寝台特急”君のいるところ”号 公演情報 寝台特急”君のいるところ”号」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★

    観ました
    フランケンズ・ワイルダー、楽しめました。好きです。

  • 201005291500
    観劇

  • 満足度★★★★

    月子さん
    誤意訳・ワイルダー初体験。
    誤意訳というのは日本語を話す現代の身体に合わせて適宜調整された翻訳(翻案?)ということで大筋間違っていないだろうか。名前は西洋圏のままだったけど、身体感覚は日本のものだったので、新劇調の翻訳物に感じるような違和感がなかったのはとても新鮮だった。おかげで変な所に惑わされず本質に近い(と思われる)ところで内容を追うことができたと思う。
    どこまでが原作通りでどこまでが演出なのかはわからないのだが、物理的な制限から自由な視点が内、外、さらに外へと向かって同心円状に拡大する軌道を描く涼やかな時間が美しい。ワイルダー好きかも。 

    ネタバレBOX

    劇中劇の部分とそうでない部分の差が演技のレベルで上手く区別化されておらず、観ていてすんなり理解につながらない場面があったのが残念。
  • やっと「分かった」ような・・・
    初日に観たときには、正直言って「これが、あの、有名な(らしい)、ワイルダー?」・・・て感じだったのですが、どうやらこれが「よかった」という人がかなりいるらしいことを知って、逆にショックを受けました。自分は、そんなに感受性がないのかと!
    で、同じ作家のJAM SESSION『わが町』も観てきました。さらに、この作品のオリジナル版の日本語訳の脚本を読みました。さらにさらに、念には念を入れて、英文の原典も読んでみました。で、今度は違う席に座ってもう1回観てみました。(人生で、こんなことをするのは初めてです!)で、よやく、「分かった」ような気がします。

    ネタバレBOX

    いったいどこがどう「誤意訳」されているのか・・・という点がとても気になって、原典を読んでいくと、なんと日本語訳そのものが間違っていることに気がつきました。
    例えば・・狂女の名前ですが、「ミス・チャーチル」というのが今回の上演でも使われていて、実際過去の出版されている日本語訳もそうなっているのですが、原典では「Mrs. Churchill」だったです。
    ま、どうでもいいようなことですけど。
  • 満足度★★★

    みた
    都会的。
    声の響きのいい役者が何人かいて、雰囲気作りと相まって、耳を傾けているだけで気持ちいい。

    ネタバレBOX

    途中の脱線が、どの程度原作に沿っているか分からないけど、ちょっと長すぎて、物語から気持ちが離れてしまった。せっかくの役者のいいところを殺してしまっていると思った。
    パンフには、再演のたびに少しずつ時間が延びているとあったけれど、むしろ短くていいと思う。短編には短編の良さがあると思うから。
  • 満足度★★★

    なんですかねー?
    学芸会を観てるような感覚そのもの。せめてボーイはパリッとした制服が必要だったんではないでしょか?

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    同じ寝台特急に乗り合わせた人々がニューヨークからシカゴへと向かう鉄道での情景や人間関係を描写した劇。

    ワタクシは原作を読んでいない。だから偉そうにごちゃごちゃと言える立場ではないが、あくまでも面白かったかどうかに視点を注いでの感想だ。

    舞台はパイプいすのみを使用しての演出。壁に白い布ボードを貼り付けて列車の窓や線路などを想像させるようにしているが、実にちゃっちい。たまにゴトンゴトン・・・、という音が流れるが列車の中の観客は公園の砂場にでも遊びに来てるような服装で、ヨーロッパの寝台特急での客層とエラク違う。アメリカの寝台特急ってスリランカの寝台列車のさまなのだろうか?そんなだからイメージが合わず物語に溶け込めない。

    途中で、役者にワザと、とちらせ相手キャストが「やってらんない」とふてくされて素に戻らせ、劇を中断させる個所は元々の原本通りなのだろうか?この場面は必要ないような気がするのだ。折角の物語がこの展開で本当に中断されてしまって更に感情が移入出来なかった。そこそこの演技のうすっぺらさはワザとなのだろうか?

    列車の別室では、旅行している途中で妻が心臓発作で死んでしまうが、彼女は天国へ登る階段の手前で、背中にちっさな白い翼を付けた天使と何やら秘密めいた内緒話をしてる場面がオモチロ可笑しかった。あの世とこの世の狭間での密談!この情景はアニメちっくで可愛かった。

    更に列車の旅の最後の場面で、運命の赤い糸で結ばれる男女が登場するあたりは「おお~、良かったね!」なんつって単純にオメデタクほのぼのとした気分にさせられるのだが、列車の中は通常の世界を小さくしたようなもので、世界ー国ー都市ー地域ーコロニーー列車・・・なんて枠をちっさくしていくと、そこには天に召させるものも、結婚されるものも、子供を出産するものも、ありとあらゆるものがあっていいはずで、列車の中のドラマはどうってことない普通の出来事でした。

