足度★★★★★

    最高!面白かった!
    凄いシチュエーションで予想外の展開、そして笑いどころ満載。

    主役のはやしさん、良かったです!!

    ネタバレBOX

    あの娘(そして本当の娘)、世界の平和のために自らを犠牲にして、切ないですね。

    でもまだ恋愛が成就した訳ではないので、油断すると地球が危ないかも。編集長のように、元AV女優とそれを見守る男の関係ってことになってしまうかもしれませんから。

    とか言いながら、エロ雑誌の編集局のドタバタコメディ。Hだし、美人だし、可愛いし。

    はやしさん、普通の髪型で純情で30男で童貞役、良かったですよ!!

    ラストの記念写真で祝増刷って、加藤の奥さんのくるみんさんが人気出たのでしょうね!?

    劇団によってはずーっと同じ洋服で通すことの多い中で、役者さんの衣装が変わっていたのはリアリティがあって良かったです!
  • 満足度★★★★★

    ヒーロー
    登場人物全員が面白い人! 以前どこかで見て印象に残ってた人ばかりなので、小劇場の精鋭大集合という感がありました。

    宣伝効果大だと思うので、本当にあの会社に行って、パンフやチラシに載せる広告を取ってみたらいかがでしょう。

  • 満足度★★★★★

    最高でした!
    本当に面白かったです!
    エロ雑誌の出版社で、未知の世界を見れて
    楽しかったです!
    はやしさんの役のハマり方がすごくて
    こういう人いそうだなーって思いました

    企画なども楽しそうで次回も観たいです!


  • 満足度★★★★★

    面白かった
    エロ系は得意ではなかったんですが、何故かカラっとした気持ち良さを感じました。
    素直に面白かったです。

    おもちゃが色々あって勉強になりました。

  • 満足度★★★★★

    笑ったし泣いた
    むちゃくちゃおもしろかったです!
    こんなに笑った芝居って初めてです!

    お芝居に親しみがない方にもオススメできるし
    今年間違いなくブレイクすると思われます!

    次回公演も必ず行きます!

  • 満足度★★★★★

    面白かったです。
    自分の仕事が、デザインとか編集とかという世界なので、きっと他に見られていた方より実感があったりして。。スピーディなストリー展開。散りばめられたユーモアを充分に楽しませてもらいました。次の舞台も楽しみです。

  • 満足度★★★★

    前回よりも
    下ネタ増えすぎ!と思ったが、前回の倍以上笑ったし、女子の笑い声も響いてた。

    動画で見た、坂を駆け上がる花岡さんの全力は、主人公の全力さを現してたのかな~?なんて、思った。
    バンビちゃんの掲示板も見たんだけど、(役者志望ではないのに、暇な奴で、すみません)今後の目標や劇団の方針が、あるからこその、魅力ある客演にも恵まれ、作品力も強化したと思いました。

    ネタバレBOX

    作者稲葉さんの前説も、ファンサービス旺盛で面白かったです。前回より、痩せたよう?だが、やつれたのではなく、凛々しい顔つきに、なった感がして、作品への思い入れや充実感が窺えた。

    エロ本出版社での物語なので、下ネタ満載過ぎと思いつつ、各キャラ際立ち、下ネタ以外でも面白く、良かったです。

    主人公・鈴木(はやし大輔さん)のちょっと情けないダメダメ感だけど、誠実な感じ、良かったです。
    編集長であり元AV女優で社長(しまさきまちこさん)のサバサバしてるんだけど、大人の女の切なさ加減も良く。前回との違いっぷりは、さすがでした。
    会社で何してるの?と可笑しく怪しげな山田(長島伸治さん)はダメ感ありありだが、編集長をそっと見守る感が、良かったです。
    鈴木の先輩である、佐藤(アダチヒロキさん)の営業マンらしい、いい加減さ調子の良さも面白く。
    転職してきた加藤(島影昌幸さん)は、異業種からエロ本業界に馴染んでいく様も、可笑しく、妻・くるみさん(これ又くるみさんが、良い味出している)にデレデレな感じも、良かった。
    鈴木の憧れのマヒル(花岡芙喜子さん)の普通ぽっさから、エロ本業界に思い切った感の違いが、良かったです。
    デザイナーの古賀(池田あい)は、唯一の一般人らしさが生き、作品の良いアクセントに、なっていた。

