レプリカ 公演情報 レプリカ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-10件 / 10件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「観てきた!」をどう書いていいものか分からなくて書けずにいた一編。
    チケプレで見せていただいたのにすみません。
    皆さんも書いているように異様な迫力があって怖かったです。
    ラスト、誰か戻って来てー!!と叫びたかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鐘下作品の回のハツビロコウ。古典作品の舞台から推しても松本氏の処理(テキレジによる「現在劇」化)は大きいが、秀作がまだまだ眠っていそうで嬉しい。本作は鐘下らしい「極限状況」を舞台に据えながら、サスペンスの要素があり、娯楽作品として純粋に面白く、踏み込んだ人間描写が現象の「背後」に想像を届かせ、観客の五感を刺激する。圧倒的に強い相手と、それに対し無力な存在(今回は以前ストーカー被害に遭って田舎に父と共に移って来た若い女性)という非対称の状況を固唾をのんで見守る作品というと映画「暗くなるまで待って」(テイストは全く違うが)。このドラマが成立する要件であろう、端正と艶を備えた俳優を配した。
    ラストは一つのオチではあるが、そこまでで十分にサイコな(精神の)世界を堪能した舌には、「現実社会のリスク」を指摘するラストは特段必要を感じなかった。が、非常にまとまりよく完成度が高い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    びっくりするくらい良かったー
    最後まで目が離せない
    久々のヒットです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とてもよかったので、もう1回観たくなり、チケットを予約しました。2回目はどんな気持ちになるか、それもとても楽しみです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    或る事情によって山奥の里に移り住んだ父娘と 2人に関わる人々の歪な思惑を描いたサイコ スリラーといった物語。公演の魅力は、俳優陣の圧倒的な演技力、その迫力と緊迫感ある雰囲気が観る人の関心を惹き付けて離さない。その雰囲気を醸し出す舞台美術、そして光と音の芸術とも言える舞台技術が怪しく不穏な雰囲気を倍加して表す。

    山奥の一軒家ということから、ある意味 密室劇のようでもあり、逃げ場のない切迫感が犇々と伝わる。その得体のしれない恐怖と二転三転する展開に目が離せない。登場する人物の表情や態度が段々と変化し、皆怪しく誰を信じればよいのか。一方、己自身も本心と建前のような二面性ー意識してなのか無意識なのか曖昧な観せ方が益々謎を深める。人々の心の奥底、その虚々実々が漂流しどこに漂着するのか分からないといった人間心理と物語性、その二重の謎を秘めた作品。根底にあるのが人の愛<情>と欲望、それだけに哀切が…。
    (上演時間2時間10分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、全体を底上げしたような平台。中央にテーブルと椅子、その奥<壁際>に置台や棚、上手にドレッサーと扇風機、下手には台所と冷蔵庫、そして客席側に黒電話が置かれている。さらに下手には見えないが玄関や窓があるらしい。客席と舞台の間に空間を設け別場所<外>を表す。室内の暗さは、日中でもカーテンを閉めているから。中盤に誕生日プレゼントとして現れる人形=レプリカがリアルで怖い存在になっていく。

    物語は、主人公・並木潤子(松田佳央理サン)が10年ほど前からストーカー行為をされ続け、やむを得なくこの地へ父(松本光生サン)と移り住んでいる。精神を病み主治医的存在の宮田(井出麻渡サン)、月に一度 絵画教室へ絵を教えに行っており、そこの自称芸術家・谷村(田辺日太サン)とその甥・楠(新垣亘平サン)、さらに父が働いている兼業酪農家・矢島(高田賢一サン)といった人々が登場する。姿なきストーカーに怯える潤子と彼女を心配する人々だが、いつの間にか…。サスペンスミステリーでもあるため梗概はここ迄(チラシ文言で推測できる範囲)。

    上演前から雷雨を表す雷鳴と閃光、その音と光が物語の先行きを象徴するかのよう。薄暗がりの中で潤子は不安げに蠢く。照明は、停電による懐中電灯やランタンの灯、それから潤子の誕生祝のケーキの蝋燭<火>などが効果的に使用される。また室内の傘電灯やライトスタンド その暖色照明が柔らかい雰囲気を漂わす。一方、音響は雷鳴以外に、時を刻む音や梟、蜩といった動物の声が会話を邪魔しないよう微かに聞こえる。しかし、その音声が実に不気味な効果を発揮している。勿論ストーカーの存在を示す黒電話の音が不安と苛立ちを煽る。

    物語の奥底に潜む「愛と欲望」は、純粋というよりは歪んだ愛情表現とも言える。その切実さゆえに感情の制御が利かなくなる怖さ。拘束したくなる思い、一方 自由になりたい思い、その反作用する感情<愛情>と2人の関係の親密さ。その線引きが上手く出来ない故の悲劇が公演の肝。
    他方、表面的な設定のストーカー行為<社会問題というか犯罪⇒無言電話や盗聴等>は、警察は”何か”あってからしか動いてくれない。他劇団の公演でもあったが、民 刑曖昧な状況に対処する術、その不完備のような社会状況が垣間見える。その社会性と先の歪な愛情表現…人間性に重なる面白さ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ハツビロコウはこれまで海外の古典と言っていい戯曲の上演を観てきたので、こうした日本の現代もの、しかもサスペンスは新鮮だった
    キャストは迫キャストは皆好演で、自分の立場が変わるに連れ変化していく表情が見事技だった
    照明、音響、美術もこの内容を表現する上でまさに的確なものだった
    ハツビロコウ、松本光生さんの多様な力量に感心する
    ともかく「固唾を呑んで」という表現がぴったりの2時間あまりだった
    物語はちょっと「罠」を思い出すところもあるのだけれど(どんでん返しの連続という意味で)、もっと暗く、常に「狂気」をはらんでいる

