No Robot 公演情報 No Robot」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    う~ん、上手い。すごくキチンとまとまった舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    これまでのワンビル作品の中で、わたし的には同率1位!
    タイトルの意味が開幕すぐわかるのだが、これが大笑い。そっちかー! と。

    現実社会への風刺も、これ以上踏み込むと「ちょっと言ってみたかっただけ」「だって社会派の人がそう言ってるじゃん」になっちゃうんだが、うまいところでとどまっている。ああ、いろいろ知ったうえでちゃんと言ってるな、と思えた。

    ネタバレBOX

    結局「能ロボット」が出てこないんだが、出てきたらこんなに面白くなかったかも。
    ちゃんとできあがる前提で話が進んでるんだし、造形の可笑しさはイカと巨人大河内でたっぷり見せてもらってるから、これでいいのだ。

    いつもの「ワンビル愛のテーマ」は、愛し合うカップルと歌う人が別なのが新味でした。

    犬神博士、目力あるのに無表情なのが怖かったです。今回、舞台のあとでイカ自慢(?)をしているときには役と全然違うやさしい笑顔の方で、もう、役者さんてすごいよ、とびっくりしましたー。

    変な人を演じるときは「昭和のハンサム」を活かし端正に、ふつうの人を演じるときは変顔を駆使する錦織さん、今回はほんとにふつうなので「珍しいなあ」と思ってたら、あんなに体を張るとは。
    弱っちい人を演じるのも珍しいけど、想像以上にハイレベルな弱っちさ(?)を体現してくれて、さすがでした。

    録画したものを配信する予定もあるとか? ぜひぜひ! もちろん有料で! 宣伝しまくります。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/02/05 (日) 17:00

    価格1,000円

    THE・エンタメ演劇。
    2時間近い舞台でしたが、中だるみせず最後まで集中出来ました。
    作品の内容が濃い…とは言えませんが、テンポ感・楽しませ方はよく考えられてます。
    手間のかかったであろう台本と演出には、当然チケット代1000円という対価には見合わないが、
    お客さまへの「もてなしの精神」が、満席を呼ぶ力になっていると感じました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    理屈抜きに、楽しんでもらうに徹した 典型的な娯楽劇。そのまま素直に愉しみたい。
    説明にある、ジャパンロボットウィークに出展する製品の企画…資料の空いたスペースを埋めるため冗談で書いた企画案が通り、発案者という事でそのプロジェクトに参加することを余儀なくされ…荒唐無稽な内容〈ビジネスドラマ〉だが、それを面白可笑しく観せる。
    そしてタイトル「No Robot」とは 実に上手いネーミングで、物語の肝そのもの。感情無きロボットの開発だが、それを担う人間は熱き思いを迸らせる。

    歌・ダンスなどは、まさしくエンターテイメント作品だが、それ以上にイカれた、いや イカの手や巨大(肥大)化した人物の印象が強烈。観客に楽しんでもらう、そんなサービス精神に溢れた演出である。

    冗談の企画、しかし それに関わった人々の〈正直な〉心を育んでいく成長譚でもある。そこに表層的な面白さだけではない 〈ヒューマンドラマ〉としての奥深さも垣間見えてくる。
    そして、出来れば“No Robot”を登場させてほしかったが…。
    (上演時間1時間50分 途中休憩60秒)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、下手正面にスクリ-ンと少し高い段差、舞台袖下はテーブルと椅子があり会議(執務)室を思わせる。上手はある程度広いスペースを確保しているが、それは後々“No Robot”を登場させるため。

    “No Robot”=ロボット開発であるが、その動作に「能」の動きを取り入れる。そのため家元の協力を取り付け、さらに人間科学的な要素を取り入れるため、と色々な開発技術を模索し始める。もともと思い付きのアイデア、あまり やる気がなかったが、いつの間にか熱心に仕事に取り組んでいる。一方、一緒に開発に関わっているメンバーの恋愛も絡み、右往左往する可笑しみ。
    演出は、カラオケと歌、能舞、スクリーン映像など、バラエティー豊かな観せ方で楽しませる。また巨大化したロボット、イカの手といったインパクトある<被り物>で愉しませる。意識したエンタメ性、そこには観客を喜ばせるといったサービス精神が溢れている。出来れば、能の動きをする完成ロボットを見たかった気もするが…。

    普通<または惰性?>のビジネスマンが、或る切っ掛けによって生き活きと仕事に取り組む姿、愛<思い>を伝えることが苦手 または臆病な人の姿、その日常にある人間模様をコミカルに描きつつ、ラストはヒューマンドラマへ変転させる巧さ。勿論、無責任と思われる上司も 観方を変えれば、やる気のない社員の教育<育成>のようだ。ラスト、ジャパンロボットウィーク後にワールドロボットウィークの仕事に就ける、その配慮<嘱望>から窺い知ることが出来よう。だからこそ全体を通して、清々しい可笑しみといった印象が残る。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     極めて面白い。追記2023.2.7午前1時。

