おまつりしましょ 公演情報 おまつりしましょ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    充実度に感服
    コメディー一色という内容ではなく、前作よりさらにグレードアップされていて堪能しました。
    この劇団の公演自体、年に一度なので、ある意味「おまつり」なのですね。
    スタッフ、キャストの意気込みが並大抵のものではなく、観客の期待感も非常に大きいようで、会場の熱気が物凄かったです。

    これ、「しましょ」シリーズのひとつなのですね。

    ネタバレBOX

    内容については詳述されているかたがいるので省略させていただきます。

    冒頭のお神楽の舞が本格的で(たぶんおかめは高畑さんだと思いますが)、緊張した。桃木さんの鈴を持つ型も美しく、こういう細かい点にも神経が行き届いていることに感心。

    政権交代の社会状況、ダム問題、農家の嫁不足での中国人嫁、民俗風習の面白さ、村落共同体の問題点、家族愛、郷土愛などが散漫になることなくきっちりと描かれており、脚本の充実度を感じた。

    作・演出の小倉さんは俳優としても面白い人。自然な演技で笑わせてくれる。
    舞台美術の佐藤さんが建築家でもあることから、申し分ない出来栄え。
    舞台隅の「奉納オヘノコ?」が草間彌生のオブジェを思わせる。

    投資詐欺をやっている山城が長者さまの息子と間違われ、村の救世主に奉り上げられ、オヘノコまつりの稽古に巻き込まれ当惑する場面はシチュコメ的な「勘違い」のおかしさで大いに笑った。オヘノコのかぶりものに、ヘンテコな振り付け。それを大真面目にやるから面白い。架空の村という設定を忘れてしまうほど俳優が役になりきっていて、コメディー劇団にありがちなウケ狙いがないところがこの劇団には好感がもてる。




  • 満足度★★★★★

    笑って、スカッとしてサイコォー!!
    期待した通りの祭りの面白さでしたが、それだけではなく、筋立ての良さ、親子の機微、さらにはサスペンス物としての出来も良く、サイコーでした!!

    ネタバレBOX

    奇祭に変った地名、政権交代以降のふらふらした方針を背景にしたダム建設問題、町村合併問題、投資詐欺事件、過疎地における結婚事情、親子関係をふんだんにまぜこぜにした話で、大笑いさせてもらいました。

    舞台中央に鎮座するシンボル。所は御平古(おへのこ)村、隣がおめのこ村で、村にはかりヶ崎とか袋筋といった地名があって、しらーっと地名をしゃべるのがいいですね。

    祭りは参加者が福禄寿のようなかぶり物をして、どすこいどすこいと、大受けでした。

    カタツムリ養殖を謳い文句に詐欺を働いた男を逮捕するシーンなどは、ロベール・トマの『罠』か『W』かと見間違うほどの驚きで、スカッとしました!!

    娘の結婚観、近所のおばちゃんの意見、そして父親の心情、みんな正論で感慨深いものがありました。

    土砂崩れで神社の梁が壊れるシーンも見物です。
  • 満足度★★★★

    もっともっと。
    田舎の風情がよく描かれているな、と思いました。

    鹿児島に赴任した時を思い出したなぁ。。。とある島に、2泊3日で出張した時、、、テレビでは「風光明媚」「温かい人情」を喧伝している島なのでありますが。。。

    実際は、、、人間関係が濃い濃いっ!

    良くも悪くも人間らしい。。。

    そんな感じの「村」のお話。


    ・・・と書くと、重い感じですが。。。

    おもしろいですっ!!

    胸がチクっとするとこもあるけど。。。爽快ですっ!!!


    舞台セットの立派な男根(御神体)。。。そういや、稲取の温泉で女衆がデッカイのを担いでたなぁ(笑)


    煩悩。本能。生きる力がみなぎる好舞台でした!


    「長者様」。

    爆笑ですっ!!!

