90%VIRGIN / 終末の天気【満員御礼!無事に終了いたしました。ありがとうございました!!】 公演情報 90%VIRGIN / 終末の天気【満員御礼!無事に終了いたしました。ありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    織姫バージョン観劇
    高校生役を演ずる事になった役者がどこまで高校生に見えるかがキモになってくるが、今回観た「織姫バージョン」はどちらも高校生に見えました。また感じられました。(不良役はちょっと除くがww)
    どちらも非常に面白かったです。

    ネタバレBOX

    今回の公演場所がルデコ5ということで、柱が邪魔になってくるのだが、客席をL字型に作っていたため、入り口右側に座ったお客さんは見えない場面が多かったように思われた。(90%VIRGINのトイレの場面なんてほぼ見えないのでは?)
    また、左側に座ったお客さんも客席がフラット(最前は小さい椅子を使い、最前と2列目擬似段差をつけてましたが)であり、しゃがんでの演技も多かったので、やはり見づらい場面はあったので、面白い作品でしたが、でもちょっと残念な公演でした。

    しかし、なんだかんだ言っても「彦星バージョン」も観たかった(笑)
  • アンサーソングのように
    脚本提供した『90%VIRGIN』に対するアンサーのようになっていた『終末の天気』におじさんはちょっとキュンとしました。演劇でもあるんだね、アンサーソング。

    学園モノとして軽音部があり、一方は演劇部であり、『VIRGIN』ではダセーとかキメーとか言われちゃう変態教師な大人達が、『終末』ではよき理解者となっていたり、一方では絶望が詰まっているラジカセは、もう一方だと微かな希望が流れて来て、こういうカップリングは嬉しかったです。あと連日満員ですごかったね。ありがとう。

    ネタバレBOX

    御陰様で物販で用意したMU版『90%VIRGIN』と、主宰の元吉くんが出演してくれた『片想い撲滅倶楽部』のDVDも結構売れまして、嬉しいです。『VIRGIN』はサービスで台本が付いているヴァージョンがまだもうちょっと在庫ありますので、よければどうぞ〜。
    http://muweb.cart.fc2.com/ca9/14/p-r-s/
  • 満足度★★★★

    つらくて、かゆい
    彦星バージョン、千秋楽観劇。
    エムキチビート初です。
    観ていて本当に、本当に、切実に辛くて、それでいて私の年代のひとたちが観たら多分かゆいだろうな…とも思いました。
    中二病だのきめぇだのバンバン飛び交うなか、「自分にもそういう時期があっただろう?お前らひとのこと笑ってられるのか?」と自らを思い返すと途端に目をそらしてしまう。
    演出の術中におもいっきりハマってしまいました、と脱帽気分。


  • 満足度★★★

    観ました
    彦星。まあまあかな。『90%VIRGIN』のほうが好き。『終末の天気』はどっかで読んだような話。

  • 満足度★★★★★

    ふたつでひとつ
    個人的な事情から久々の観劇になりましたが、この劇団の公演を選んで本当によかったです。

    中編二本、表裏一体。素晴らしい。



    虚構の劇団の大杉さほりさんが緊張感を見事につないだ『90%VIRGIN』
    海賊ハイジャックの川添美和さんが鮮やかな感情を見せつける。



    他にも素晴らしい俳優陣と脚本演出。


    欲を言えば劇場で観たかったと思ったのですが。
    ルデコという空間だからこその作品かとも感じました。

  • 満足度★★★★

    納涼気分で楽しめた/彦星
    七夕の夜、彦星バージョンを観ました。エムキチビート、初見です。自分の場合、「初見の劇団を番外や企画公演から」というケースがけっこう多く、幸いにほとんどはずれがないです。
    若者がワイワイやってるような作品は好みではないので、ふだんなら選ばなかったと思うのですが、今回、ご推薦があったので観ました。
    適度な上演時間の2本立て企画、面白くて結構笑わせてもらい、ゲリラ豪雨や蒸し暑い夜が続いてゲンナリしていたところ、よき納涼となりました。

