俺は誰だ? 公演情報 俺は誰だ?」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    臨死体験的ヒューマンドラマ。コメディとシリアスがいい塩梅。なかなかに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    表し難い人の思い、それを個性豊かな登場人物を介して描き出していく。タイトルは「俺は誰だ?」…物語は自問自答するような展開。記憶喪失になった男、彼が巡(廻)る世界観が何処なのかが物語の肝。会社<世間>でも家庭でも不器用な男への人生応援歌、いやもっと直接的な「生きている」ことへの応援讃歌になっている。

    公演の魅力は 主人公・浅井大輔(曽世海司サン)が巡り合う人々?の濃いキャラ、何故 時代や場所、さらに性差や年齢もバラバラなのに共通項があるのか。その不可解な問い、それは自分自身の 生 に関係しているようだが…。

    舞台美術は鉄パイプ等を組み合わせた廃墟風、しかし物語の世界観に鑑みると 現実から切り離された迷宮といった雰囲気を表したかったようだ。早い段階でこの世界観は明らかになるが、どうしてここに居るのか、といった謎が終盤まで物語を牽引する。そして明かされる衝撃の事実が…。

    ラスト、他の力を借りて といった結末では物足りない。せっかく「生きること」への切望感が沸いたならば、自分の力(機智)でゲートを開けるといった力強さを示してほしいところ。
    (上演時間1時間30分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    中央がメイン舞台、上手・下手に階段がある台、いくつかの鉄パイプを配することで妖しさを演出する。後ろは可動する鉄パイプの足(作業)場のようなものが2つ。ラスト この間の空間が重要な意味を持つ。

    浅井が不器用なのか気弱なのか、精神的に追い詰められて上手(ビルらしき)から落ち、暗転する。気が付いた ここ<世界>はどこなのか。
    まず、花魁と称する女性・ミズネが話しかける。言葉使いや衣裳・化粧は花魁そのもの。彼女、好いた人がいたが、一緒になることが出来ず、悔しい思いをしている。次に仕事人間・三上すぐる が熱く語りかける。仕事こそが生き甲斐と言うが、何となく一抹の寂しさも垣間見える。3番目に権左、見た目は一目瞭然 武士である。信念を持ち 信義に生きたようであったが、裏切りによって切腹をした。千佐子という女の子、幼い遊びに興じて喜ぶ。その無邪気な姿に癒しを感じるが、どことなく寂しい様子。ロボット、人ではないが、モノにも何かの意味を見出す。命の代わりに故障、簡単に廃棄することは、人の使い捨てに通じるような。これらの出会いは、生きていく上で「何らかの意味」を持たせている。

    異界の案内人がデスゴット=死神、その異様な化粧と衣裳が役柄にハマっていた。怪しげな雰囲気にも関わらず、浅井とデスゴットの軽妙洒脱と思えるような会話が物語をテンポ良く感じさせる。
    色々な人々?と出会う際に流れる音響が異なり、夫々の世界の違いを表現する。例えばミズネと出会った時は、コポコポという水底にいるような音、何となく浮世離れした雰囲気が漂う。勿論 花魁の化粧と衣裳という外見と相まって観(魅)せる工夫をしている。三上の時には、アップテンポで熱い思いを語るに相応しい音楽である。

    皆、浅井の前世であり、生きる または 生きたかったモノばかりである。生きているからこそ悩み苦しむ、逆に言えば そう思えること自体が素晴らしいこと。異界(臨死中か?)で 生きたいと願うことで現世へ。その際の条件が ”記憶”を無くすこと。この難題ー究極の選択を神〈もとは彼の善行でもある〉によって助けられるが…。ここは自力で解決してほしいところ。
    役者陣は、個性豊かな人々+ロボットを演じており、独特の世界観を見事に表していた。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     う~~む、もっと脚本はハッチャけて欲しかった。

    ネタバレBOX

     真面目だが、ロトい30台前半くらいのサラリーマン・浅井が主人公、漫画のダメおやじ的キャラではあるが、妻と娘は優しい点が異なる。このような相違点は、今作の脚本家が選んだ生き方が作品に表れているからだろう。だが、それが今作がハッチャケきれない原因でもある。但し個々の役者の演技はかなり高い。主人公を演じた曽世海司さんが眉の動かし方一つで浅井の気弱な性格を表して見せたり、だるま座の剣持直明さんが幽界の門番と医師の二役をその存在感の差で演じ分けたり、デスゴッド役の前田さんは嫌われ者・死神の権勢と哀感を味のある演技で表現、権左役の千葉さんの剣技も中々グー、等々役者陣の演技も総じて質の高いものであった。

     然しながら、脚本家はもう一段、自我という束縛から離れてみることも必要だろう。言うまでもないことだが、言葉は常に自らの発明したものではない。こういう状況を自らに取り込みえた時にこそ、自己は他者であると同時に他者が自己を通して作品に結実するからである。なお一層の精進と練達を期待する。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    次々と出てくる登場人物が個性的でおもしろかったです。

    ネタバレBOX

    俺は誰だ?・・・ですが、名前は覚えている、それ以外は覚えていない、という状況に戸惑いました。そして、個性的な人物と出会うのですが、舞台セットの鉄パイプの柱で遮られて、役者の表情が見えない場面がありました。混沌とした状況を設定したのでしょうか、役者が影になってしまっては残念でした。浅井が次々と出会う人、全員の共通点は、前世が同じ人物・・・というのが、しっくりきませんでした。日常のささいな善意の行いのおかげで、現世にもどることができる展開ですが、生きることは素晴らしいというメッセージがしっかりと刻まれていました。暗いニュースがはびこっている世の中に向けたエールと強く感じました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    説明文にあった「切なくも笑える少し奇妙な物語」の、その不思議度の部分に期待して(し過ぎて?)いたせいか、思ったよりもずっと真っ当なお話だったので、その点に関しては少々拍子抜けの感も。とはいえ、皆さん達者で気持ちのいい舞台。浅井が出会う人たちの中では、綿貫奈々さんがお気に入りでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初演に行ってきました!
    タイトルからどんな内容になるのかドキドキしながら、そんな展開かぁー!と、いい裏切られた感ありながら、納得する結末で、やっぱり舞台はいいなぁと。
    難解なテーマではなく、コロナ禍明け(しそうな)のこの空白を埋めるには、丁度良い加減です。
    自分の生き方や考え方にも、シンプルに刺さりました。まさしく、「俺は誰だ?」という問いに自分が当てはまる、心地よさが、今も残っています。
    おすすめです。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    冴えないサラリーマンに魔界の案内人が差し向けてくる風変わりな面々
    どの面々も奇抜なんだけれど誰もがしっかり芯のある存在感(演技力も確か)
    そんな色んな個性から成る世界観が次々と楽しめる仕掛け、これって「星の王子さま」的面白さというか(もちろん旅人は王子さまではなく、冴えないサラリーマン!)
    出会いのひとつひとつに やるせなさが含まれて妙に良い感じでした

    魔界の案内人と冴えないサラリーマンとの掛け合いも格別に絶妙
    凄味さえある「怖」が時々「笑」に転がっていく様は特に

    そして最初から最後まで出ずっぱり、冴えないサラリーマン役の曽世海司さん
    冴えない とはいえ愛すべきキャラクターを大大熱演
    不思議な経験を経た彼が自身の運命をどっちに進めていくのか
    最後の決断に固唾を飲んで見入ってしまいました

このページのQRコードです。

拡大