満足度★★★★
日本では中々出会えないと思う。
男と女と暴力と殺人、そして森と霧。日本人の感覚だと中々産み出せない作品だと思う。
まず、装置に度胆を抜かれる。
あれ、
にしすがも創造舎に森が出現してました。
どこから持ってきたの!?ってゆー大木がにょっきり、にょき生え。踏みしめた落ち葉の音すら超リアル。
それらを覆い隠すように時折、出現する霧。
半端ない霧。
音楽がまたカッコいい。
森を怖いと感じるアノ感覚を、廃校の体育館で再現しちゃったのがトテツモナイ。
日常の中から非日常へ踏み込んでしまって「不味いぞ」と分かっているのに引き返せない、不安なんだか、通り越して気持ち良くなっちゃってんだかってゆーアノ感覚が鮮やかに甦らされる。
そして俳優の存在。
台詞を発さなくとも雄弁に語られる身体を通して、舞台の森を更に身近に感じる。
東京の都会ど真ん中の室内で森を体感する不思議な舞台でした。
視覚と聴覚を完全に支配される、それは美しい舞台でした。
満足度★★★★
そうして消えるのか
慌てて千秋楽に間に合った。
演劇というよりインスタレーションのようにも感じるモノで
終演後にはフクロウにも触れることが出来て幸せだった。
満足度★★★★
精緻な宗教画を鑑賞しているようでした
舞台の造形があまりに美しく完璧で、かつ人の心象風景を描いているから、観ているといつのまにか舞台上に心が吸い込まれていくような不思議な感覚を覚えました。
満足度★★★★
圧倒的な美
人間、人形、動物、美術、音、光、霧、それぞれの要素が拮抗して、緊張感のある美しさが表現されていました。芝居やダンスを期待していた人には拍子抜けなのかもしれませんが、舞台は総合芸術であることを強烈に感じさせる作品でした。
生き物のように動き舞台を覆い尽くす霧や、まるで自然光のように滑らかに変化する照明の「演技」が素晴らしかったです。
非常にリアルな表現なのに、逆に現実離れして見えるという不思議な印象を受けました。
音楽に関しても、激しいノイズから微かなアンビエントまで、先鋭的で刺激的でした。当日パンフを見ると音楽のスティーヴン・オマリーさん、ピーター・レーバーグさんの他にも、協力者として秋田昌美(メルツバウ)さんや、ツジコノリコさんやジム・オルークさんの名が。アヴァンギャルド音楽好きな人は必見だと思います。
満足度★★★★
他で観れる可能性はなかなかないと思う
F/Tはすごい!
F/Tでしか観られない喜びをまさに味わった。
これと同じものを他で観れる可能性はなかなかナイと思う。
演劇の中でもかなりアートの域に近い作品。
満足度★★★★
良質のミュージックPVを観た感じとでも言うか
F/Tの海外勢には前回もとても刺激を受けた(日本勢も凄かったけど)。
今回も刺激的。
音(音楽)とビジュアルの融合が気持ちいい。
トリップしちゃうよ(笑)。
(これからご覧になる方へ>字幕の数はそれほど多くないですが、舞台の一番上の黒いところに出ます。また、どんなものにせよスモークが嫌いな方は一番前(あるいは前方)の席はお勧めしません)