    ネタバレBOX

     板上は、ホリゾントの手前に白っぽい長方形の箱を下手壁から上手中ほど迄伸ばし、箱の下面に階段になる程度の高さの平台を置き、ホリゾント側が袖となって基本的な出刷けはこの1か所、1回だけ客席通路が出捌けに用いられるもののメインはあくまで板上である。場面設定によってパソコンが対面で載った小さな机や付随する椅子等が配置される。
     脚本レヴェルで個々の登場人物のキャラが立ち、社会的諸関係の距離が適正である為、様々な擽りや歌舞く台詞・演技が醸し出す動態自体がモビールの動きのようなある種の必然性を持っている上、微妙な距離感を正確に表現させた演出、それに応えた演技もグー。
     ひとまず粗筋を記しておこう。工業用ロボット製造企業・月島ロボティクス企画室の高見は近く開催される業界のイベント、ジャパンロボットウィークの企画書を提出するよう命じられた。偶々真摯に考察した企画書に空きがあったので埋めるために冗談半分に出した企画が取締役に絶賛された。然しこの企画は、工業用ロボットの企画としては余りに斬新、広報するにも提案者である高見の意見は必要欠くべからざるものとされ、サポートを余儀なくされた。然し問題が2つ在った。1つは企画ロボットのユニークさ、作業する際に歩行すること。この歩行に関しては極めて精度の高い而も安定した歩行が求められる。人間がそのような歩行をするケースを考えてみるとそれは能の演者の歩行にあるのではないか? との結論に達した。そこで能の宗家(柊木家)を訪ね、その要諦を教示願うこととなった。ところで、人の動きはそれで教わることができるにせよ、ロボットの動作にそれを落とし込むことは機械工学との関係になるから、別問題だ。工業用ロボットが作業をする際に安定は絶対必要である。その安定を得る為には、生き物の骨格や筋肉、神経系の構造と相互関連、更に脳とどのように連動し、その結果どのように動くのかが解明されねばならない。それが解明された上で機械としてどのようにその自然の複雑な動きをバランスよく安定的に再現できるかが実現されねばならない。メインストリームは、このような技術的難題にチャレンジする月島ロボティクス社員と開発に協力する人々とのあれやこれやが描かれる。即ち600年以上の伝統継承の重さを背負い実際に生活する伝統芸能の能楽師(シテ)宗家の者らがロボット開発に絡んで生きることが、あらゆる生活空間に科学技術の影が宿る現代先進国の生業に力を注ぐこととどのように両立し得るのか? が、伝統継承順位1位の宗家長男・武義、工学や情報機器にも才と指向を持つ次男・文義、そして伝統的には能楽師になれない妹・千景のジェンダー問題迄孕んだ生活の算段にどう影響するかへの不安がある。第2にロボットの動きが自然で而も安定し作業に安全が保障できる所迄追求できればというロボティック社員の希を掛けて協力を乞うた生物の身体の専門家・犬神博士は、{文Ⅰ卒キャリア組の基礎研視の齎す壊滅的結果(毎年3万人以上の自殺者があった当時のポスドクの異常な迄の自殺率を参考までに上げると、ポスドクに限ってみれば日本の自殺率が最も高かった時期平均の十数倍であった。)無論、グローバリゼーションと軌を一にした基礎研究軽視によって日本の科学的知性の総力はガタ落ちし、頭脳流出も酷かったこと。そしてそれが現在も続いていることが一般の人々にも漸く見えてきたことであろう。}を正確に予知していたのは当然だ。多少本当のことを言うならば、時代の底で何がどのように起こってきたかを注視している者から見れば余りにもあからさまな政治屋や官僚の無定見は明らかだから、この辺りの事情が博士の台詞にアイロニーとして盛り込まれていると取れる。
     優れた喜劇は、一皮剥くと極めておどろおどろしい社会の欺瞞を暴くものだが、今作はこの「国」の内実を、その喜劇的本質に於いて鋭く批判していると観て良かろう。その手法が、サブストリームとして広報室のメンバーたちのキャラや演技に現れていると解した。例えば高見の同僚・奥寺に秋波を送り続ける広報室華岡の演技は単に恋愛行動というよりも歌舞く所作そのものである。このことが原因でべたべたした演技にならずドライなのに冷たさが無い。剰えその場の空気を換えるインパクトも持つのだ。更に沖縄出身の知念が天才的な洞察力を以てシチュエイションの細部を解き明かしたり、優しく人々をフォローするのも、ヤマトンチュー一般が沖縄に負わせ知らんぷりを決め込んでいることに対する正当な抗議と見做す方が良いかも知れぬ。犬神博士の教え子であった大河内も狂言回しとして上手く機能しているし、大学院修士課程の学生としては優秀だが、全く体力の無い大河内が憧れる元プロレスラー仲道との掛け合いは、もっと単純な笑いを誘うあっけらかんとした喜劇性を持ち、歌舞く台詞・演技とは異質な笑いや感興を齎し芝居に厚みを加えている。更に室長・宇田川のトンデモキャラは、この「国」の矛盾だらけで無責任極まる為政者及び支配層の象徴的カリカチュアとして観ることができる。と同時にこれだけの脚本を書き、演出もしている人物に対し、実際に演劇を上演する側の現実に有効で合理的な配慮である。観客にこのように見せることでこの国の「保守」を標榜する為政者の余りの愚かさとかつて河原者と蔑まれた演劇人の知恵や経験、思慮の深さ、真っ当な人間らしさを突き付け対比させ正面から見せた点も評価したい。
     全体の展開としては、中盤迄歌舞くシーンを多用して笑わせると同時にアップテンポで進められた舞台が、プロジェクトを中止せねばならぬかも知れないという状況になる辺りから深い人生哲学に裏打ちされたような場面に変わり一挙に収束してゆく。背景に流れるラップや音響と進展する物語の相性も素晴らしい。名場面も数多く楽しみつつ、心に残る作品に仕上がっている。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    終演後にアンケートと引き換えにもらった「裏」パンフレットを読むと、どうしてこういう話になったのかよく分かった。あのチケ代じゃ赤字だろうから申し訳ない気もするけど、観ている間は素直に楽しませてもらいました。

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