超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】 公演情報 超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-29件 / 29件中
  • 満足度★★★★

    胸に響くコメディ
    シンプルながら、雑誌編集部の部屋を見事に再現した見事な舞台美術、細部にまでこだわりが見られた。

    ストーリーはコメディではあるが、背景にきちんとした人間の描写があり、感情移入出来る。また、役者が魅力的で将来が楽しみな人が多数いた。

    SF的味付けもあり、楽しみどころ満載。

  • 満足度★★★★★

    超スーパーウルトラ良かった。
    脚本 ★★★★★
    演技力★★★★★
    笑い ★★★★★
    感動 ★★★★★
    劇場 ★★★

    みたいなやつが欲しいなと思った。
    こちらの作品だけの話じゃなく。
    そしたらアンケートでボタン押すだけなのに。

    って、
    そんなことはどうでもよく、この作品ときたら超スーパーウルトラハイパーおもしろかった。

    たぶんこれ観た後『あ〜あ、つまんなかった』だの、『なんかよくわかんなかった』だの、そんなこと言う輩がいたとしたらきっとそいつとは友達にはなれない。ごめんなさいだ。

    たぶん人と人の関係なんてそんなものだ。センスや感覚が合わなけりゃ一緒にいて居心地が悪い。そういった意味でまったくもって居心地の良い1時間40分だった。

    超おすすめだ。

    ネタバレBOX

    なにしろいい役者が揃っている。たぶんこの人達が演じてくれたらどんなつまんない話でもだいたい観れる。特に鈴木、佐藤、マシュマロなのだが、この人達全員東京バンビ所属だってんだから驚く。自然な演技にぐいぐい引き込まれた。

    鈴木役は最高だった。

    それにしても笑った。
    笑った笑った。
    こんなに声をあげて笑ったのいつ以来だろう・・・。

    ツボを心得ている感じ。
    ツッコミの入れどころがうまい。
    『あ、1000回やっても同じだよ』とか、『ストレスか?それはストレスからくるヤツか?』なんかでやられた。

    笑えるセリフではないが『なにかを諦める時のその理由って、後から考えたらたいしたことじゃないんだよな』的なセリフに、そうかも、うんうんと妙に納得。心に残った。

    なにしろどこをどう切り取って見ても最高に素晴らしい舞台だった。

    またひとつお気に入りの劇団ができた。
  • 満足度★★★★

    正直、まずフライヤーが目を引いた
    それは、思わずベッドの下に隠したくなるようなモノなのだ。
    それと、長ったらしいタイトルにも惹かれた。
    そして、面白かったのだ。

    ネタバレBOX

    物語の舞台となるのは、フライヤーどおりの弱小エロ本出版社。

    舞台の上の出版社は、どちらかと言うと、普通の零細出版社の様子であったと言える。扱っている内容がエロだというだけのこと。もっとも、実際、そうなのだけど。
    仕事に対する熱意はあるけど空回りしているような、そんな印象。

    主人公は自分で自分のことを「ダメだ」と思っている。「もう何もできない」とも。
    こういう人は、多いんじゃないだろうか。「こんなはずじゃない」あるいは「なかった」と思っていて、ウジウジしている人。

    彼の物語ではあるのだが、ちょっと変化球が加わる。どうやら未来から来た彼の娘らしき女性が、ストーリーの終盤あたりでいきなり現れるのだ。
    最初は単なる言い訳かと思っていたが、どうやらホントらしい様子。しかも、彼の結婚によって世界を破滅から救うことができるらしいということ。それによって、娘は産まれてこなくなってしまうのだが。
    この設定を、娘の言うとおりに信じていいのかどうかは微妙なセンなのだが、それぐらいの微妙さがいいバランスにあると言える。
    ぐっとSFチックに舵を切らず、リアル風なそれまでの舞台を壊さない程度な感じがいいと思うのだ。

    全体的に下ネタ満載で、それは設定がそうだから仕方ないのだが、と言っても、それほどそれはキツくない。
    まあ、隣に女性が座っていたら大笑いするのをやや控える程度か。

    その感じもなかなかいいアクセントになりつつ、ラストに向かうのだが、そのドタバタ感もいいのだ。
    ただし、一緒になってイケナイはずの主人公とリナが同じ会社で働いている、という波乱をまだちょっと含んでいるのだが、それをもう少し匂わすほうがよかったように思える。
    つまり、最後の写真撮影で主人公を舞台に呼び込むのだが、リナを呼び込んだほうが、と思ったのだ。

    どちらかと言うと、問題を抱えた主人公を周囲が受け入れるという、ややお決まりな収まりのいい感じになったのは、心地良いのだが、ラストにもう一捻り欲しかったというところだ。
    なんか逆ギレ的な雰囲気で、マネージャーの男が悪者っぽくなっていたのは違う気もするし。

