美しい手 公演情報 美しい手」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    面白ろかった。
    スタイリッシュな芝居でした。

  • うまく入り込めなかったのか…
    観ているときは何だか淡々と眺めてしまって、個人的には何だか心に響いて残るものがなかったのですが、観劇したあとで思いを巡らせると、何かが見えてくるのかなぁと思ったり。あと、舞台美術すごかったです。

  • 満足度

    後1本誰かが煙草に火をつけたら、
    喘息の発作を起こしたみたいな咳をして、通路の補助椅子に座ってる人を押しのけて一番前の席から脱出しようと思ってました。プロの俳優なら実際に煙草を吸わなくても演技で煙が出ているように見せてください!見ているほうが芝居に集中できない。

  • 満足度★★

    ふわふわした感じでした
    あージャズ喫茶って、こんな感じなトコなんだ。と
    よくわかる舞台セットでした。

    話としては、かなり情けない主人公の物語で。
    明確に何かあったとか表現はされなくて、
    状況や感情を伝えてくる芝居でした。

    理性より感性中心の、とらえどころの無いような感覚は珍しかったです。

    ネタバレBOX

    ジャズに思い入れある、ウンチクなども出るのに。
    さらっと、興味ないですから。などと言わせる所も面白かった。

    ただ煙草の煙、きらいな人間もいますので。
    煙草の代わりに、電子煙草とか。
    オキシーダなどを代用すること等も考えて欲しかった。

    酒やコーヒーなどは、実際に液体用いていて。
    なかなか凝っていて良かった。

    途中に入ったタイトル映像に、
    警告ウインドウが出たままで、タイトルや中央部が全く見えませんでした。
    初回はしょうがないとしても、2回目・3回目と出す時にも改善無しで、
    訝るより心配になる状態でした。

    説明とか解説無いぶん、
    いろいろ観客の想像で膨らませればよいのでしょうが。
    主人公の感性と脳内の妄想みたいなシーンも多く、
    いまひとつ整理のつけ難い話でした。



  • 満足度★★★★★

    ジャズ喫茶を舞台に、
    成り上ろうとした男の挫折がいい感じに描かれていました。

    ネタバレBOX

    デザイナーを志望して成り上ろうとするが、実力がない男。実力を過信してアピールしますが、実際に仕事が来ると自信を喪失してしまいます。

    目糞鼻糞、売り言葉に買い言葉、友人でもある有名デザイナーからデザインのパクリを指摘され、大麻をやってるやつに言われたくねえと爆発し、その後友人は逮捕されます。

    できもしない仕事を受けて、結局逃げて、依頼者に恥をかかせ、転職を考えるダメダメな男ですが、全く実力がないかというとそうでもないと思えるところが救いです。手袋のコンテストで佳作に入選したこともあるし、蝉柄のTシャツはロック歌手に人気があります。

    ロック歌手がメジャーになってTシャツが話題を呼び、デザイン画の才能を開花させるかもしれないという含みも感じました。

    自分の発言が元で有名デザイナーが逮捕されたのではないかとずっと悩み続けますが、別に告白者がいたことが判明します。で、悩みに悩み、そしてホッとしたことはもう十分に伝わっていましたから、最後のマスターと男の会話は余計でした。

    最初のやくざに殴られる暴力シーン…、歌舞伎町あたりの場末のバーでやくざに絡まれたのかと思いました。インパクトはありましたが、殴られたのは主役の男ではありません。直接関係ありません、余計でした!

    映像を流したとき、コンピュータの処理の文言みたいな四角い枠が真中にあって良く見えませんでした。有名デザイナーがいつ逮捕されたか良く分かりませんでした!しかも、次に映像が流れた時もまた表示されていました。音響さん、いったいどうなってるのかと思いました!

