満足度★★★★★
さすが!流山児さん(^-^)/!!
いやー…やはり流山児さんのMISHIMAは一筋縄ではいかなかった!
見る前は題材が三島由紀夫だし難しいのかなぁなんて思っていたのですが…あんまり面白すぎて『葵上』の途中で椅子からころげ落ちそうになりました(←マジ 笑)。
『卒塔婆小町』が昭和27年初演、そして『葵上』が昭和30年初演…にもかかわらず全く古さを感じさせないどころかすごく新鮮味を感じる…そこは流山児さんの演出のなせる技だと思うのですが、特に今回は要所要所で出てくる【歌】が舞台のいいアクセントになっていたと思います。
特に『卒塔婆小町』で歌う吟遊詩人を、そして『葵上』で影の女を演じた川島有未さんの歌う歌が美声なのに加えてストーリーテラー的な役割も果たしていて、見ている側としてもすーっとMISHIMAの世界に入り込めました。
これは私が流山児さん演出の寺山作品を見る時にもいつも感じることなんですが、今回のMISHIMAワークショップの演出も基本になるテキストを噛み砕いて噛み砕いて【分かりやすさ】を追求しているのかなー…と思いました。
その上で流山児さんならではの演出のスパイスを付け加えていく…だからこそこんなに面白くて分かりやすいMISHIMAが出来たんだ…と帰り道で思いました(^^)。
ホントに楽しいMISHIMAでした(^-^)/!