    役者はすべての人が、きちんとキャラが立っていて好感度高い。
    主人公・鈴木を演じたはやし大輔さんの、いつも伏し目がちで自信のなさと、ラストあたりの身勝手さが、ダメな感じを見事に表していたし、佐藤を演じたアダチヒロキさんの、いかにもいそうなノリがよい男は、身体のこなしと機転の効き方(ドアを閉めるときの)がなかなか見事だった。
    そして、編集長を演じていたしまさきまちこさんも、いるよなーこういう頑張っちゃう人って、という感じが良く出ていた。山田を演じた長島慎治さんの風貌と彼が言いそうな台詞をきちんと見せてくれていたと思う。
    主人公・鈴木が思いを寄せるマヒルを演じた花岡芙美子さんは、物語が進むにつれて不思議な魅力が見えてきた。鈴木が惚れているのがわかるような感じだ。鈴木とリナの娘だと言う古賀を演じた池田あいさんは、この中にあって、1人頑なな役であり、それをうまく保てていたと思う。
    さらに、AV嬢のリナを演じていた町田歩美さんは、ちょっと色っぽい雰囲気から、弱い姿、そして普通の人となるのを、短時間で見事に演じ分けていた。営業の山田を演じていた加藤を演じた島影昌彦さんの元気が取り柄のような雰囲気もいい。
    リナのマネージャー・山本を演じた青山雅士さんの、人を見下したような、ちょっとしたヤな感じはなかなかいい。
    そして、忘れてならないのが、マンガ家・マシュマロを演じていた中峰健太さんは、もう、面白い、タイミングや雰囲気すべてが面白いのだ。彼の出番が一番笑ったのではないだろうか。
    そうそう、あと絶対に忘れられないのが、山田の奥さん・くるみさんを演じた方だ。存在自体が面白いとしか言いようがない(それは演出のうまさだと思う)。なぜかキャストに名前がないようなのだが。

    ちなみに、たまたま中小&弱小エロ本出版社に数多くの知人、友人がいたことがあるので、その実情(周囲からだけど)を見たことがあるのだが、もっとダメダメな人が多くいた。
    それは、社会人としてダメな人たちばかりだった。高校野球の頃には、すべての試合が終わるまで出社してこない人とか(もちろん録画してるのに)、麻雀のメンツを集めるだけでのために出社している人とか、取材費を使い込みすぎた人とか…、そんな感じだった。
    でも、何かに関しては、強い思い込みと、執念がある人ばかりでもあった。エロとかマンガとか、ね。
    そういう雰囲気があれば、なお良かったかも。
    …って言っても、そういう雰囲気がウケる層は限られてはいるけど。

    とにかく、お気に入りの劇団がまたひとつ増えたような気がする。
  • 満足度★★★★★

    面白かったです。
    自分の仕事が、デザインとか編集とかという世界なので、きっと他に見られていた方より実感があったりして。。スピーディなストリー展開。散りばめられたユーモアを充分に楽しませてもらいました。次の舞台も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    良い意味で、こなれた芝居
    面白いです。ちゃんとしたコメディになっています。
    はじめのうちは役者さんの動きが固く、セリフに頼った演技をしてるなという印象はあったのですが、中盤以降はそのようなことはなく、不自然さはありません。
    登場人物たちのキャラクターがきちんと描き分けられていて、それぞれのキャラの動きに必然性があることなど、脚本が良く書かれています。加えて役者さんたちのこなれた演技(悪い意味ではないです)によって物語の展開に大いに説得力があり、感心しきりでした。台詞の言い間違いやら段取りミスなどあったものの、慌てずリカバリするあたり、「慣れているな」と感じました。

    ネタバレBOX

    未来人を告白するくだりで爆笑。
    なるほど、この手の荒唐無稽な説明をするのに、あのような表現方法があったとは。新鮮でした。
  • 満足度★★★

    初バンビ!
    初バンビでした!
    前半は大人しかったものの
    後半になると前半の振りが利いてきました。
    特に終盤の熱演は感動しました。
    前半の冴えない感は振りだったのか?
    ドタバタコメディ楽しかったです!

  • 満足度★★★

    何気なくない日常
    日常のような、非日常のような……オモシロ設定とストーリーにひきこまれました。

  • 満足度★★★

    切ないねぇ。
    はちゃめちゃなのかなぁと思っていましたが、ちゃんとしてましたね。それぞれいいキャラなので、続編がまだまだ作れそうです。こういう切なさって好きです。

  • 満足度★★★★

    愛しきダメ人間達
    ストーリーや展開に意外性はないものの、逆にそれが清々しい。好印象。

このページのQRコードです。

拡大