カノン 公演情報 カノン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    者陣の動きなどはよかったが
    うーん、役者は好演していると感じるものの、どうもその好演が伝わってこない。
    したがって、物語の中にどうも引き込まれない。
    約90分の上演時間との事でしたが、悪い方向に長く感じてしまった。
    舞台セットや役者陣の動きはよかったのですが・・・

  • 満足度★★★★

    好演
    有名な戯曲だがこの劇団なりのカラーがよく出せていたと思います。

  • 満足度★★★★★

    とにかく圧倒されました!
    初アシカツさんでした。

    役者の方々の台詞、動きがすべてダイナミックで圧倒され

    「沙金」には粋のよさ、妖艶さ、迫力などなど魅せられっぱなしでした!


    「お願い」から「希望」へ、この物語のもうひとつの核となるキーマンならぬ

    『キー猫』 もストーリに深みを与えていてホントよかったです。

    終演後、凄すぎて動けなかった方がいたのもうなずけます☆

  • 満足度★★★

    そこそこ面白かったです
    そこそこ面白かったです。セリフの妙味を楽しみたいのに、聞き取りにくかったのが残念。これではただのアクション活劇になってしまう。

  • 満足度★★★★

    敢闘賞かな
    こじんまりした萬劇場で野田スペクタクルを、という心意気が伝わってきた。
    アシカツは主宰の添野豪が野田作品にこだわり、1作1作丁寧に作ってきたようだ。前回の公演から3年もたっているというが、作品への情熱の炎は燃え続けていたのだろう。
    有名劇場での野田の公演はチケットが取れず、見逃したものも多いので、こういう機会に観られるのは嬉しい。これからもアシカツの公演を観ていきたいと思う。
    作品の強さに、跳ね返されても跳ね返されても向かっていくようなひたむきさ・・・100点満点とはいえないけれど、敢闘賞を差し上げたい。

    ネタバレBOX

    衣裳も美術も和洋折衷で無国籍風時代劇の趣。どことなく新感線風でもあり、つか芝居風でもある。世代的にも、つかこうへいと新感線の間に立つ野田秀樹を感じて興味深かった。
    柵を可動パテーションや小道具風に使う空間演出は、他劇団でも最近よく見られる手法だが、スピードと躍動感があり、この公演でも成功していたと思う。
    俳優では、天麩羅判官・添野の硬軟二面性と、腹心・海老の助の澤村一博のうさんくさい老獪さが印象に残った。私が観た回は、珍しく添野がとちり、台詞を前に戻って言い直す場面があったが、それに澤村がぴったりと合わせて
    リズムを乱すことなくウケの芝居でつなげた。他劇団でもいつも完璧を期す人だけに、こんな添野を観るのは初めてで正直驚いた。この芝居に澤村を起用したのは成功で、電動夏子の本公演を1回休んでの客演。共演の多い2人だけに、澤村は役の上でもしっかりと支え、添野も心強かったと思う。
    野田秀樹の芝居は台詞が多いし、速いし、ついていくのが観客のほうもけっこう大変なので、澤村のように緩急自在に役の輪郭をきっちりと見せてくれる俳優が出てると、途中脱落せずにすむのがありがたい。
    次郎役の高田淳がいつもより目立たず、どこに出ているのか最初のうちわからなかった。女盗賊の沙金・中村梨那と、猫・淺川薫理は、同じように小柄で色の対比が出にくいように感じた。沙金という役に抱く私のイメージと、中村に隔たりがあるため、観ていて感情移入できず、彼女の物語に入り込めなかったのが残念(あくまでも個人的な主観なのであしからず)。
    攻防の場面を見ていると、どうしても「浅間山荘事件」を連想してしまった。山にこもった反体制革命グループの敗北感が二重写しに見え、感慨深かった。若い俳優たちがこの作をどう解釈して向かっていったのか、アフタートークがあれば、ぜひ聞いてみたかった。
  • 満足度★★★

