満足度★★★★
砂
最期の場面が強烈。静かに命の火が消えてゆく美緒と、その美緒を奮い立たせようと叫ぶ五郎は、美緒とは対照的に激しく燃え尽きる蝋燭のよう。
誰も入っていけない二人の世界を、観客として見ることのできる幸せ。
藤谷美紀、きれいすぎる。文学の世界では、肺病は美人しか罹らない病気だと思ふ。
満足度★★★★★
誠実な愛の告白
本作は、主人公、久我五郎の妻美緒に対する「誠実」な愛の告白であるとともに、長塚圭史さんの演劇に対する真摯で「誠実」な愛の告白でもある…と僕は思いました。詳細ブログに書きましたので、よろしければトラックバックからリンクのブログをお読みください。あと神奈川芸術劇場良いところでした。
満足度★★★★★
圧倒されました
すごくおもしろい演出でした。三好十郎さんの本は70年前、舞台は15年前に初演だったという戯曲ですが、古さを感じず素晴らしかったです。その美しさと力強さに圧倒されました。
そして何より田中哲司さんがステキでした。
最後、哲司さん演じる久我が妻にせがまれ万葉集を読んで聞かせるのですが、涙がぽろぽろ出てしまいました (T^T)
満足度★★★★★
はかない
劇場に行く前かなり眠たい状態だったのですが、4時間のあいだ一度も目を閉じなかったのは、やはり演出や役者さんがとてつもなく素晴らしかったからだと思います。
長かったけど、観に行って本当に良かったです。
たっぷり浸らせていただきました。
オープンしたての神奈川芸術劇場に芝居の魂がポッと宿る瞬間を目撃できたのがシアワセです。
満足度★★★★★
必見。
約4時間もの長編ですが、必見。神奈川公演はまだチケット取れるみたいです。長塚圭史さんが演出される舞台は今後も見逃せないですね。感想はトラックバックしてますのでよかったら覗いて下さい。
満足度★★★★★
強い!! 素晴らしく力強い舞台!! 演出家と役者が強い戯曲と格闘した姿がそこにある
約4時間(休憩2回)のアナウンスに身構えたが、決して長くはなかった。それだけ素晴らしい舞台だった。
戦中が舞台だが、その古さはまったく感じず、現代に力強く存在していた。
それは、戯曲の素晴らしさももちろんあるのだが、演出と役者の肉体が真正面から立ち向かった姿でもあった。