満足度★★★
初演と比べ落差がより大きくシリアスさを強調
08年10月の初演と比べて前半は下ネタも含めてさらにノーテンキ(笑)になった感じ? だもんで動物たちを殺さなくてはならなくなる後半との落差がより大きくなり、それだけシリアスさが強調された感じか。
また、動物を殺すために薬物を塗布した餌を人間が飢えから食べてしまうシーンは(結果的に命をとりとめるとはいえ)コワいし哀しい。
さらに、初演時にも思ったが、エピローグの落とし方が他に類を見ないほど予想外で「そう来ましたかぁ」みたいな?
満足度★★★★
楽しめました
いや~びっくりデス!後半の連続技。次々と人が死んでいく様は、異常な世界ですね。展開も小気味よいテンポでとても楽しめました。(死の連続を除く)
ステージの壁面が効果的な利用で感心しました。こうゆう生かし方があるんだ~と思いました。
それにしても…早苗ちゃんとても可愛かったな~ (^.^)
満足度★★★
平和がいちばんだなぁ
チラシから想像してけっこうドロドロしているのかな、と構えていたらそれほどでなく、ソフトタッチで暗くならずに観られるお芝居でした。
でもちょっとふざけすぎている感が…。
元奥さんが弟を軽々投げ飛ばすのが軽快でした。
イイジマさんが年齢不詳すぎて少女の正体にはびっくりしました。
動物を自分の子供のようにかわいがってきたらあぁなってしまうんのかな。戦時中の洗脳っぽいムードのときにあんなのんきでいいんだろうか~などと考えながら帰りました。。
満足度★★★★★
格段にパワーアップしていました。
再演という事で、観劇。
初演版も見ているのですが、格段にパワーアップしていて、
前回よりも安心して観れました。
しかしこんな楽しい舞台を観たのは久々です。泣いたし笑いました。
帰ってからも思いだしてしまうような、心に響く名セリフがたくさんありました。
満足度★★★
この展開についていくのは。。。
難しいかも。前半は、見ながら「見るものを間違えたか。」と思ったが、後半が重過ぎるぐらい重い。ただの「動物がかわいそう。」に終わってない、狂気の時代の人間に焦点が当っているのがよい。前半の軽さをもう少し短くしてもよいのでは?
満足度★★★
大反響呼ぶと思いますね、確かに。
衝撃的な後半の展開でしたしね。
前半は暗く影がさす戦時下での、明るい日常を描いていて楽しく観れました。
が、後半一気に展開していく暗転話は、なかなかに辛いものがありました。
ちょっと家族連れで楽しく観劇。という芝居ではありませんねぇ。
満足度★★★★★
感動を超える凄い舞台でした。
前回観れなかった作品の再演&山口氏の劇場オープンということで、
観に行きましたが、「凄い」作品でした。
まず脚本構成の秀逸さが凄いです。
時代考証とかもかなりマニアックな香りがしました。
そして個性的な出演者と演技の熱が凄いです。
というか劇場が凄い!凄いです!
アートボックスホールの舞台には、昔一度立った事があるのですが、
見違えるほど美しくなっていて、感動しました。
お勧めは夜!
新しい劇場を観るだけでも一見の価値ありですよ!!!!
満足度★★
次回を期待しています すみません
「北枕動物園へようこそ」 高田馬場ラビネストこけら落とし公演 K.B.S.Project
1月30日 14時の部
新しい劇場のこけら落とし、しかも初日、最初の時間帯です。縁起がいいですね。
内容は、「かわいそうなゾウ」の大人版といったもの。
軍の理不尽な命令により、動物は処分され、そこで働く人たちは引き裂かれ、多くが殺されていく、といった「重い」テーマを持った劇です。社会性のあるテーマに、大いに期待して会場に足を運びました。
さて劇について。残念ながら、見終わって「満足した」とは言い難いものでした。
一言で言うと、「浸れない」のです。それはどこから来ているか、考えてみると、次の4点になるかなと思います。
① 下ネタを入れる必然性。重いテーマの劇の中であっても笑いを入れて、所謂「緩急をつける」ことを否定するものではありません。ただ、それは「どこに入れるか」が大事な要素であると思うのです。あまり詳細に例示すると「ネタばらし」になるので、一例だけ。園長の娘が、事務所の園長の椅子に座り、「さなえちゃ~ん、あとで寝ようね」(女性事務員の椅子に向かって)「結婚しないと、蜘蛛の巣が張るよ」(すみません、正確なセリフではありませんが)と言う前後二度の場面。会場は誰一人として笑っていませんでした。別のセリフに替えたほうが、より効果的だったのかなあと思いました。計算尽くで挿入したとも思えるのですが、私には効果がなかったと思いました。
② ストーリーの急展開について。終盤で突然、実は~として、「工作員」「実の子」(こんな程度の最小限の表現にしました)が出てきますが、それまでの「リアル性」からアクションドラマ風にと展開を急ぐものとなってきます。とりわけ、前者については、この劇の中に盛り込まないでも、十分に「見せる」ものになったのにと、残念に感じました。
③ ②とも関連していますが、たくさんの銃殺場面について。最後に園長の娘だけにする設定のために、と考えて、登場人物を「抹殺」していったのでしょうが、これも私には「安易な方法」「逃げ」と感じました。上演時間との戦いといった側面も否定しませんが、もっともっと人物を生かしながら、それでいてそれぞれの苦渋を表現できる台本に練り上げてほしかったと思います。
④ 役者さんについて。若い人が多い劇団です。ですから、「飯島さん」のように、比較的安心して見られる役者と、「ちょっと無理があるかな」という役者との差が大きかったようです。限られた人数の中で配役を決めるのですから、その点しかたないと思うのですが、それは今後の可能性のある課題として。ただ一つ言えることは、役者の一人一人を見ていると、みなさんかなり個性的な(個性的になる)可能性を持った原石ばかりだったと思います。このスタッフで、例えば宮本輝の「夢見通りの~」、三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」のような市井のものを上演すると面白いかもとも思いました。