毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉 公演情報 毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-20件 / 21件中
  • 観た
    2011.4.6

  • 満足度★★★

    「友達」の怖さ
    「ブラひもすら見せません!」のキャッチに惹かれて鑑賞しました。

    一度に3組の情景を表現する舞台。登場人物は、基本的に一癖二癖あり、おどろおどろしい雰囲気で話が進むのは、シンクロ少女の持ち味なのか(本公演は未鑑賞)。
    特に三枝貴志の演技は好印象。普通っぽさと異常さがいい具合に混ざっていた。宮本奈津美の濡れ場(?)も目を引いた。それでもブラひもをみせないのがルールなのか。

    理解できない箇所もあったが、「友達」の怖さは伝った。
    映像も、よい使い方だった。

  • 満足度★★★★

    すっぱい
    毒よりは、酸っぱいカンジ。

  • 満足度★★★★

    名嘉脚本と岸野演出両者の血筋を受け継いだ嫡子的な
    名嘉脚本と岸野演出それぞれの味が如実に出て両者の血筋を受け継いだ嫡子のような感覚。
    が、人間関係の隙間に楔を打ち込んで拡げる(笑)ハナシ、ただでさえビターな味が前夜のマコンドーとは真逆なのでエキストラビターに感じられる。
    また、装置がなかなかイイ感じ。

  • 満足度★★★

    ヘンな味
    トモダチっても恋愛沙汰以外は実に相手に対して無関心な態度が目についた。

    この関係性、小学生レベルでしょう!?

    感情移入はまるで出来ないが、舞台にはたしかに毒気は存在してました。

  • 満足度★★★★

    20110408
    (^・ェ・^) おもしろい……!!!!!

  • 満足度★★★★

    確かに毒を見た
    トモダチと恋愛の境目、とか、トモダチをやめる、とかの、「トモダチ」という関係性に依拠しようとする30代男女の感触を巧く伝えていると思う。それにしても、味わい堂々の舞台で濃厚なラブシーンを観られるとは思っていなかった(いや、チラシを観て思っていたけど…(^_^;)…)。しっかりと「毒」を見せてもらった。

  • 満足度★★

    ゆがんだ距離感
    限定された人間関係でのドロドロ加減見せていた芝居でした。
    「男女間に友情はありえるのか」とゆー割と使い尽くされたパターンの話で、
    案の定痴情の縺れ系に行ったので、既存のモノからの解脱感は無かった。
    せっかくの「ナオミ」というユニークな役どころが生かし切れていなかった。

    ネタバレBOX

    刑務所がえりのナオミちゃんの投獄理由とか、
    時間経過上での判り易い人間関係の説明など、
    曖昧さを表現したかったようで、
    明確にされないところに浮遊感を持ってしまい楽しめなかった。
    舞台の作りは角度のついた歪な変形座椅子ふうで、
    作品世界に合わせた日常からの逸脱があり面白かったのだが・・・。
  • 毒見ってそういうことか。。
    予想に反して浮いてる人が疎外感を感じる話ではなく、トモダチと名づけたつながりの腐れた関係性のお話でした。
    だんだんナオミがマトモに見えてくる。。友達ってなんだろと考えてしまいました。。

    ネタバレBOX

    ソカベ最低。

    お金受け取ったときのユウセイのしょっぱい表情がなんともいえない。
    それで買うなよ~プレゼント(笑)

    同時進行するところちょっとわかりにくかった。。
  • 満足度★★★★

    名嘉作品だねぇ
    味わいだと、やや抑え目なのかなたぶん

  • 満足度★★★★

    友達と言う言葉は、毒にもなる!
    別れた男女の友情は?異性が絡んだ時の同姓間の友情は?「友達」と言う言葉は、薬にもなるが、毒にもなる・・と、理解しました。
    客観的思考(男)と、主観的思考(女)の違いで、友情のあり方も変るのでしょうねぇ~、若者の特権!恋愛ゲームとゲームのみに夢中!?もぅ少し、話の広がりを・・、無理か?もっと収集が着かなくなる。
    爽やか系より、どろどろ系の方が扱いが難しい中、個々の演者さんも旨く、照明・映像・音響のプチ効果も有効でした。(渡部さんが怖~かった。)
    普段着の「味わい堂々」さんは、どんなんかなぁ~。