    そんな、編集室に訪れるAV女優役(町田歩美さん)の色っぽいながらも、ちょっと荒んだ女の強さと弱さの、さじ加減、ベストでした。町田さんも、前回との違いっぷりには、驚かされた一人です。
    女優のマネージャーであり彼氏の山本(青山雅士さん)の、女には苦労してない優越感的な見せ方の加減が、良かったです。
    鈴木の担当コーナー童貞日記(そんなような題名だったと思う)に憧れて、エロ漫画家目指して投稿しに来るマシュマロ(中峰健太さん)の思い込みと言動には、笑わされました。中峰さんは前回より身長伸びて、6歳くらい年上になったのでは?と錯覚するほど雰囲気も違い、演技力に説得力を増した感じで良かったです。
    データ回収にくる、印刷所の人(稲葉信隆さん)のなんにも知らない能天気さ、面白かったです。
    そんな個性豊かな面々の、ちょっと切ないドタバタコメディーは、どこかで誰かが影響与えていたり支えていたりする、夢と現実の見え隠れ加減が、良かったです。

    個人的な好みだけで言うと、前回(アダチさん作)のホロリとするコメディーの方が好き。今回は下ネタ多すぎと思いつつ、下ネタ以外でも面白く、かなり笑ったので、そちらを厚くしたほうが好みですが、違う魅力が見れて、良かったです。
    徹夜明けで編集長がソファーで寝ている時の寝相は、もっと違う面白い寝相があったと思います。しまさきさんの品性と役者魂があったからギリギリ許せるけど、下手な役者がやっていたら、見れたもんじゃない。下ネタの面白さもありだが、さじ加減と表現をちょっと間違えると、ただのお下劣な作品になり下がってしまうので、要注意だと思います。

    前回リクエストした、配役名入りキャスト表、ありがとうございます。失礼ながら、あの役が、あの方だと気付かず見ていたので、公演後、名前見てビックリ!そんな、楽しみが増えました。やっぱり役者さんって、凄い!と痛感。

    『こりっち』の宣伝も大事なことだと思います。生まれて初めて観劇する方や、誘われた時しか観劇しない方には、『こりっち』の存在自体、知らない方も、いらっしゃると思います。(私自身、一年前は知らず、ネットでいろいろ調べていたら5月頃『こりっち』に、たどり着き、気が付いたら、1年足らずで観劇数100本に、なりそうです。)いろんな方が、今回の公演を機に、他の公演を知り観劇数が増えたり、改めてバンビさんの魅力を実感したりと、新規顧客の開拓増員に、なるはず!と思います。新規顧客の開拓増員は、どの業界でも課題のはずですが、演劇界の方々は、あまり興味無いよう?で、とても不思議です。せっかくの公演という最大のチャンスを、活かさないのは、もったいないと思います。そういった意味でも、バンビさんの姿勢は、お客様サービスでもあり、演劇界にも貢献してると思います。今後も、期待しています。

    案内メール(他の劇団さんも、当日の午前中に下さる事が多いのが疑問なのは私だけでしょうか?他の観客様も、朝メールチェックするとしたら、もっと早朝では?)は、観劇日の前日までの方が、有り難いです。朝は、常にドタバタの寝ぼ助なので、メールチェックの時間もなく・・・すみません、次回は、ごあいさつさせて頂きます、


  • 満足度★★★★

    期待以上に面白かったです
    エロ雑誌の編集室が舞台というオヤジ好みの設定がイイ。でもただのエロではなく、純愛ラブコメ(かなりキモイけど)が入っているのが実にイイ。期待以上に面白かったです。役者さん達皆生き生きしてました。でも主宰さんの印刷所の人はちょっと作り過ぎかな。妙に浮いてた気がします。