    沙金が良かったです
    劇団も作品も、初見だったのですが、楽しめました。盗賊の頭領、沙金(中村梨那)と天麩羅判官(添野 豪)をめぐる、敵と味方の助けと裏切りの物語。舞台のセットを活かした動きも、良かったです。

    ネタバレBOX

    沙金(中村 梨那さん)は、小柄な可愛い女の子なのに、声も通り、迫力も凄みも出せるので、他の役も見たいと思いました。猫(淺川薫理さん)も、いい味
    出してました。他の女性陣も、良かったです。女3人組は、帯止めで着物を縛るだけの着こなしが、程よい、だらしなさと、空気感を、かもし出していて、よかったです。

    男性陣は、 括舌がイマイチ・・・声の通りも迫力も、やや物足りなかったのですが、スピード感は、ありました。まぁ~手下共なので・・

    木の柵(?)が動き、いろんな空間を、造り出すのが、良かったです。階段が動いて、カウンターの様になるのには、驚いたが、折角、動くのなら、もっと使って欲しかったです。棒1本で馬の躍動感や、ライトでバイクの爆走シーンは、とても雰囲気が出てました。
  • 満足度★★★★

    野田作品らしい作品
    観ていない野田作品だけに楽しく拝見させて頂きました。

    あ、この人は初演では野田さんが演じていただろうなとすぐ分かるほど、言葉遊び満載でした。

    ネタバレBOX

    痛くないは、居たくない。何かしそうな人は、思想犯。丸く座るで、マルクス。自由に必要な銃。

    盗賊一味と判官の話。男女関係から一味を裏切った女首領は颯爽としてカッコいい。

    襲撃シーンなど、アンサンブルの動きもいい。

    でも初演を観ていないのに、どうしても初演もこんな感じだったんだろうなと思ってしまうところ、比較してしまうところがあって、申し訳ないやら仕方ないやらでした。
  • 満足度★★★★

    知人に誘われて
    野田地図の『カノン』!
    上演料いくらなんだろう!←そんなことばかり気になる
    『カノン』は脚本では持ってるんだけど、実際観たことなかったので超楽しみだった。
    しかもかつて共演したかおりんこと浅川薫理嬢がオネガイですよ!みようみよう!

    もう全体的に野田が好きなんだなーって感じがひしひしと。
    特に役者もこなしてる演出の人の芝居がものっそい野田秀樹だった。まぁよくも悪くも、ね。
    あのスピード感とパワフルな動きはさすが。
    ほとんど全員がそのスピード感についていくための滑舌を身につけていた。
    (当たり前と言えば当たり前ですが)
    でもたまに何言ってるかわからんくなるとこがあったので惜しい。
    これたぶんストーリーがわかってる私だから理解できてるところもあるはず。

    ネタバレBOX

    衣装が素敵な和ファンタジーで、黒を基調に、主張しすぎない色の入れ方が大変センスよし。

    演出がよかったなー。
    野田版を見てないのでどこまでオリジナリティなのかはわからないけども。
    意外と萬の舞台って狭いのだが、最大限に空間を使用していた。

    障子の格子みたいな木枠の使い方がとてもよい。
    牢屋にもなるし、塀にもなるし。
    空間をわけても向こう側が見えるし、配置場所を変えるだけであっという間に別の空間ができる。
    野田地図は脚本だけ読んでると難解だったりするんだけど、映像化するとこうなるのか~と楽しく観させてもらった。

    かおりんのオネガイが可愛すぎた。
    異質感もちゃんと放ってるし、キーの役目もこなす。すごい美味しい役。
    かおりんだからこそもらえた役だと思う。
    かおりんはなんでも器用にこなせちゃう感じがあるんだけど、それは彼女の努力ゆえだと思うのですねやはり。
    素敵な女優さんです。

    ただ動物の四つん這いって、人間がやると骨格の問題で恰好悪く見えるんだよな。
    私だったら普通の人間っぽく芝居させるかも~と思いながらにゃんこを見てた。

    開場10分前までゲネやってたらしい(笑)。

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