カタクリの花の咲く頃 公演情報 カタクリの花の咲く頃」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    素朴で美しい半濁音
    本格的過ぎる訛り方だと、きっと私には何を言ってるのか分からない部分がたくさんあったと思うけど、半濁音まじりの素朴で美しい響きのセリフを堪能しました。頑固なお婆ちゃん役、ブラボー。老後とかふるさと意識とか、結構差し迫った自分の問題だったりして。

  • 満足度★★★

    老後の生き方、
    暮らし方を問う話でしたが、特に目新しいことも無く。

    ネタバレBOX

    かつての老人医療・乳児医療の先進地も、全体の高齢化とともにそうでもなくなったようです。

    TPPなんて言葉も飛び出していましたが、消化しきれていないようでした。

  • 満足度★★★

    みちのく群像劇
    岩手県の片田舎・西和田町に息づく人間模様を描いた作品。セットといい、衣装といい、田舎のよき風景を思わせる。更にキャストらもそのまま田舎から連れてきたような人たちでリアル感があった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    年寄りの多い田舎町では都会に焦がれて町を出て行く若者が多い一方でこの地を離れたくない孤独な老人も多い。人情が厚く人の良い川村家を主軸にそれぞれの悩みを打ち明け、迷いながらも力強く生きていく人たちの物語。

    役場に勤める永井と今は中央に勤めるかつての仲間の主張の違いや税金の補填の構造を抉り出してぶつかるさまの場面が個人的には一番面白かった。

    町の宣伝の為に、保健婦が過去にしてきた赤ちゃん雪中救出物語を芝居にしようと考案した永井のお役所目線も見どころ。

    年寄りを田舎から東京に連れてくると呆けるといわれているけれど、解るような気がする。老いて尚且つ田舎に拘る情景も考えさせられた。芝居は解りやすくベタ。このベタさが田舎の情景をまんま映していた。

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