  • 満足度★★★★

    胸に響くコメディ
    シンプルながら、雑誌編集部の部屋を見事に再現した見事な舞台美術、細部にまでこだわりが見られた。

    ストーリーはコメディではあるが、背景にきちんとした人間の描写があり、感情移入出来る。また、役者が魅力的で将来が楽しみな人が多数いた。

    SF的味付けもあり、楽しみどころ満載。

  • 満足度★★★★

    東京バンビ
    毎回見させて頂いている東京バンビさん。

    今回は、はやしさんが主演という事で楽しみにして行きました。

    いや〜こんなに笑ったのは久しぶりでした。そして予想外に感涙しました。(笑)

    ぜひ次回作も見に行かせて下さい。

  • 満足度★★★★

    愛しきダメ人間達
    ストーリーや展開に意外性はないものの、逆にそれが清々しい。好印象。

  • 満足度★★★★

    色モノと思いきや
    派手なチラシに惹かれて鑑賞。最初なにがタイトルなのかわからなかった。

    HPで劇団の内容を覗いてみたら、下ネタでくる公演かななんて思っていたら、案外というかかなりグッとくる内容で驚いた。
    はやし大輔のキャラとそれにリンクする演技は拍手もの。花岡芙喜子のかわいらしさと色っぽさの同居した演技もうまかった。

    ネタバレBOX

    はやし大輔の童貞設定と恋心、テンガマンへの変身、謝罪。いろいろと笑えるネタが豊富につまっていたが、この部分がしっかりしていたため、舞台に一本芯が通り、よい作品に仕上がっていた。
    池田あいの設定は微妙だったかもしれない(というかやや飛んでいた)が、マイナスにはならない。

    マヒル(花岡)の恋心も「ありそうな」感じを受けたし、弱小出版社の危機的状況も上手く表現されていた。
    マシュマロ(中峰)のキャラとネタも成功だった。下ネタでも、女性が笑えるネタだったし、作品の中で違和感なくカラーが出せていた。
  • 満足度★★★★

    初見!
    劇団のHP見たら、演劇の常識をぶち破るとか、72時間超演劇を企画[何!72時間って、TVだって24時間だよ(笑)]してたり、面白そうな劇団だから、どんな芝居を観せてくれるのか楽しみに見に行ったら、今回の芝居は普通に笑える、楽しい芝居だった。

    ネタバレBOX

    この設定とか、展開とか、
    かなり「ボーイズ・オン・ザ・ラン」からパク・・・じゃ無くてオマージュしてるよね。
  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★

    正直、まずフライヤーが目を引いた
    それは、思わずベッドの下に隠したくなるようなモノなのだ。
    それと、長ったらしいタイトルにも惹かれた。
    そして、面白かったのだ。

    ネタバレBOX

    物語の舞台となるのは、フライヤーどおりの弱小エロ本出版社。

    舞台の上の出版社は、どちらかと言うと、普通の零細出版社の様子であったと言える。扱っている内容がエロだというだけのこと。もっとも、実際、そうなのだけど。
    仕事に対する熱意はあるけど空回りしているような、そんな印象。

    主人公は自分で自分のことを「ダメだ」と思っている。「もう何もできない」とも。
    こういう人は、多いんじゃないだろうか。「こんなはずじゃない」あるいは「なかった」と思っていて、ウジウジしている人。

    彼の物語ではあるのだが、ちょっと変化球が加わる。どうやら未来から来た彼の娘らしき女性が、ストーリーの終盤あたりでいきなり現れるのだ。
    最初は単なる言い訳かと思っていたが、どうやらホントらしい様子。しかも、彼の結婚によって世界を破滅から救うことができるらしいということ。それによって、娘は産まれてこなくなってしまうのだが。
    この設定を、娘の言うとおりに信じていいのかどうかは微妙なセンなのだが、それぐらいの微妙さがいいバランスにあると言える。
    ぐっとSFチックに舵を切らず、リアル風なそれまでの舞台を壊さない程度な感じがいいと思うのだ。

