墨を塗りつつ 公演情報 墨を塗りつつ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
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  • 満足度★★★

    殺人はアーモンドの香り
    30年ぐらい前の十代のジョディ・フォスター主演の映画の宣伝コピー(確かこんな感じの文句)を思い出しました。子役の女の子がうまい!最後の挨拶のときに目がばっちり合いましたが、めちゃかわいい子です!大人の俳優さんたちにはちょっと気の毒なくらい場面食ってました。将来が楽しみです。
     小姑的なコメントですが、火鉢が死んでました。単に火が入っていないという意味ではないですよ。それらしく見せるにはやはり火鉢につきものの火箸や五徳が必要。鉄瓶を畳の上に置くときには鍋敷きのようなものを置かないと畳が傷みます。(有った方が熱いものを置いてる感が出ると思うけど)。貧富の差に関係なく戦中当時の女性はもんぺの着用が必須です。

  • 満足度★★★

    重苦しくていい雰囲気の中、
    絹代役の子役の吉水雪乃さんが萌えで、重要な役回りで、演技も上手で、完全に周りを食っていました。

    ネタバレBOX

    上手側にも2列の補助席が設けられていて、能楽堂や小劇場楽園のようでした。そして、奥の部屋が見通せるという意味では、補助席側の方が良席という感じでした。

    全体を包む重苦しい雰囲気は良かったのですが、台詞のトーンが今一つしっくりきませんでした。

    障子を閉めての場面転換は興味がそそられましたが、意外とビックリするような展開にはなっていなかったように思えます。

    二つの殺人が行われた割には単調でした。補助席側からは泰彦老の布団の動きは見えましたが、実際に喉をかきむしって苦しむという場面が無かったからでしょうか。

    話としては、絹代が犯人だと雅彦たちが勘違いしたことがもう一つの悲劇でしたね。

    家を守るために、泰彦を殺した繭美に復讐した形で龍彦が殺人犯として逮捕されましたが、真犯人奈津の動機は何だったのでしょうか?!最初の殺人のときはどんな毒を使ったのでしょうか?!

    きっと、口が利けなくなった理由と関係していますね。

    重苦しい雰囲気の中、絹代に続いて女中さんもギブミーチョコレットを言ったところは面白かったです!

    ラスト近くに、犬神家の一族の曲が流れたときは苦笑してしまいました。なぜ流したのか不思議です。

    ところで、蒻崎さんの着物丈が少し短かったような気がします。

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