花を灯す 公演情報 花を灯す」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    情感深い家族の話。周囲の人たちの描き方も実にいい。実体験と合わせて色々と考えさせられ、グッときました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    水中ランナーは前に観た時と同じく一風変わった設定でありながらとても温かい
    癌が分かって病院から帰って来てお母さんが「6秒だけ」と言って泣くシーンは周囲ですすり泣き、こちらも涙腺ゆるんだ
    ここだけでなくお母さん役の織田あいかの表情が素晴らしかった
    次の場面のキャストが舞台上の別の場所に現れていて、ライティングで切り替えるため、テンポが良かった
    最も印象に残ったのは先のお母さんのシーンと長男、次男とその妻たちなどそれぞれの会話がシンクロするシーンだった
    開演早々は発声に?と思ったけど、初日ゆえか直ぐに改善された
    あとは皆なかなかの好演だった
    主宰の堀之内良太は相変わらず
    フラワーロックがうまくメタファーに使われていた
    しかし、こんなお父さんお母さん最高‼️
    お父さんみたいに「楽しかった」って言って死にたい(今のところ大丈夫、ただし家族ではなく〜苦笑)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    色々ある家族の問題が、とてもよく描かれ、自分事として見入って、感動しました。
    登場人物各々の個性も、とても際立っていて、良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    人生って平坦な道を歩いてる人って
    そうそうはいないんだよなぁって
    考えさせられる芝居でありました
    1時間45分の作品

    舞台セットの作り込みは必見ですよーと(⌒‐⌒)

    ネタバレBOX

    昭和レトロなブラウン管TVに
    フラワーロックの流行った時代
    二代にわたって手伝ってくれた方々のいた
    生花農家の終焉を
    その家族らと関わった人々も交えて
    時系列を錯綜して描いた話です
    演出上の面白さは感じられたけど
    やぱし時間が前後するのは
    解りにくいかなぁと個人的感想

    素直な時系列で行くと
    先代が亡くなった49日の法要で
    廃業しようかと思っていたら
    四人のうちの一人が跡を継ぐといった話から
    過去話を交えて
    結局借金が嵩んで廃業となり
    遺産整理会社に仕事を頼んで
    正式に書類にサインする処で終演となります

    連れ子同士の話や
    同姓同名での迷惑話
    離婚結婚出産失明暴力沙汰と
    様々な出来事が提示される舞台でしたが
    お腹いっぱいということはなく
    テンポ良い会話とか間で
    話に引き込まれてしまいました

    丁寧に服装とか眼鏡とかも細かく変えたり
    大変だったでしょうなぁ

    個人的希望としては
    過去話は追憶風に
    過去の一点から順当に進んだ話を見たかったかしら

    それにつけても
    登場人物一人一人に
    いろんな過去とかしがらみ付けて
    設定の細かさは好みだったです(⌒0⌒)/
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    劇中に織り交ぜられた父母在りし日々
    飛び込んでくる痛み(不幸)を全身でせき止めるが如く優しく包み込んでくれる親の力に目頭がジ~ンとしてきます

    家業を継いだ三男以外、実家に対してどこかドライに見えた兄妹
    なにも遺品整理士に頼まなくても・・・最初はそんな印象でしたが、やっぱり頼んで良かったですね
    ビジネスライクではなく家族的な目線も持った業者さんだったので尚更
    アイコン的に済まされている存在はひとりもいなく、誰もがそれぞれの人生を生きており、それ故にドライにスムーズというわけには中々いかない
    様々な登場人物、それぞれの現在が段々と浮彫りになり人間臭くなっていく演出が良かったです

    後になって こうしておけば良かったなんていう事はひとつでも無くしておきたい
    観劇後そんな気持ちに駆られ、家族と話し合ってコロナ禍でずっと躊躇していた帰省を年内実行する事に
    素敵な舞台をありがとうございました!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    死は魂が別の所へ行くだけで、その人を忘れなければ、そんな思いを強く感じさせる公演。劇団水中ランナーが紡ぐ物語は、切ないが同時に温かく優しい気持にさせる。タイトル「花を灯す」は、キクの開花調節を行うため、電照栽培をしている。その光景を近くの丘の上にある公園から眺めながら育った家族、母が、そして父が亡くなり、花農家の経営が行き詰る。思い出が多い家を処分することになり、両親の遺品を整理することになる子供たち。その思いを切々に描くとともに、その家族と親交のあった遺品整理士たちの思い、それぞれの観点から「想い」を描いた秀作。

    死、そして遺品整理という「想い」が「重く」なりそうな内容だが、時に笑いを挿入し、ある小道具が沈んだ気持を癒してくれる。脚本は勿論、演出や舞台技術も巧みで、見事な心情描写を観せる。
    ちなみに、遺品整理業を営んでいる代表の名前は木村拓哉、有名人と同姓同名であることを揶揄われるが、そこには悲しさ切なさが…。
    (上演時間1時間50分 途中休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台は宮野家、空間を二分し、上手は玄関や土間を設え、棚には花農家らしい作業具が乱雑に置かれている。下手は居間で 障子戸や茶箪笥、TVや座卓が置かれている。本当にそこで暮らしているかのような造りである。上手 客席側に別場所として遺品整理士たちの事務所<机・パソコン、ソファ>を設える。
    座卓の上には「フラワーロック」が置かれている。音・声に反応して動く玩具。寂しさを紛らわすために話しかけ、クルクルと回る様子に癒される。そして葬儀時の木魚の音に反応して腰をくねらし踊るーその台詞は胸にグッとくる言葉、そんな心情をサラッと言わせる上手さ。

    物語は花農家の先代が亡くなり、その葬儀に娘・由紀恵が帰ってきたところから始まる。由紀恵は離婚し、ここで働いていた宮野英太と再婚する。由紀恵・英太共に再婚で、それぞれ一人息子の連れ子がいる。そして二人の間にも2人の子供が授かり、家族6人で暮らしていたが…。13年前に母が亡くなり、今度は父が亡くなった。花農家の経営は行き詰まり、家を手放すことにした。4人兄弟・妹はそれぞれの事情を抱えており、遺品の整理と自分たちの心(気持)の整理が必要になっている。思い出の詰まった家は勿論、遺品の整理(処分)はしたくないが、やむを得ない事情を切々と説明していく。

    家族一人ひとりの事情、遺品整理士が抱えている思いを丁寧に描き、それ故に身動きが出来ない もどかしさが痛いほど伝わる。劇団水中ランナー公演の特徴は、人物の過去・現在を巧く説明することで、今置かれている状況をリアルにしているところ。本公演も例外ではなく、長男の眼病、次男の引籠り息子、独身長女の将来、家業を継いだ末っ子(三男)の責任感と苦悩、そして長男夫婦、次男夫婦という、それぞれの家族の問題を絡めた多面的な事情が物語の広がりと深みを感じさせる。この花農家で代々働いている山下玄・清の二役(作・演出:堀之内良太さん)が重くなりがちな雰囲気の中で、コメディリリーフとして笑いを誘い、硬柔のバランスを見せる。

    遺品整理士の木村拓哉は、学生時代に火事で家族を亡くしている。一瞬の出来事で遺品どころではない。整理する遺品がなく、大切にしているのは父が付けてくれた「拓哉」という名前だけ。そこに、家族の想いに寄り添った遺品整理士としての矜持を見るようだ。夜でも明かりを灯す…美しい光景の中に、ちょっぴり切ない思いを描いた公演は、ぜひ劇場で。
    次回公演も楽しみにしております。

このページのQRコードです。

拡大