    全体的に下ネタ満載で、それは設定がそうだから仕方ないのだが、と言っても、それほどそれはキツくない。
    まあ、隣に女性が座っていたら大笑いするのをやや控える程度か。

    その感じもなかなかいいアクセントになりつつ、ラストに向かうのだが、そのドタバタ感もいいのだ。
    ただし、一緒になってイケナイはずの主人公とリナが同じ会社で働いている、という波乱をまだちょっと含んでいるのだが、それをもう少し匂わすほうがよかったように思える。
    つまり、最後の写真撮影で主人公を舞台に呼び込むのだが、リナを呼び込んだほうが、と思ったのだ。

    どちらかと言うと、問題を抱えた主人公を周囲が受け入れるという、ややお決まりな収まりのいい感じになったのは、心地良いのだが、ラストにもう一捻り欲しかったというところだ。
    なんか逆ギレ的な雰囲気で、マネージャーの男が悪者っぽくなっていたのは違う気もするし。

    役者はすべての人が、きちんとキャラが立っていて好感度高い。
    主人公・鈴木を演じたはやし大輔さんの、いつも伏し目がちで自信のなさと、ラストあたりの身勝手さが、ダメな感じを見事に表していたし、佐藤を演じたアダチヒロキさんの、いかにもいそうなノリがよい男は、身体のこなしと機転の効き方(ドアを閉めるときの)がなかなか見事だった。
    そして、編集長を演じていたしまさきまちこさんも、いるよなーこういう頑張っちゃう人って、という感じが良く出ていた。山田を演じた長島慎治さんの風貌と彼が言いそうな台詞をきちんと見せてくれていたと思う。
    主人公・鈴木が思いを寄せるマヒルを演じた花岡芙美子さんは、物語が進むにつれて不思議な魅力が見えてきた。鈴木が惚れているのがわかるような感じだ。鈴木とリナの娘だと言う古賀を演じた池田あいさんは、この中にあって、1人頑なな役であり、それをうまく保てていたと思う。
    さらに、AV嬢のリナを演じていた町田歩美さんは、ちょっと色っぽい雰囲気から、弱い姿、そして普通の人となるのを、短時間で見事に演じ分けていた。営業の山田を演じていた加藤を演じた島影昌彦さんの元気が取り柄のような雰囲気もいい。
    リナのマネージャー・山本を演じた青山雅士さんの、人を見下したような、ちょっとしたヤな感じはなかなかいい。
    そして、忘れてならないのが、マンガ家・マシュマロを演じていた中峰健太さんは、もう、面白い、タイミングや雰囲気すべてが面白いのだ。彼の出番が一番笑ったのではないだろうか。
    そうそう、あと絶対に忘れられないのが、山田の奥さん・くるみさんを演じた方だ。存在自体が面白いとしか言いようがない(それは演出のうまさだと思う)。なぜかキャストに名前がないようなのだが。

    ちなみに、たまたま中小&弱小エロ本出版社に数多くの知人、友人がいたことがあるので、その実情(周囲からだけど)を見たことがあるのだが、もっとダメダメな人が多くいた。
    それは、社会人としてダメな人たちばかりだった。高校野球の頃には、すべての試合が終わるまで出社してこない人とか(もちろん録画してるのに)、麻雀のメンツを集めるだけでのために出社している人とか、取材費を使い込みすぎた人とか…、そんな感じだった。
    でも、何かに関しては、強い思い込みと、執念がある人ばかりでもあった。エロとかマンガとか、ね。
    そういう雰囲気があれば、なお良かったかも。
    …って言っても、そういう雰囲気がウケる層は限られてはいるけど。

    とにかく、お気に入りの劇団がまたひとつ増えたような気がする。

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