    ネタバレBOX

    松田さんは開場時から舞台上にいて、暗い中で時々動いている
    雷鳴が轟くと稲妻が走る
    後から考えると「ああ、なるほどな」と思う冷蔵庫のドアの開け閉めなどといった布石もある
    開演後も窓はカーテンを閉めたままという設定に従って照明は暗いままで進行する
    特に前半は懐中電灯やランプが使われ山小屋風である
    否応なく緊張感が増す
    プレゼントの人形が「レプリカ」で象徴的
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最初から最後迄、ボーっとしてる暇もないくらい、舞台を観いってしまう迫力がスゴい。
    入ってすぐ、インパクトのある音響で、もう役者さんがすでに演じている。
    ビックリして仰視してしまった。
    内容は、本当に申し分なく素晴らしい。
    愛情の強さゆえに起こる悲劇。
    観ていて恐ろしいが、ある意味では興味深い。
    悲劇なので、おもしろいといっては語弊があるかもしれないが、退屈しない。
    迫真の演技で、本当に素晴らしかった。
    ハツビロコウ、期待を裏切らない。
    次回も楽しみ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     この内容は当然5つ☆
    尺は休憩なしの2時間15分を超える程度。然し一瞬たりとも気の抜けない舞台だ。観る者は、普段自分が拠って立っている存在感の基盤を揺すられ極めて濃厚な時間を過ごすことができよう。良く考えられた照明、音響、舞台美術効果も体験すべし。いつも通り、スタッフの対応も素晴らしい。

    ネタバレBOX


     物語の内容そのものは、知らずに観た方がインパクトがあって良かろうし、原作は鐘下辰男さんと発表されているから興味のある方は原作も読んで比較してみると良いかも知れない。役者陣の誰しもが優れた演技を見せ、上演台本、演出、演技と三面六臂の活躍を見せる松本光生さんの底力をも見せる力作である。
     舞台美術はちょっと変わった作りになっている。板上に下手から上手迄両側に狭い通路スぺースをとった平台を置き、平台のやや奥に物語が進行する山奥の部屋が再現されているからである。板上は、窓やカーテンを夏でも締め切るという物語内容の設定もあり上演中殆どの場面で落とした照明である。室内のメイン照明は天井から下がる電灯だが、上演中はランプや大型懐中電灯を用いる場面も結構長く、いやがうえにも緊張感を高めて効果的な演出だ。出捌けは下手側壁及び上手側壁、劇場入口に設えられ、下手は玄関を通して外に繋がり上手は奥の部屋に繋がる構造を示す。更に始終仄暗い空間の正面、ホリゾントの中央には壁掛けの鏡が掛かっており、四転、五転する緊迫した物語の中で出演者の隠れた表情まで映し出される効果が抜群だ。下手奥のコーナーには冷蔵庫その上手にはポットやコーヒーを飲む為のマグカップやシュガー、スプーン等の載った収納家具、その更に上手にも収納家具やイーゼルに掛けた楽譜等が並び、上手側壁には壁に沿うように奥から小型の机、間にスツールの入った化粧台が置かれ、上手客席側コーナーには扇風機、下手客席側コーナーには電話台に置かれた受話器がある。また、部屋の真ん中辺りにダイニングテーブルとイス。尚平台客席側残余の板空間は家屋の外のシーンで用いられる。この辺りの工夫も決して広いとは言えない劇場空間を利用している今回の公演で演出の知恵であろう。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    主演の松田佳央理さんがやたら美人。丸川珠代の横山めぐみ風味。開演前から舞台上では豪雨と稲光、轟く雷鳴。毛布を被って恐れ慄く姿は中世の修道僧。独特な指の握り方。不安を掻き立てる。

    嵐の中、突然の停電、けたたましく鳴る電話のベル。何かに怯えている人々。人里離れた田舎の山奥の家、十年前から因縁のあるストーカーの影がちらつく。娘を守る父親の必死の戦い。

    父親の松本光生氏は竹原慎二っぽい。
    医師の井手麻渡(あさと)氏は長井秀和的。
    沖縄から出て来た新垣(あらかき)亘平氏は石井智宏のようなふてぶてしさ。
    酪農家でアダルトグッズ屋も兼業している高田賢一氏、パロディTシャツに悠然たる髭を貯えた巨漢。ジョン・テンタを思わせる。
    画家の田辺日太氏は小松政夫の味わい。

    ウイスキー、煙草、砂糖の入れすぎたコーヒー、ナイフ、ラジカセ、カセットテープ、精巧なレプリカ人形。

    誰もが肚の底で松田佳央理さんの美しい肉体を我が物とせんと静かに欲望をたぎらせているようだ。
    『10 クローバーフィールド・レーン』みたいな雰囲気。アメリカのサイコ・スリラーを思わせる。誰の言うことを信じ誰の言うことを信じてはいけないのか。誰が誰を騙し誰が誰に騙されているのか。
    張り詰めた狂気、二転三転する緊迫の舞台。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    今作の初演が2000年だがそれにしてもカセットテープというのは古い。もっと前の時代設定なのかも知れない。

    クライマックス、新垣亘平氏が新聞記事の縮刷コピーを部屋中にばら撒く。それが本当に大量で充分な効果を上げている。誰が本当に狂っているのか?それとも誰もが狂っていたのか?

    ラストが余り好きじゃない。それまでのヘラヘラしながらもふてぶてしいキャラクターに似合わない行動。やることがしょぼい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    少なめの照明の暗い舞台、狂気と心の闇を覗き見るようなストーリー、ハツビロコウらしい暗くスリラー的な面白さがある。

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