ゴルゴダ・メール 公演情報 ゴルゴダ・メール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    難しかった
    アスペルガー症候群を扱った芝居でした。観ていると、どうしてこうなるの?という気持ちが湧いてきました。

  • 満足度★★

    前説が
    新しくて面白かったです。
    「アスペルガー症候群」というテーマは非常によかったと思いますが、
    登場人物のそれぞれの関係性が薄かったように思います。
    もっとリアルな感情表現がみたかったです。
    最初からローテンションで続いていたので最初の1時間が体感的に長く感じました。
    初めて入った劇場でしたが、舞台の使い方が面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    とても素晴らしかったです
    アスペルガー症候群という扱いの難しいテーマを見事に描ききった脚本、
    真に迫った演技、劇中劇をリアルに感じさせる演出、すべてが素晴らしかったと思います。

    「アスペルガー症候群にはこうやってこうやって接するべき」という押し付けではなく。
    「ありのままの彼らの姿を観てどう思うか」という問題提起に重点が置かれているように
    感じられました。

    作品は終わっても実在のアスペルガー患者の人生は続いていきます。愛憎、嫉妬、偏見、同情…
    そういったものを描いたいくつかの伏線をあえて回収せず、切り取るように終わらせたラスト。
    完全にやられました、次期公演も期待してます。

  • 満足度★★★

    テーマの投げかけは成功です
    アスペルガーの人たちの演技は、
    なかなかわかりやすい代表的な性格(でいいのかな?)
    にて演じられていましたね。
    「説明」にある通りの表現は出来ていたと思います

    ネタバレBOX

    なのですが、重きがコミュニケーションとうたいながら。
    観客には説明不足な点が多く感じられました。
    なんで劇始める事になったのか。とか
    監督さんと彼女さんの関係の説明があまり無かったかな
    (観客の想像でよいのかな?)
    劇中劇の進展と、周りの人間の関係性が。
    いまひとつ時間概念希薄で、週単位の事なのか。
    日にち単位の事なのか、わかり辛かった。
    (演劇に携わる方々だと、劇稽古の進行具合で日数の想像がつくのかな?)
    詰め込む要素も、話のテーマも良かったと思うけど。
    切り取って削り、形を整える方法が荒かったように思えました。
    個人的には、収集癖のあるアスペさんの話も観たかったかな。
    で、観客に分かり易く説明してくれた。
    解説アスペの子(いろいろ上手で美味しい方ですね)と、
    最低男さんの行く末やら。
    現在の関係について知りたかったなーって思いました。
  • 満足度★★★★★

    迫真の演技
    「アスピー」役俳優陣の真に迫った演技が素晴らしかった。コミュニケーションとは何か、正常の中にある異常性、異常の中の論理性など、いろいろ考えさせられた作品でした。

  • 満足度★★★★

    学校の先生に見てほしいな。。。
    もちろん全ての人に見てほしいけど、特に子供のいる人や学校の先生には診てほしい作品。とても丁寧にリサーチされている脚本とおそらく実際にアスペルガー症候群の方と会っているであろう俳優の方たちの力演は見ごたえがあった。アスペルガー症候群の症状なんて程度の差はあれど誰もが持ってるじゃない、と思わせて成功。学校の先生がこういう芝居を見て、理解を深めて、せめてイジメで才能のある彼らが傷つかないように、守ってほしい。

  • 満足度★★★

    脚本は流石
    ☆としては3.5という感覚です。
    脚本は、流石に劇団劇作家代表の方の作品なだけあって、非常に良かった、と思います♪アスペルガー症候群、というものを知らない人が多い中、沢山の問題を提起している佳作なのではないでしょうか?
    が、残念ながら今回の演出が私の肌に微妙に合わず…。残念!