  • 満足度★★

    毒はあったけど
    役者はよかったけど、セリフや展開に毒はあったけど、ユーモア(笑いという意味ではないです)がなかった。若い女性の作家にありがちな作品というか。

  • 満足度★★★★

    確かに毒を見た!!
    味わい堂々さんは初見であるが、良い時間を持てました。
    この芝居、なかなかすごいです!!観劇後、あとからヒシヒシと来ますよ。
    芝居を振り返って、タイトルのセンスあると思う。
    また舞台美術も後から考えると、すごいしっくり来る。
    話のオチも私は好きです。確かに私は毒を見ました!!
    劇団名のとおり、味わい深い芝居でした!!次回公演も観たいです。

  • 満足度★★★★

    あからさまな距離感
    初日を観劇

    舞台上に展開するいろんな距離感に
    目を奪われました。

    ネタバレBOX

    舞台の作り方がちょっと変わっていて、
    前方の柵状のものも、舞台としては
    ちょっと掟破りで目を惹く。

    そのなかで登場人物たちの会話が
    様々な距離感をもって描かれていきます。

    刑務所帰りの女性のキャラクターが
    ちょっと常ならぬ感じがする以外は
    とりたてて突出した人物はいない。
    個性はそれぞれに感じるのですが、
    柵で閉じられた世界から飛び出すような感じはない。

    でも、淡々と時間が流れるかというとそんなことはなくて
    その中の個々の距離感が
    時にはあからさまに、或いは少々不器用に、
    さらにはすっと踏み出すように
    変化していくのです。

    書き手のあらわす世界には
    ある種の生臭さ(誉め言葉)があって
    でも舞台の立てこみ方(上手と3つの島状のスペース)や
    演出の味付け、
    さらには役者が醸し出すお芝居の質感は
    醸されるあからさまさやテイスト、
    さらには観る側に浸蝕してくるような苛立ちを
    どこかさらっとした口当たりに変えて流しこんでいく。

    なんだろ、
    その世界のループ感ととてもルーズな閉塞に浸りつつ
    どこにでもありそうだとおもってしまう空気に潜んだ違和感と、
    でも何か心に引っかかる感覚に
    ずっと囚われておりました。

    劇団にとっても短篇集などとは違った
    ボリューム感をもった外部作家の作品でしたが
    そのしっかりと切っ先を持った作意がぶれることのないように、
    書き手の世界を取り込んで
    シーンたちをしっかりと作り上げていたと思います。




  • 満足度★★★★

    効果的な作品
    全体的にとてもまとまっている作品でよかった。各音響、照明、映像などバランスよく使われておりとても効果的でした。

    ネタバレBOX

    劇中のダンスは賛否両論あるようですが、一部はあった方がよかったと思われます。


    ところで、なんで「毒見」?
  • 満足度★★★

    バカップルの
    痴話げんか、みたいな。

    ネタバレBOX

    他人との関係が上手く作れず殺人を犯して服役している女性が、タイプの異なる多くの男女を妄想して楽しんでいるような話。

    友達関係は恋愛しないとか、恋愛するために友達を止めるとか、規範を設ける一方で規範を破る者がいるようにも設定するなどして自由に遊んでいる感じです。

    浮気させたり、それをばらしたり、グループ交際に波風を立ててトラブルを楽しむようなところが毒の所以でしょうか。

    劇場を出てから偶然にもカップ麺でアーンしたり拗ねたりしている一組のバカップルを発見しましたが、こいつらにも何か波風を立たせてやりたいなと思ってしまいました。
  • 満足度★★★★

