ユーフラテス/Euphrates<舞台写真を少しずつ公開し始めました>【公演終了いたしました。ご来場頂きました皆様、どうもありがとうございました!!】 公演情報 ユーフラテス/Euphrates<舞台写真を少しずつ公開し始めました>【公演終了いたしました。ご来場頂きました皆様、どうもありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    今さらながら
    圧倒的破壊力

  • 20100522
    。・`ω´・)ノ 作品に漂う雰囲気はやはり好き。でも前回のほうが好き。お尻がいたすぎました。僕にはあそこは30分が限界です…。

  • 満足度★★★★★

    見事に呑まれました
    こちらの劇団の舞台を観劇するのは二度目となりますが、
    現実離れした『現実』を裏切ることなく見せてくれます。
    演出、舞台美術、演技力、どれを取っても素晴らしいです。
    言葉、空気、音、全てのものが自分の中に勝手に入ってきて侵食していく・・・
    そんな感覚になります。

  • 満足度★★★★★

    銀の魚
    ユーフラテス川の底でゆらゆらと泳ぐ2匹の銀の魚。神話を組み込みながらの人間の業を描いた作品だと解釈するが、その表現の仕方が相変わらずの狂気!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    舞台の中央に置かれた盛土。その横には水槽が一つ。助教授の狂気(悪)の部分を演じるのが手にシャベルを括りつけて麦藁帽子に白い箱を背負った男だ。この男と助教授が交互に入り混じれての演劇になるのだが、ここでは殆どが狂気の部分、シャベルマンのような男と妻との会話劇と言っていい。

    男はアニマとの不倫が妻にばれて相当に詰られ罵倒される。この部分は現実の妻が夫を詰り、ソレに対して夫が頭低尻低に謝罪するような光景を物語っていて実に可笑しい。夫に飽きられた存在の妻は女と夫のセックスの回数までを白状させ、嫉妬に狂い、アニマの殺害を夫をけしかけて殺しに加担する。

    ここでのアニマ役の沖渡がカマ風味をその強靭な肉体でもって表現するのだから、なんとも妖しいのだが、泥にまみれた白いハイヒールがししゃものようなふくらはぎとヤケニ絶妙にマッチしちゃうのが、すんごく可笑しいのだった。彼は「龍を~」の時にも、その人間離れした怪しさにワタクシは、ばばりまくりながらも、思わずキンチョールをかけてしまおうか?なんて考えたものである。

    そのキンチョールをかけ損なった男が、今度はアニマになって富士見壮で、白いハイヒールを履いたまま何度も先生に抱かれた。来る日も来る日も・・・っつーんだから、こりゃあもう、そんじょそこらの正当なセックスではなく、マニアってるでしょ?男女の業が入り乱れての浮気うんぬんは妻が入院している病院の娯楽室を舞台に繰り広げられてるさまも、やっぱイッチャッテル舞台!笑

    そんな怒涛の激情から離れてユーフラテス川の川底でアフロディーテとエロスのように銀の魚になってのーんびりと考えたい。なんて終わらせるあたり、助教授の心情を物語っていて、なんとも切なく悲しい。。

    ああ、この世にたった二つの魚しか存在しなければ、愛憎劇なんてないものを!笑


  • 満足度★★★★

    静かな狂気
    いつもながら独創的な舞台装置と全編をとおして漂う静かなる狂気がたまりません。この狂気の中では,いつもSENTIOでは不満に思う電車の騒音さえも効果音のように思えるほど。何が起きるのか,逃げ場のない舞台で次の出番を待っている役者の動きも含めて,目が放せない芝居です。芝居に引きずりこまれ,終盤をもっと見ていたいと思うけど,ケツが痛くてこれ以上は辛いというのも正直な気持ち。結局,程よい上演時間70分でした。

  • 満足度★★★★★

    迫力と怖さの70分
     おかしくなった妻役の小助川玲凪嬢が、とてつもなく怖かったです。浮気を責めるだけでも怖いのに、さらに精神が崩壊しているのだから怖さは二乗ですもんね。

  • 満足度★★★★★

    奇々怪々な情念
    奇怪という単語が脳裏をよぎる、およそ予想だにしない視覚空間。
    原作と原作者が意図した公演形態を確認していないので確かなことは言えないが、元々読み込み可能性が広い脚本の余白を、異なる可能性の方角に向かって読み込んでいった演出をしているのではないかと思う。それ以上に、余白以外の部分も読み替えているのでは。
    しかし涎を垂れ流し奇妙に絡み合い、時に全く抑揚がなく、時に怒号のごとき台詞回しで語られる「ソレ」は、プレッシャーが擬態化したかのように主人公を言外で締め付け、「結果」に至るまでの道程を導きだす。
    圧倒されるにはあと一歩何か欲しい印象だったが、記憶には残りそう。
    役者も達者という以上の何かを持っている人が多くてよかった。

  • 満足度★★★★

    難解
    むずかしい!正直、話が難しい。
    筋は分かるけど、難しい。

    出演者の力量は素晴らしい。
    よくわからなくてもなんでも、世界に引きずり込まれる。
    また、舞台装置や道具のアイディアが卓越しており、
    演技の演出も、思いついてもあんまり実践しないことを
    ガンガンやってくれます。

    前回もそうですが、前島さんという役者は非常に力のある方だと思います。
    盛り上がりはもちろん、静かな台詞も聞かせてくれます。
    最初から最後まで、強弱、緩急、声と体を制御できている。
    うらやましい。

    ネタバレBOX

    なぜ、死んだはずのアニマ(不倫関係の教え子のK)は男として現れたのか?
    「アニマ」とは単なる人の名前ではなく、心理学でいう男性の中の女性像の意味もあり、
    舞台に出てきたのは助教授のOの「アニマ」だからなのだろうけど、よくわからない。
    結局、女ではなく男として出てきたということは
    助教授Oは、自分を正当化するアニマによって妻と別れてほしいと迫る教え子Kを殺し、不倫の清算を迫る妻と家族を殺したということなのだろうか?

    スコップが統一した象徴のように出てくるが、それは何を示すかわからなかった。
    最後は背びれのようにスコップが背中から生えていた。
    はじめから助教授は手にスコップを持っていたが、魚を象徴しているのだろうか。
    最初、助手が酸素マスクのようなものをしていたし、
    先生も最初の説明で「魚のように口をパクパクさせて酸素を取り込め」というようなことを言っていたので舞台は水の中、なのか。
    土は事象を覆い隠す助教授Oの心、か。

    いろんなことを考えるが、かっちりハマる正解がわからない。
    なんとも難しい。答え合わせをしてほしい気分になる。
    金曜の夜のトークでなら、それが聞けたのかなあ?
  • K・A・Gを全力でお勧めします。
    今回も凝った趣向の舞台装置でした。面白買った。東京ではなかなか見られない素晴らしい集団性のあるカンパニーです。

    K・A・Gを全力でお勧めします。

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