  • 満足度★★★★

    旅をする気持ち
    それぞれの想いを乗せた列車の揺れが
    軽快で、ちょっとわくわくして。

    新しい場所への移動や、
    別れへのペーソスを含めて
    旅の感覚に浸ることができました。

    ネタバレBOX

    NYからシカゴへの長距離寝台列車、
    出発までのあわただしさが
    旅の雰囲気を観る側にしたたかに伝えていきます。

    車内の人物描写が、そのままキャビンの空気になって、
    長旅のちょっとした不自由さや高揚感、
    さらには動き始めた列車の音に
    心地よい揺れまでが伝わってくる。

    旅の中での思索や、人生のポイントを通過するシーンまでが
    とても豊かな表現のなかに置かれて・・・。
    視点を固定せず、
    いろんな角度から旅が浮かび上がっていく感じに
    やわらかく、心地よくときめく。

    アメリカっぽいウィットに心を惹かれ
    天に召されるシーンに人生を眺めて、
    ラストの出会いのシーンに思わず微笑んで。
    いろんなドラマの重なりと線路を走る音が共振して・・・

    凄く取り込まれていたのだと思います。
    終演時には、旅を終えた朝のような
    高揚感と気持ちのよい疲れを感じて・・・。

    一瞬、自分も駅に降り立った気分になって
    自分のいる場所に思いをめぐらせたり・・・。

    ポケットに入っていたチケットが
    本当に列車の切符のように
    思えてしまうほどでした。
  • 満足度★★★★

    どこに連れて行かれたんだろう?
    すごーくナチュラルに虚構の中に取り込まれ、ナニナニ?っていう間に過ぎ去って行きました。突拍子もなく突き抜けていくのに、置き去りにはされない感覚がすごく中フラってこうなんだぁ、って居心地良かったです。残るのは幸せ感覚ばかりっていうのはなぜなんだろう?

    ネタバレBOX

    ワイルダー作品を知らなくても、中フラの初演などを観ていなくてもじゅうぶんすぎるほど楽しめました。なんていうのか、うそ臭さがloveに直結しちゃうんです。

    説明臭く列車の中の様子、列車の外から見た様子、って並べられても自分の中でまったく無理はなかった。作品の外からの様子ってのがくだらなくってすごく楽しかったです。

    身を委ねる感覚を久々に堪能した作品です。
  • 満足度★★★★

    生演奏に痺れる
    中野成樹は、演劇の一番の魅力は「ライブ性」ではなく「ウソであること」だと昔からいいつづけてるらしいんだけど、だからといって中フラの作品にライブ感がないわけではまるでなく、今回なんか、一枚のアルバムを聴いたというよりも、一度だけのセッションを体験できた感じで、ほぼ繰り返し忠実に再現しているんだろうけど、どこか漂う即興感、という嘘(?)がたまらないのです♪

    しかも、曲と曲のつなぎ目が少しガタッ、ゴトッとしていて、それだけで線路のうえを走っている旅気分を味わっていると、いつしか素敵な場所に辿り着いちゃったよ、わお!

  • 満足度★★★★★

    満足です
    ワイルダーファンですが、フランケンズは初めて拝見しました。

    面白かったです!
    笑って泣きました。

    妻役の小泉真希さん、素敵でした。
    何でしょう、声が素直で透き通っていて、作られていない演技が良かった。

    もう一度見たいです。
    満足な時間でした。

  • 満足度★★★★

    生きてる自分の時間は特別で、でも平凡で。
    いつもながらきちんと作りこまれている、おしゃれで優しい時間でした。幼稚園で上演される園児によるペープサートを思い出しました。

    ネタバレBOX

    列車、コンパートメントに小分けされた1つ1つが、世界の縮図。そして列車から飛び出して、宇宙まで飛んで行って・・・。
  • 満足度★★★★

    楽しめた。
    何も知らず、期待も無いまま(真っ白ってこと・・・)が良かったのかすんなり入れて面白かったです。

  • これが、あの「ワイルダー」?
    観てきました。これが、「あの」「例の」「いわゆる」・・・「ワイルダー」という理解でよいんでしょうか? 

  • 満足度★★

    慣れない分野
    この劇団も作家も初めてです。
    『わが星』がすてきだった柴さんといっしょに「WWW」やるというので見ました。

    でも、全然味わいが違うのですね。
    すみません、おもしろさがよくわかりませんでした。
    たぶん、期待していたことが違ったのだろうと思います。

    最後の壁の使い方は、面白かったです。

    ネタバレBOX

    「素に戻る」という芝居って、むずかしいのだと思います、きっと。
    小泉真希さん以外、「素にもどった時」と「演じている時」のキャラが同じに見えてしまいました。
    そこにもっとメリハリがあれば楽しめたかも。

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