満足度★★★★★
秀作
様々な過去を抱いた人たちの集まる町に引っ越してきた3人家族。今までの公演の登場人物たちというのも10周年作品にふさわしい。全部観ていればああこの人はあの作品の人だと気づきながら観ることができたのに。しかしそうでなくてもしっかり楽しめた作品でいた。
満足度★★★★
表現の大切さをみた110分
はじめて見ましたが、忽局特有の人間ドラマに、暴力のあるR15的なドラマがいっしょになって、表現のある芝居のあった、110分でした。
満足度★★★★
オールスターキャスト的な?
ある共同体に新参者が加わったことにより起こる軋轢と紆余曲折を経て落ち着くまで、的な105分。
過去作品の主要人物ほぼ勢揃いとのことで、歴の浅い身として劇中で見え隠れする過去がそれぞれの作中事件だったのか?などと想像しながら観るのまた愉しからずや。
また、舞台の幅を広くとれるレイアウトでの存在感ある装置も見モノ。
満足度★★★★
ゾッとする楽しみ
凄いなにかが起きそうなのに、意外となにも起こらない感じが面白かったです。彼らの日常の一部分を観ただけという感触。人間の嫌なところを、嫌な感じで表現していて、気持ち悪くて好きです。好みが分かれそう 役者さんは特に心に残る人はいませんでしたが ビジュアル面で色々バリエーションがあるなと
満足度★★★★
不安は杞憂でした
初めて観るキャラが殆どだったので若干不安でしたが、とりあえず解らないって事はなかったです。安心。でも知ってたらもっと楽しかったのかなあ。ちぇっ。と思いつつw
個人的には「あの劇団の素敵役者さんが乞骨ではこんなことに!」っていう微妙に黒い楽しみがあるんですが…今回も楽しみました。うふふ。「ここで笑うと品性を問われる」というところで、大体笑ってしまいます。ふへへ。
満足度★★★★
狂人達の物語
意外にこういった構図は一般社会そのもののようだと思う。ただ、ここまでは濃く激しくなくとも、似たような薄さで存在する人間関係があるのが今の社会だ。だから、社会を風刺したような舞台とも取れる。それぞれが内に秘めた闇や傷を持ちながら、残りの人生を弱火のまま過ごそうとしている人たちの町に引っ越してきた家族の物語。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
カミサマすごい…
初見なので、あーあのキャラが出てる!というのを感じられなかったのがちょっと残念でした。
クセの強い人々が織り成すあやうい生活が濃かったです。
娘以外みんなほどよくいや~な空気をまとっていました。
満足度★★★★
変態体系
初乞局。石井輝男に映画化して欲しいくらいの変態揃い。
これは過去作観ている方が絶対楽しいだろうな。
役者陣みなさん正しく怪演。
ラストの盛り上がりに欠けると感じたが、いつもこうなのかな。
しかしベンチシートは腰に響いた。
満足度★★★★
初 乞局…驚愕
洗練された和風のチラシからは想像できなかった…
濃厚な狂った世界が展開されていた。
息苦しさがハンパない。
でも観てしまう、観いってしまう。
過去作から選りすぐりの狂人大集合だったようで、
全部観ていたらもっとマニアックに語れたんだろうな。
満足度★★★★
人間ってスゲー
とにかく濃い。観劇後、さっきまで目の前に繰り広げられていた世界に圧倒されて、でも呑み込もうと、慌ててアンケートに言葉にならない言葉を書いていたら客席に一人になってた。何時間も観劇し続けたのかと思って時計見たら二時間も経ってない。信じられない位に濃い。物語を思い返すと息苦しい。やられた。
満足度★★★
スマッシュヒット
昼の部を観賞。
乞局による乞局のための乞局の群像劇、ってところでしょうか。
現在日本の終末を描いているかのようです。
誰にしろ、抱えているもの、人に言えない秘密はあり、
その上で周囲との関わりをいかに維持していくか、
アイデンティティをいかに保つのか、その難しさを見せているようです。
中身ですが、ちょいと癖ありです、好み別れると思います。
なので、自分は乞局好きなので受け入れやすいですが
初見の人やあまり好きでない方には難しいかも。。
満足度★★★
おぞましい世界
乞局の10周年記念の作品ということで、過去の作品に出てきたキャラクターたちによって描かれる物語になっていました。それぞれ心に闇を抱える犯罪者が集まる町に新たな家族がやって来てという話で、痛々しく重いシーンが多いのですが笑えるところもあり、観終わってからの印象は意外にヘビーさを感じませんでした。
途中それぞれの人物のエピソードを読み上げるシーンがありましたが、そういう説明的なシーンを作るということは登場人物が多すぎたのかもしれません(構成的にはとって付けた感がありましたが、ビジュアル的には印象に残るシーンでした)。
それぞれの人物がどのような人かが分かって来て、いよいよこれからそれぞれの関係が展開して行くのかなというところで終わってしまった感じがしました。110分の上演時間中に飽きることがなかったので、もっと時間を長くして人々の絡みを見せて欲しかったです。
どの役もエキセントリックなキャラクターで、役者がその雰囲気を上手く出していた思います。元警官の落ちぶれっぷりや、多重人格者のじわじわと詰め寄る様子、自分の血で絵を描く画家のマイペースぶりがとても不気味で引き込まれました。冒頭に出てくる象徴的な浮浪者の2人も良かったのですが、その後あまり物語に絡んで来ないのが残念でした。
空き缶と枕木を使った立体的な美術(登場人物の再利用に合わせて、素材の再利用をしたのでしょうか?)は不安げな重苦しさを出していて良かったです。
ちなみに、最前列に席は物や液体が飛んでくる可能性があるので、気をつけた方が良いかもしれません。