「4…」 公演情報 「4…」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    モンテカルロ初体験!B、Cチーム、四分ノ三を観劇
    つか作品はいいなぁとつくづく思う。
    力一杯の演技が舞台に映える。
    ポリティカルコレクトネスやルッキズムを無視した中で愛ある作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    劇団四分ノ三の「熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン」を観劇しました。
    役者さん達の、最初から最後までパワー溢れた熱演に感動でした。
    シリアスな内容の中に、笑いを交えた演出も良かったです。
    この劇団ならではの「熱海殺人事件」を観劇出来て良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    土曜日4時半の回を拝見。この作品はいろいろな劇団で拝見していますが、このバージョンは初めてでした。まさに熱演。演者の皆さんの体当り感が、直で伝わってきて良かったですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    タイトル「4…」は、2024年12月に解散することが決まった「社会人劇団threeQuarter」のカウントダウンの意。解散までに過去の作品を蘇らせ「生」で観せるため、配信は行わず劇場公演にこだわりたいと…。

    観たのは、「劇団四分ノ三」の「熱海殺人事件~モンテカルロ・イリュージョン~」で、つかこうへい作品らしいマシンガンのような早口台詞と熱量ある動作、その激情に満ち溢れたところが見所であろう。勿論、内容は、つかこうへい らしい、<差別>問題が根底にあることは言うまでもない。ちなみに 当日パンフには、threeQuarterプロデューサーの清水みき枝女史が、解散まで「愛と情熱」をもって劇場<観客>を震わせたいと記している。
    (上演時間1時間35分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、中央の横長テーブルを木村伝兵衛部長刑事の机に見立て、上手に水野朋子婦人警官の机があるだけ。部長刑事の机に黒電話、マイクが置かれている。

    物語は、棒高跳び の記録を塗り替えた元オリンピック日本代表選手で、現 東京警視庁・木村伝兵衛部長刑事(鈴木克彦サン)が、熱海で殺された砲丸投げ選手・山口アイ子の事件の容疑者、大山金太郎(斉名高志サン)と再会する。大山もかつては、同じ棒高跳び日本代表の補欠選手であった。同じようにオリンピックでメダルを目指した選手へ敬意を払うような事件へ。
    一方、山形県警から転任してきた速水健作刑事(山城直人サン)の兄も棒高跳びの元オリンピック選手だったが、モンテカルロで自動車事故を起こし亡くなった。その時に同乗していたのが、木村部長刑事だったと。その事故死を疑う速水刑事は…。そして木村を愛するが、受け入れてもらえない病身(心臓病)の婦人警官:水野朋子(谷菜々恵サン)。
    登場人物は4人、それぞれの心情吐露といった見せ場を設け、同時に他者との関わりを表す敬愛や思惑等といった感情を落とし込むことで より人間性を浮き彫りにする。

    二つの事件を交錯させ、 謎解きとオリンピックという栄光の影に隠れた、エリート選手と補欠選手との絶望と苦悩が明らかになっていく。同じ選手とは言え、補欠の男性選手はゴミ、女性選手はコケと陰口を叩かれ、待遇面で〈差別〉されていた。練習に青春期の貴重な時間を費やし、報われないことも多い。それでも愛する人を信じて…。部長刑事の同性愛という設定にも性の<差別>または<偏見>を訴える。
    愛欲と名誉さらには金銭といった欲望の渦に身を投じた悲しいまでの結末、しかし純粋に直向きに生きた、を描いた人間ドラマ。

    暗転なし、物語の中に突然 音楽<歌>やダンスシーンを挿入し 観客の関心を惹きつけておく。歌は、あまり上手とは言えないが、それでもグイグイと引き込み面白可笑しく聴せる。勿論 戯曲の<力>もあろうが、役者の激情が 迸ったような迫力がそうさせる。照明は単色を瞬間的に点滅させるだけだが効果があり巧い。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     原作はつかこうへい、今作の脚本・演出は劇団四分ノ三の清水みき枝さん。部長刑事役に鈴木克彦氏、婦人警官役に谷菜々恵さん、速水刑事役に山城直人氏そして容疑者・大山役に斉名高志氏の4名。ご存知の方もいらっしゃるであろうが社会人劇団ThreeQuarterは2024年12月を以て解散が決まっている。今回の公演はカウントダウン公演の4。

    ネタバレBOX

    スリクオの後継組織となるのは四分乃参企画、本拠地は長野県の小諸に移るが演劇活動は続ける。
     げに儚きは、何ら命の痕跡すら残さず移ろい流れ、常住するものなど何一つ無く変わり果てその痕跡すら残さず流れ去る、我ら生きとし生けるもの総てがこの条理から逃れること能わぬ。何より其の理を知りその意味する所を問わざるを得ぬ、ヒトという我らの存在と思惟。唯受け身でいる限りその耐え難い重圧に圧し潰されそうになる我らヒトに許された数少ない救いが芸術である。
     言うまでも無くつかこうへいの作品は舞台化することはできるが、成功させることは極めて難しい作品群である。つか存命中に残されたフィルム等を観ると、台詞は機関銃の弾のような勢いで発出され、全体に漲るテンションの高さとエネルギーの発する熱量は半端なものではないのだ。当時、リアルタイムでつか作品を観ていた観客たちが熱狂したのも頷ける。
     今回、清水さんの台本では、劇団員の加齢やCovid-19に対する政治の理科学的音痴というよりハッキリ無定見・無能が余すところなく失策に繋がり、矛盾だらけの政策に反映してパンデミックそのものの脅威をより増幅させ、人々を精神的・社会的に疲弊させたこともありつか作品の本質である被差別者の生きる状況そのものへの言及・表現と登場する4名個々の人物の持つ、被差別者が差別される自分を抱えながら人間として生きることを選んだ時のダンディズムが見事に対峙されることで作品に強い訴求力と深みを齎した。前半は、平凡な作りに見えるが、この陳腐に近いような定型表現が中・後半に際立って生きてくる。観客の生活者としての凡庸さに襲い掛かった、パンデミックと社会的不合理が負わせた深い不条理感に見事に呼応するような形を成したと言えよう。社会人劇団であるからこそ、解決不能な不条理に対する防波堤としての芸術の姿を描いてみせたと言えるのではないか。

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