安易に戦争をネタに取り上げてはいけない。
人がたくさん死ぬ話になるのだ。どう考えたって盛り上がる。盛り上げの為に人を殺してはいけない。例え創作物であっても。だから安易ではいけない。
その点、彼らは安易ではない。生きるか死ぬかであればみな生きる事を選びたがるだろう。しかし生きる先には何があるか、その重さ・辛さまでをしっかりと描いている。
初演から大々的に代わった部分もあるが、当然貫いている部分もある。そもそもの芯の強さは変わらない。
満足度★★★★
生き残った者
「バッコスの祭」の芝居にはいつも泣かされている。今回、ここでも「泣けた」という感想が多く、先に観た友人が「目が腫れるほど泣いた」と言うものだから、ミニタオルを手に観たが(笑)、予想したよりもウェットではなく、抑制のきいた芝居だったので、むしろ好感が持てた。
作者はもとより、出演者らも広島に足を運び、関連資料に当たるなど、時代背景について相当勉強を重ねたと聞く。
4年前、池袋演劇祭にこの作品(初演)で出場し、入賞を果たせず、今回は再演で受賞ということで、まずはおめでとうございます。
池袋も3年連続で受賞しているそうで、着実に実績を積み重ねているようで喜ばしい。
満足度★
ギャップを乗り越えられず。
ポイントを下げて申し訳ないのですが・・・ 個人的に合わなかったです。
好評の様なので、マイナー意見と自覚した上でコメントします。
満足度★★★★
3回連続受賞、おめでとうございます!
戦争モノだけど
オリジナルのフィクションを織り交ぜた作品。
戦争モノ特有のやるせない悲惨さはあまりなく、
きちんと主張が伝わってきて良かった。
舞台セットと、照明の色合いがとても好感。
演技の一体感も、劇団のチームワークと舞台への情熱を感じられて良かった。
池袋演劇祭の賞も3回連続となる受賞が決まったそうで、
おめでとうございます。
満足度★★★★★
観ました!
戦争ものはだからきらいなんです。
涙無しでは観られないから・・・
すばらしかったです。
切り口も良くて引き込まれました。
ミドルランな公演なのでまだまだやってます。
是非是非!!!
皆さん見てください!
満足度★★★★★
最後は涙涙・・・
戦争中の本来暗い物語に、地域劇団の物語をエピソードに加えて明るいタッチで描いたのが成功している。お陰でラストは涙涙だ。
中心的な役者が上手いのはどこの劇団でもだが、今回、脇を固める役者が非常に良かった。
食堂の娘を演じた雨宮真梨の明るさとその裏にある影に感動。劇団の脚本家を演じた稲垣佳奈美もいつも明るくて素敵だった。新聞記者役の金子優子、海軍少佐役の石井雄一郎、大学教授役の田仲晶らが特に魅力的だった。
この劇団、毎回観ているがどんどん作品の完成度が高くなっている。今回の作品、私は今までの中で一番好きだ。