    ネタバレBOX

    役名は一部を除いて役者の名前をそのまま使っている。

    「90%VIRGIN」
    MUのハセガワアユムの初期の名作のカヴァー。
    かっ飛ばしたハイスクールが舞台(・・・って日本の学制でハイスクールの呼称はないけど)。ミスチルのCDが割られてばら撒かれる事件が起き、軽音部が疑われて部室を取り上げられ、合唱コンクールでミスチルを歌うことを教師に強制され、部員たち(和田亮一、岡田NIY、秋澤弥里)は腐っている。
    岡田は部の消滅を救った新入部員でドラム担当、使い走りをさせられ、リーダーの和田は高校中退して音楽留学したいと考えている。
    軽音部の顧問で現代国語の教師(川添美和)を変態体育エロ教師(渡辺慎平)が追いかけ回し、W不倫へ?
    高校中退した元サーファーのDJロック(長谷川恵一郎)を尊敬する岡田。CDを割った犯人で謎の変態中学生ミツル=三二六(太田守信)は両親の不和で大人不信が強い。部員たちにみつかり、トイレに監禁されてしまう。
    女生徒秋澤の彼氏が怒って教員室に乗り込んでいる間、DJロックが和田に説教を始めて・・・。
    エロ教師の渡辺(本当に昴の人?笑)とドラムの岡田、どう見てもチュウボウに見えない太田が面白い。

    「終末の天気。」
    地方都市の高校演劇部。金曜日の午後、この週末に巨大隕石が落下し、世界は終わってしまうという中で、部員たちは「世界の終わり」という芝居の稽古をしている。
    主役のすずきぺこ、親知らずを抜いた翌日で痛みがひどい和田亮一、演出家の若宮亮。和田はすずきに好意を抱いているが相手にされない。平田オリザファンのすずきとつかこうへいファンの和田が言い合いをする場面が可笑しい。にわか勉強で野田秀樹しか知らない演劇部顧問(長谷川恵一郎)。校内をくまなく回って点検している用務員(漣圭佑)。顧問の同級生で演劇部のOG大杉さほりは東京で女優から舞台スタッフに転向し、母校を訪ねてくる。すずきは小学生のとき観に来た文化祭で「夏の夜の夢」のパックを演じた大杉に憧れてこの学校に入学したという。和田に因縁をつけて追い回し、定番の台詞を連発する不良生徒(藤沼豊)と、ちょっと不気味な醒めた不良生徒(田中裕二)。
    すずきは、明日世界が終わるというときに、意味のない稽古を続けることに苛立っている。「世界の終わり」はいまは東京にいる同級生(川添美和)が書いた脚本で、あと2ページ分が未完で、川添から原稿が届くのを演出の若宮が待っている。3人は将来、東京の大学に進んで劇団を立ち上げようと誓ったのだ。大杉が実は川添の急死を告げに学校に来たことがわかり、ショックを受けるすずきと若宮。最期のときが迫ってきて・・・。
    ここにいる人たちは、みな、ここしか居場所がないと思い、集まってきたのだった。用務員の漣と顧問の長谷川の演技が印象に残った。
    長谷川はDJとはまったく違う役どころを鮮やかに演じ分けた。くろいぬパレードの役者さんは客演で時折観ているが長谷川の舞台は初めて観た。脚本家・川添美和が演出家・若宮の前に現れて心情を語る場面、長台詞が流れて心に響いてこないのが残念。川添は演劇部の女生徒役より人妻の軽音部の顧問教師役のほうが似合っていると思った(あくまで私見)。
    終末の日が明日に迫ったら、自分はどう過ごすのか、考えさせられた。

    2作品は共に高校の部活を描き、暴れ者が騒動を起こすさなか、恋の告白があったり、先輩が後輩を説得したり、微妙な共通点があるのが興味深い。「90%」の軽音部部員を演じた和田が「終末-」で「オレ、本当は演劇よりバンドがやりたくて。軽音部とか・・・」と言う。
    両バージョン観たという人が「彦星のほうが配役が合ってる」と話していた。自分としては、太田の演劇部顧問と、岡田の用務員も観てみたかった気がするが時間がなく残念。
    七夕企画にちなみ、スタッフが男女共に浴衣姿で接客。帰り際、エレベーター前で岡田NIYが「よかったらまたいつか観にきてください。本日はご来場どうもありがとうございました」と丁寧に一礼し、見送ってくれたのがさわやかで心に残った(もちろん彼とは知り合いではない)。公演というのは作品だけでなく、こういうちょっとした心配りが大切だと思う。
    エムキチビート、また観に来たいです!

  • 満足度★★★

    青春ドラマの二本立て
    短編2本立て、1本はMUのハセガワアユム作品、もう一本は元吉康泰のオリジナル。どちらも高校の部活を舞台に青春の蹉跌を描いている。高校生が舞台なだけにいい意味で若さが溢れている。

    特に二本目は演劇部の物語で、演劇人には感情移入しやすい。青春物語だけに、私のような年配者には若干気恥ずかしくなる部分もあるが、しかし、胸がきゅんとなる素敵な物語だ。

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