    客入れの挨拶が、大変秀逸でした(笑)新しい~~~っ。

    ネタバレBOX

    暗転が多いというのが個人的にダメなのもあるんですが、これだけ問題提起している作品なのだから、もっとエグるような、ドス黒い観劇感を残して欲しかった、なー。と。だから、演出家が演出助手を殴るのも「え、なんで?」みたいな感じで。サラっとした流れの中で、今ひとつ飲み込めなかったというか。

    全体的には、暗転はもっと少なくて良かったと思うし、その辺を踏まえて、もっと作品全体の尺が短く出来る所もあったでしょうし… 障害を扱う作品にしては、案外、さらっとした肌触り(?)だったな、と。なんか勿体なかったです。

    とはいえ、アスペルガー症候群役の役者陣は、とっても好印象です☆頑張ってました!あ、でもスラスラとうとうと言わなきゃ行けない箇所で、噛んじゃった人が居たのはチョト残念…;
  • リーディングも見て本公演も
    作家さんの思いがこもったいい戯曲でした。

  • 満足度★★★

    よく判りませんでした
    このお芝居は、自分が「アスペルガー症候群」の方の視点で観劇しました。
    役者さんの力演がありましたが、いろんな話しが掛詞のように絡んでいて、
    それぞれの拘りを考えながら観劇して疲れました。
    こういうお芝居は、私には合っていなかったようです。
    受け取り方が浅いのかも知れませんが、いわゆる健常者側の論理が底流にあって、生身の人間そのものにしっかり焦点があっていないような感じを受けました。

  • 満足度★★★

    コミュニケーションの難しさ。
    話の題材は良かったと思うのですが・・・。

    ネタバレBOX

    全体的に1つ1つのシーンが途切れ途切れで、観づらさを感じました。
    観ていてリズムに乗れず、終わってしまった感じでした。
    あとノーマルの人々がどのようにアスペルガー症候群の人々と
    コミュニケーションをとって生活していくのかをもっと観たかったです。
    一部の登場人物だけの場合だけじゃ物足りなさを感じました。
    それと最後は途中半端な終わり方で残念でした。
    もっと続きが観たかったです。
    役者さんは皆さん良かったです。
    特にアスペルガー症候群役のそれぞれの役者さんが、
    細かい仕草や表情を丁寧に演じていて素晴らしかったです。
    順平の「妖怪人間ベム」の主題歌を歌うシーンが印象に残りました。
  • 見てよかったけれど
    「アスペルガー症候群」に限らず、認知度の低い何かを知りたいと思ったら、ウィキや本を読む。
    でもそれだと頭でっかちになるばかりで感覚には遠い。そのためにこうした演劇は大事に思った。

    ただ、、

    ネタバレBOX


    ただ、始まりかけた物語を描いてないんじゃないの?とも思った。

    終盤近く、鯛焼き屋と寝たアスペルガーの女の子は、それによって思いがけず独占欲が生まれたりはしなかったのか。鯛焼き屋の嫁に対して意識するところはなかったのか。
    最後の花を手向ける劇中劇の場面で、そうした現実が呼応する何かを見られるかと期待したけれど何もなかったように思う。
    アスペルガーにも性欲はあるし独占欲もある、という科白が前ふりだとするなら、その変化を描かないと、アスペルガーの人々に本当の意味で踏み込んだことにならない気がするのだけれど。
  • 満足度★★★★★

    お見事!
    アスペルガー症候群は、興味・関心やコミュニケーションについて特異であるものの、知的障害がみられない発達障害のことである。「知的障害がない自閉症」として扱われることも多いが、公的な文書においては、自閉症とは区分して取り扱われていることが多い。
    とあるが、アスペルガー症候群役のキャストらの演技が秀逸!素晴らしい物語でした。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    イエスが十字架に架けられ処刑された場所、そしてイエスの遺体が埋葬された墓があるのがゴルゴダの丘。このキリストを物語に組み込んでの罪と罰を暗示させながらアスペルガー症候群の彼らと一般の人たちとの関わり合いを問題提示した作品でした。

    物語はアスペルガー症候群の人たちとと一般の人たちが同じ土俵で演技をすることになったが、うまくかみ合わない。鯛焼き屋の真鍋は彼らにいらつき、また、症候群らは戸惑う。症候群らは人の言葉を額面通りに受け取り、人が吐いた言葉の裏に何が隠されているかを想像できない。純粋なのだ。しかし、一般の人たちが純粋でないかというと、そうではない。おおかたの物事の成り行きはきっと、「常識」という曖昧な見えない枠で個々が判断することが多いのだと思う。一般常識。それでもこの「常識」というやつは人によって違うのだけれど・・。