    どっぷり
    愛憎ドロドロで、相互依存のディープなトモダチ関係。観ている方はすっかりヘコんでしまいますが、これがすごく面白い。いつもの味わい堂々とは全く違うテイスト。トライアングルな舞台の配置もとても効果的。どっぷりはまり込んでしまいました。

  • 満足度★★★★

    みた
    苦くて切ない。

    役者陣もみな好演。

    見て良かった。

    ネタバレBOX

    ダンス?の場面はないほうがいいように思った。
  • 満足度★★★★

    ともだちごっこ
    お互いを友達だと思い込むことで自分は孤独ではなく社交的で人間として一人前なんだ。と感じようとするもっとも孤独な集合体のお話。

    会場が煙草くさかった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    スグルの家に集る仲間は「友達」を売り言葉に、大抵のことは許容してしまう。「だって友達なんだから当たり前じゃん・・。」と。その中で友達だったはずの人間関係が男女の仲になり状況は一変して「皆、兄弟!」みないな関係に成り下がっていく。

    それでも彼らは友達と言い張るが、心から友達だなんて思っていない。群れていなくては不安で仕方がない描写が実に上手い。好きと嫌いの馴れ合いが彼らを優柔不断にさぜて、尚且つ自信のない歪んだ人間関係を終盤で本音と建前の両極端で描いていた。

    メイコと本気で付き合いたいワダのセリフ「メイコと付き合ってるんだよねー、だからお前らと友達やめるわ。」の言葉がカッコイイ。しかしそのメイコにも裏切られるのだが・・。

    今までの味わい堂々のカラーを根こそぎ、ひっくり返したような鬱な物語だ。一人が恐い人間の弱さを引き出したような作品だった。好み。音響が素晴らしい。セットの傾き加減がそのまま人間関係を表すかのよう。
  • 満足度★★★★

    畳み掛けるように
    かみながらの前説に、大丈夫かと思いつつ物語は始まる。ともだち7+友達2の9人。お互いがお互いを測りながら、正の場合には、お金で現状維持、負の場合は、断絶/ゲームアウトすることでその関係を修正してゆく。先日観た「女子高(高校時代→10年後)」とはまた違った面白さ。

    以下、ネタバレ(駄)。

    ネタバレBOX

    畳が4つ。始まってしばらくすると突然の畳返し。敵か…ではなく、数人で慎重に支えながら畳面を客席に向け、そこに映像が映るのだがとてもお子様向けではない…シュールだ。突然暗くなって聞こえてくるドクンドクンという音も心臓によくない。

    なんだかみんな嫌なヤツ。自分の都合でともだちを振り回し、ともだちの都合で振り回される。誰に共感すればいいんだ。ザクザクと10人集めたら全員誰かに当てはまるというものではないにしても、100人集めたら結構いるんじゃないか。

    基本、1畳1世帯らしい。それぞれが並行して会話が始まったりする。バラバラに、同期して、繋がりながら。ここのところは話しの内容と台詞とタイミングがポイントで、もう少し滑らかに展開すると美しかったのでは。

    ラスト、ともだちであることを絶つためにはその相手を抹殺することさえ厭わない…。ともだちでなくなると自分が何者なのかさえ分からなくなる。アイデンティティーも外注か。記憶から遠ざかる。だから目の前を通り過ぎる者が誰だったか思い出さない。どうでもいいことだから。牢獄の1人を除いて。

    これは、最後のシーンまではその1人の記憶の中の物語だった(または、ようにもみえる)、ということであってますでしょうか。という前提でみて、①看守に語りかけるのはいつものこと(看守も慣れた様子か)②監獄の中は意外と過ごしやすい(という台詞から)③刑の内容がわからない(死刑、有期刑…)、普段の戯言ではなく、もっと(文字通り)劇的に締めくくったほうが落差を感じてよかったのではないかと、思いました。

    個人的には好きな作品。

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