表に出ろいっ! 公演情報 表に出ろいっ!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    ザ・キャラクターだ。
    すごいねえ!勘三郎にこれやらせるなんて。

  • 満足度★★★★

    みたよー
    まず、野田さんと勘三郎さんを間近でみれたことに感謝。勘三郎さんのマックCМも好きだが、やはり生はいい。

    お二人とも舞台上で、まじめに遊んでました。これからも、このカップル?には期待です。雨にも関わらず、当日券待ちの列。その光景だけでも観劇テンションがあがります。楽しかった。


    それにしても娘役の美貌がウラヤマシイ・・・。

    ネタバレBOX

    ゲキバカの「ワイルドターキー」を観た後の観劇だったため、より楽しめましたwwww野田さんは元気でした。
  • 満足度★★★

    千秋楽
    勘三郎のスポンサー問題が気になって仕方なかった。

  • 満足度★★★★

    観客を席巻するだけではなく・・・
    ハイテンションな前半の勢いを失うことなく、
    物語のコアにあるものをしっかりと見せきる。

    野田芝居の奥深さに
    歌舞伎の手法や、いまどきの役者の底力が絡み合い、
    揮発しない感触をしっかりと残した
    舞台が築き上げられていました。

    ネタバレBOX

    色彩豊かな舞台、
    まずは大看板2人の役者のお芝居が映えます。
    のっけから、
    ハイテンションでぐいぐいと押してくる感じに
    観客がペースを握られてしまう。

    観る側がとまどう暇もなく、
    舞台上の世界に巻き込まれてしまう感じ。
    単純な夫婦喧嘩の構図が
    べたというか、分かりやすくて、
    それゆえに場内の沸き方も屈折せずにまっすぐどんとくる。
    それぞれの嗜好のちょいとした後ろめたさと
    どっぷりとはまった感じが
    秀逸なお芝居の中に違和感なく生きる。

    野田秀樹・中村勘三郎それぞれが
    互いの芝居の手法に
    足を踏み入れるようなところがあって、
    それが、芝居のグルーブ感をしっかりと育てていきます。
    歌舞伎的というか見えをきるような間が、
    舞台自体の厚みになって物語を膨らませていく。
    勘三郎はもちろんのこと野田の表情や動きの外連には
    歌舞伎役者的な技量がうまく編み込まれていて。
    一方で切り返しの台詞のトーンの変化や
    畳みかけるような台詞のつなぎでは
    野田秀樹のリズムが舞台に貫いていきます。
    双方のお芝居が重なるような二人の階段落ちは絶品。
    腹の探り合いから次第に全面戦争へと展開していく
    キャラクターの攻守の切り替えが
    見る側を文句なしにわくわくさせる。

    その下地があるから、
    娘役が加わってからの広がりも半端ではない。
    私が観たのは黒木華の回でしたが、
    二人が作った黒木のスペースが
    彼女自身の切れでどんどんと押し広げられていく感じが
    たまらない。
    単に自分を舞台に押し込むだけでなく
    すっと引いて二人の台役者を招き入れるような
    黒木のお芝居の質感に瞠目。
    野田や勘三郎の手練が引き出しているとはいえ、
    黒木のお芝居の骨太さにも目を見張る。

    三人の秀逸なお芝居から
    攻守のバリエーションはさらに広がり
    デフォルメされた家族の質感が
    不思議なリアリティを内包して醸成されて・・・。

    その密度とボリューム感があるから、
    ザ・キャラクターの外伝のようなニュアンスを持った
    後半のエピソードががっつりと効くのです。
    ザ・キャラクターがその構造に取り込まれた人間たちの話なら
    この話はその構造に取り込まれえなかった人々の姿。

    その表裏には、
    互いに形こそ違え、
    繋がれるに至った人間の
    愚かにも思える構造と
    必然があって・・・。

    もし、ザ・キャラクターを観ていなければ
    終演時に少し違った印象を持ったかもしれません。
    しかし、観た以上は
    あの、祈りにゆだねるしかない、、
    逃げたり立ち退くすべを失った人間の性と
    絡めての印象になってしまう。

    だからといって
    前半の舞台の楽しさが減じられるわけでもなく
    たっぷりと満たされた終演ではあったのですが、
    単に笑い転げてそれで終わりというわけではない、
    あわせて心に行き場のない感覚がたたずむような
    お芝居でありました。