    やがて・・芝居を通して症候群らが受けてきた悲惨なイジメの数々や、彼らが学校に居る人たちは学校の備品だと思い込んでいたエピソードなども明らかにされる。「未歩ちゃん、変だよ」と沢山の人に言われて自分は妖怪人間か魔女か宇宙人で人間じゃないんだ・・・。と思いこんでいた感情をも吐露される。そして、家族の関わりも・・。

    芝居の中の演出家とその助手の関係性も面白い。演出家に対する助手の、心理的に男を軽蔑し見下すさまは演出家を激怒させ更に劣等感をも構築させてしまう。結果、演出家は助手を偽善者呼ばわりして暴力を震う。

    今回の物語はこういった心理状態に重点を置いた作品だったと思う。症候群の彼らも私たちもイエスもイエスを処刑した人たちも同じゴルゴダの地に佇んでいるのだ。

  • 満足度★★★★★

    これは良い!
    出来の言い作品だったと思う。話はわかりやすくて面白い。その実,とても考えさせられることを含んでいる。せつなく,そして不安に陥れられた感がある。役者さんの演技も良い。特にアスペルの役はスゴイ。見事だった。

  • 満足度★★★★

    どっしり
    アスペルゲンガーって実は何気に多いのでは?
    劇中で、もしかしたら自分もそうなのでは?と思う人も出てきますが
    多少なりともみんな何かしら抱えて生きている・・・と。
    普通が本当にわからない・・・。

    途中途中 登場人物の方々に共感して涙が出そうになったり

    あと、私、正直理解力乏しいので
    いろんなお話が追加されると、そこまで理解し切れなくて
    ちょっと混乱しました。
    でも、それも楽しみの一つだと思います。

    後、お客さんの雑音が若干気になりました・・・


    重いテーマでしたが 90分 すごく早く感じました。
    また観たいと思いました。

  • 満足度★★★★★

    初見向けの内容
    演劇の稽古の過程をみせて、かつ、俳小特有のドラマさをみせた、おいしい芝居て、とても感動しました。

  • 満足度★★★

    面白かった
    みなさん普通って一体全体なんなんでしょうかね〜
    この演劇が良いのか 悪いのかは ともかく いい話しでした。
    そしてキャストの方々が最後までその役に入り込んでいる姿を見せていただきました。

    個人的にこの舞台の登場人物に対してエ〜〜〜そんな人間なのかよ〜最低だ〜って思う箇所がありました、それは多分まんまと私が演出の罠にかかってしまったのでしょう〜〜^^

  • 満足度★★★★★

    第一四半期No.1
    2010年1月~3月期は二十数本の演劇を鑑賞しているが、その中でも本作は私の中でナンバーワンである。
    内容は、劇中劇の形式をとっているものの、とてもわかりやすく、脚本、演出、俳優、どれをとっても完成度の高い芝居であった。

    俳小のような老舗劇団がこのような気鋭の作家の作品を上演するのは冒険かもしれないが、その結果、大きな成果を上げた。

    それにしても、ハルメリの黒川陽子といい、劇団劇作家の劇作家から目が離せない。

    ネタバレBOX

    アスペルガー症候群の人たちが集うサークルが、アマチュア劇団と共同でさ演劇の公演を打つこととなる。
    劇中劇の内容はずばりアスペルガー症候群の女性がたどる数奇な運命。その脚本は、アスペルガー症候群の人たちの体験をもとに完成されていく。

    入れ子構造のその内側、外側で描かれるのはアスペルガー症候群の人たちがいかに生きにくい世界で暮らしているかという実態。

    芝居が進行するにつけ、かれらの苦痛が手に取るように分かり、胸が締め付けられるように痛かった。

    緻密の取材を重ねたであろう台本は本当に素晴らしかった。

  • 満足度★★★★

    中味充実
    初日だからなのか、みんなが結構セリフを噛んでいたのはご愛嬌(場面展開でガサゴソとうるさいのはちょっと気になったが)。セリフも聞きやすく、オーソドックスで安心して見られるストーリー展開。本がよくできていて、なかなかに考えさせられる内容がよかった。

このページのQRコードです。

拡大