    ネタバレBOX

    「八ツ場ダム問題」がモデルなのでしょう。。。

    ま、芝居の中では「反対!」「賛成!」というだけで、そこにドロドロした構造は描かれていません。。。

    その点は好感。

    実際のモデルを意識しちゃうと、「地元住民=善」じゃないことを感じているボクとしては、複雑な気持ちが観劇に入っちゃうから。。。

    でも、なんでダムなんだろう。。。

    小学校の統廃合や、病院の廃院をめぐるゴタゴタ、、、そんな騒動でもかまわないと思うんですが。。。。

    ま、それじゃ「ムラが無くなる→ムラの離散」という構造を描けないことはわかってるけどさ。。。

    でも。。。公共事業ってのは、根が深いからなぁ。。。チトつらいとこあるッス!

    もっともっと好くなる芝居だと思いました!!!
  • 満足度★★★★★

    ものすっごく面白い!
    遥か遠くの田舎に御平古(おへのこ)村またぢからという僻地があった。このフザケタ地名から想像できるように、村にあるお社にはどっか~~んと鎮座する、怪物の・・・・・のようなもの、が在ったのだった。

    以下はネタばれBOXにて。。久しぶりに暴れます!笑

    ネタバレBOX

    カンボジアでカタツムリの養殖をしているというキャッチフレーズのもと、善良でちょっとおばかな民から金を集める詐欺師の山城はまたぢからに国宝級のお宝が隠してあると長者の息子・土屋から話を聞き、そのお宝をせしめて高飛びしちまおうと考えて探しにやってきたのだった。

    ところがいざ来てみるとお社には、どでかいおちんちんのような巨根が守り神のように鎮座しているのであった。片田舎にはこういった神々というには程遠い猛々しい男性性器や女性性器のシンボルを奉った社がよくあるが、ワタクシの田舎でも安産のお守りとして巨根地蔵なるものを奉ってあるありがた~いようなありがたくないような巨根が空に向けて聳え立っているのをちっさな頃から眺めて育った。笑

    そんな村で山城は一攫千金を夢見たが、山城の意思とはうらはらに、おへのこさまの生まれ変わりと村民に崇め奉られ、どんどんどんどん、ずんずんずんずんと、祭り上げられてしまう。村民の話は放っておくと、これでもか!と膨らみ、しまいには村のダム建設反対の為に山城を県知事や果ては、国会議員に立候補させる。なんつって大げさなる展開になってしまったから当の山城は慌てるばかり。

    挙句、火の輪潜りや厳かな儀式と称する人柱にさせられ殺されそうになる寸前の、その儀式はこれまた巨根を頭から被った異様な雰囲気に山城は泣きそうになりながらも踊る。笑

    更に山城の被った巨根があまりにも逸脱していてご立派で、ワタクシは卒倒寸前だった。笑

    しかし、物語はコメディばかりではなく、村特有の人間関係の難しさやプライバシーの尊重やへったくりもない濃密な窮屈さも表現し、更に家族というお家を守る風習に戸惑う娘の感情も取り入れて、舞台は楽しく面白く、はたまた、考えさせられる物語だった。

    お社のセットがリアルで本当に素晴らしいと感じ、また、フィナーレのダンスも素敵だった。キャラクターの立ち上がり、キャストらの演技力、どれも秀逸でひじょうに満足した舞台だった。

    終演後、女子トイレで「方言解りました?」なんて質問されたけど、ええ解りましたとも、きっちり、しっかり、すっきりと。だってそう変わらんもん。笑

    いやはや、一見の価値ありでしょか?ナニガ?ナニヲ?
  • 満足度★★★★

    劇団娯楽天国本公演初日観ました。
    劇団娯楽天国本公演
    「おまつりしましょ」初日観ました。
    今年でこの劇団をみ始めて8年目。
    益々凄さを出してくる劇団になっています。
    毎回世相を反映させ、世の中の矛盾や人間の本質に迫る。
    そこを、面白く、可笑しく、またホロリとさせてくれれのが、
    この劇団の真骨頂!
    今回も、よく出来た本で、東北の田舎が舞台とやや異色。
    方言を使い役者も頑張っている。
    もちろん舞台美術は必見ですよ。

    しかしやはりその場で観て感じるのが芝居。
    ぜひ、劇場でご覧あれ!

    劇場に行こう!

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