    なんか気になるところは多いのですが、全体の筋書き、雰囲気は良かったと思います。主役のあのおどおどした表情などはとても素晴らしかったです!
  • 満足度★★★★

    高い完成度
    ジャズはよく知らないけれど、場面に調和したり、中和したり、よい選曲になっていた。作品に力みがなく、日常と虚構のバランスが良い。

  • 満足度★★★★★

    演出その他の構成も素晴らしい!
    初見の劇団ということもあり、また前情報(過去の評価)もないことから、期待してなかっただけに物凄い衝撃を受けました。とにかく素晴らしい。大絶賛なのです!現実と妄想の時間軸が交差する場面ではぐにゃりと歪んだずれが絶妙で、はたまた妄想から現実の世界に戻る展開はビデオテープが逆走しているような感覚の描写が巧みでした。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語はとあるジャズ喫茶での風景。セットがまさに現実味を帯びていて素晴らしい!

    生き馬の目を抜くようなファッションデザインの業界「アンダーグラウンド」ではデザイナーのカリスマ的存在の高崎を筆頭に業績を伸ばしてきたが、その裏ではデザイナーとして力のない井上が試行錯誤を繰り返しながら苦しんでいた。

    そんな折、ジャズ喫茶に訪れた同じファッション界の江尻にデザイン画を見てほしいと自分を売り込んだ井上は高崎のデザインをパクッた画を出してしまう。

    後日、高崎に呼び出された井上は高崎に詰られ罵倒された腹いせに高崎が大麻を吸っている事を暴露してしまう。「大麻を吸いながらデザインをしてるお前の方がよっぽどクソだ!」と言いのける。それを聞いていた喫茶店の客が記者だと知った井上は他言しないように頼むも、マスコミの餌食にされ高崎は留置所送りとなってしまう。

    罪悪感に苛まれながら苦しむ井上は、ついつい悪い方に悪い方にと妄想し捻じれ歪んでしまう。更に高崎が警察沙汰になってからというもの「アンダーグラウンド」の業績は落ち込む一方で遂に井上は解雇されてしまう羽目になるのだが、この時点でも井上は自分が高崎を陥れたという罪悪感からか、抵抗はしない。

    ところが喫茶店に集まった「アンダーグラウンド」の面々から高崎を警察にタレこんだのは一ノ瀬だったことが解る。一ノ瀬に掴み掛る井上。もう一方では江尻と揉み合う高崎と井上。このジャズ喫茶では血の気の多い連中が毎回、何らかの騒ぎを起こしているのだが、いちいちその設定が面白い。沸点に達した江尻は包丁を持って殴り掛かろうとするも包丁はサックリと高崎のギプスに突き刺さる。笑

    高崎を売ったのは自分ではないか。と罪悪感に苛まれた日々を振り返ると井上は自分が知らない現実はこの世に沢山あることに気付く。やがて井上はファッション業界から身を引き、まったく違う職種に就くのだが、井上がかつてデザインした蝉のTシャツを着た若者が井上をカリスマ的に扱う場面ではホッとさせる温度がある。

    そして、物語の最後の終わり方があまりにも素敵でため息が出るほどだった。

    今回の芝居で感じたことはキャストらの演技力が秀逸だったこと、須賀谷の照明が生かされていたこと、それに加味して演出が際立って素晴らしかったこと、更にこの物語を引き締めたのは店主・大熊役を演じた牧野はやとだと思う。彼の演技は出すぎず引きすぎずで、静かなパンチ力があった。
  • 満足度★★★★

    妄想と現実なんですかね
    情けない男がいとおしく、女はみな魅力的で、なんかいい雰囲気です。

  • レコードもある素敵なお店です
    すぐにジャズ喫茶として営業ができそうなセット。ほぼ、その店だけで繰り返される会話(それにしてもみんな、同じ店に集合しすぎ!(笑))と、流れ続ける音楽と煙草の煙。いいやつ風だけど、情けない性格の、どこにでもいそうな悩みを抱えた主人公。友人にかかってきた電話の内容が、本当はなんだったのかなど、はっきりとわからない部分もあったけど、かなりスタイリッシュな大人の雰囲気の芝居でした。

    ネタバレBOX

    刃物沙汰になったときに使われた包丁が、怪我人の腕のギプスに刺さったままのシーンは、私のお気に入りです(笑)。

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