絢爛とか爛漫とか 公演情報 絢爛とか爛漫とか」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    本音のぶつかり合い。
    悲しいかな現代では無理なので昭和初期かしら。。。お金持ちのお嬢さんたちの道楽と言ってしまえばそれまでだけど、なぜか現代より知的な雰囲気。
    いい脚本である。

  • 満足度★★★★

    モガ版観ました!
    場面転換でモボの人たちも協力しておられたのが印象的でした。

    ネタバレBOX

    小説で一発当てた良家のお嬢さんが、春夏秋冬を経て本物の作家になれるかなというところまで成長する話。

    主人公文香役の奥村友美さんはちょっとぷっくら、いいとこのお嬢さんていう感じが良く出ていました。

    新作が書けず、他人の作品のアイデアをつぎはぎしたりして自己嫌悪に陥っていた文香が、素直に自分の気持ちのままに表現しようという新境地に達するまでを、一年間に及ぶ作家仲間の友人たちとの交流を通じて描かれていました。

    文香の最後の長台詞は、芥川龍之介風の小説を一気にしゃべり通すという、とてつもない作業で感服しました!!

    10分以上はありましたか!?

    ただ、小説自体はいくつかの落語を参考にしたといった内容で、正に他人のアイデアのつぎはぎだったのは残念でした。

    ブラジルに行った友人…、当時ブラジルから日本語の小説が発表されたという話は聞いておらず、現実には小説を書く暇も無いほどコーヒー園での農作業が過酷だったのだろうと思うと悲しくなりました。
  • 満足度★★★★

    掛け値なしに面白い
    モダンガール版観てきました。秀逸な脚本と女優さん達の好演で、掛け値なしに面白い。満足でした。

  • 満足度★★★

    「モダンガール版」を観た
    野村文香が書いた小説を柳原まやこに聞かせる終盤のシーン、この部分のリーディング「飾り職人の物語」がひじょうに良かった。本編より感動して思わず泣いた!(苦笑)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語は野村文香の家に集まった4人の小説家の情景を描いたもの。文香は悩んでばかりで書けない作家。まやこは批評家だったがある日、風俗小説を書いて「ベルレットル」に掲載されることに・・。また、すえは猟奇小説を得意とする作家。薫は結末がないが型破りな小説を易々と書いてしまう作家だった。

    この4人が集まってはお互いを慰めたり励ましたりしながらも、それぞれの生きるべく道に収まっていく。非凡な才能を持った薫は突如、小説家を捨ててブラジルに行くと言い出すが、その決断に凡庸な才しかなく小説を書くことに苦悩しながら喘ぐ文香は異議を唱える。ちょっとしたいざこざもみせながら4人の友情を描いた作品だった。

    殆どが会話劇で日常を描いた作品。解り易いストレートプレイ。物書きって誰でも非凡な才能があってスラスラ書けるのかと思っていたら違うって事に激しく驚いた。書くことが好きじゃなかったら書かなきゃいいのに・・。って凡庸で楽な生き方しか出来ないワタクシはそう思っちまった!笑

  • 満足度★★★★

    最後のリーディングは必聴。
    有名な戯曲で、色々な座組みで上演されているので、演者の皆さんにはかなりのプレッシャーだと思います。
    私が拝見したのは、モダンガール編でしたが、いいですね。

    ちゃんと大正から昭和の、モボモガ達が闊歩した時代に連れて行ってくれます。
    昔、祖母に聞いた銀座界隈の話を思い出しました。
    特に3幕目以降は、客席も演者さんもスッーと物語の世界に入っていったのが分かります。

    私のお薦めは、最後のリーディングの部分ですね。
    情景が目に浮かびます。

    今夜は満員でした。
    あと一日ですが、カンパニーの皆さん、お怪我の無い様に。

  • 満足度★★★★★

    秀逸!
    モダンガール版を見てきました。
    季節の移り変わりと各自の成長がラップしていて自然に見れました。
    しっかりした脚本と出演者のしっかりたした演技、照明や効果音のうまい使い方、こんな舞台だったら何度でも見たくなりますね。
    4人の出演者の個性の違いも良かったのかな。
    モダンボーイ版は日程的に見に行けないですが、次回作品も期待してます。

  • 満足度★★★★★

    この、心地よい郷愁。
    初日、モダンボーイ版を鑑賞させていただきました。
    いやぁ、さすがに素晴らしく練りこまれた脚本ですね。芝居好きにはたまらない、みごたえたっぷりな佳作でした。
    その優れた脚本を生かす、演じ手四人の絶妙な役柄へのフィット感が素晴らしい。たっぷりなずっしりな台詞、とりかわされる会話の呼吸。
    四季の移り変わりの表現も情緒的で、あぁ日本人で良かったぁみたいな素直な気持ちになれたり。この心地よい郷愁。
    芝居の醍醐味が凝縮されたようなこういう作品って、観る側の充実感はもちろんのこと、創り手の皆さんの充実感も…そこへ至る苦しみも並大抵ではないでしょうけれども…さぞや!と。
    モダンガール版も是非観たいところながら、この日程では厳しいなぁ。
    近いうちに是非再演を!

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