    ☆☆★★★◎◎△
  • 満足度★★★

    裏「ザ・キャラクター」
    中村勘三郎ファンが多かったのか、一挙手一投足に観客大ウケ。
    でも、勘三郎さんはサービス精神旺盛でした。 歌舞伎パロディやって
    笑わせてたり、他ではしないようなぶっ飛んだ動きしてたり。 
    その捨身のパフォーマンスがすごく面白かった(笑
    若手女優さんも溶け込んでた、というより溶け込み過ぎてた(笑

    特に序盤の、若干引きそうになる程の高テンションについてこられるかで
    結構決まってくるかな、と思います。

    しっかし最後の台詞、相当キツい皮肉だねぇ…。

    ネタバレBOX

    内容は、まんま上の「説明」に書いてある通りです。
    母親はいい歳して若年アイドルグループ、父親はアトラクション、
    娘は… あの「書道教室」にモノの見事にどっぷりハマってしまっている。

    前半は「ザ・キャラクター」と同じく三者間のドタバタで進行していくけど
    ひょんなことで娘の行き先がバーガーショップのおまけ目当ての行列ではなく
    「書道教室」ということが発覚してから、舞台に何ともいえない黒い雰囲気が
    立ち込めてくる。

    家元のいう、「世界の終り」を信じる娘は、それゆえにそれを信じない
    両親と対立、家元から授かったという「人魚の粉」を飲むといい出す。
    なんでもこの「人魚の粉」を飲むことで人は生まれ変われるらしい。

    …「ザ・キャラクター」を観た人は、ここでこの場面の雰囲気が
    あの「地下室」でのやり取りと被ることに気がつかされます。
    実際照明も、あのシーンと全く同じものにされててぞくっとした。
    三人が互いを鎖でつなぎ合ってるのもまるで同じ。

    三人を外に行かせない為につけられた鎖はそもそも三人が
    自分の信じるものを強硬に捨てられないことの結果。
    それなのに、それに呪縛され自分ではその鎖を脱して外に
    脱出することが出来ない。

    結果的に自分で招いた鎖を外すことことすら他人に期待する、その滑稽さ。

    でも、決して三人を笑えない。

    ここで「演劇」をレビューしている私が鎖につながれている、それを自分で
    外せないでいる、そのことに気がつかないでいるかもしれないし。。

    ちなみに、最後勘三郎さんが演じる能楽師の

    「神様でも泥棒でもいいから水を飲ませてくれ!!!」

    はキツかった。 

    結局窮地に陥った時には、自分の全てを賭けると言い張ってた趣味嗜好も
    水以下、張り子の虎だったわけで、じゃ、そんなの今まで信じちゃってた
    貴方って一体何なんですか? という皮肉な一撃をくらった感じ。
  • 満足度★★★

    今年で55歳になる2人がはじけてた!
    演劇界と歌舞伎界の超大物同士の共演。しかも夫婦役
    確かに笑いの多い舞台だったし、
    普段ではありえないハイテンションな演技で
    特に勘三郎さんファンには、間近で観れるしうれしい舞台だっただろう。

    でも、これを単純に「大満足」とは評価できない自分がいる。

    ネタバレBOX

    ある意味、前作の『ザ・キャラクター』と対の作品ようにも感じた。
    (内容的にもリンクする部分が多々ある)
    あの『ザ・キャラクター』の終盤の濃さ、重さに比べると
    真逆、まさに番外編というべきドタバタ劇。

    この舞台は
    野田さんと勘三郎さんが出演しているからこそ成立している舞台であり、
    笑いも
    この二人がやっているからこそ起きている笑いが大部分だったように感じた。
    (野田さんもそのつもりで書いたんだとは思うが)

    そういった部分で物語にしても人物の設定等にしても、かなり弱いと思う。
    仮に同じ内容で若手の小さい劇団が上演したら
    まずこんなに笑いは起きないだろう。


    否定的な事も書いたが
    ファン(特に勘三郎さんの)に
    喜んでもらう舞台としては大成功だったと思う。
    だが、作演出:野田秀樹なのだから
    笑いも取りながら、もう一段作品を高み持っていけなかったかと感じる。
    これ、期待しすぎかな?

    共演の黒木華さん、2人に食らいついていくような演技で良かった。

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