満足度★★★★★
不思議な錯覚…
事前にこちらで読んだあらすじ(説明)がかなり書き込まれていたので、実際の舞台として、役者さんの肉体を通して立体感を持った作品に仕上がっているのか、それとも、作者の意図を体現しきれずに終わってしまうのか…と、少々の危惧を持って客席に座りましたが、私には、前者でした。
よくあるような設定といえばそうだし、ものすごく盛り上がりがあるかといえばそうではないんだけど…なんでしょう、客席にいながらふと、自分も周囲の観客も、登場人物たちの一員として物語世界に参加しているような…溶けこんでいるような、不思議な、そして心地よい錯覚を味わいました。
それぞれのキャラクターが、自然に無理なく生きていて。
人と人が繋がっていくって、大変で、時には痛くて、でも大切なんだなぁなんて、素直な気持ちになれました。
次回作にも注目しています!
満足度★★★
丁寧な話
「アショケ」という漫才トリオが20年ぶりに復活する事を中心に据えた、細やかな人情劇。
名古屋の田舎の地元民たちの雰囲気が丁寧に描かれていますね。
役者さんもその役が実際に生きて生活してそうな感じでした。
ただ、意外性は全くなくて、何となく見ているうちに終わってしまった感じでした。
満足度★★★★★
ホームシックに・・・
年齢的に近いせいもあって、自分や幼なじみと重なるところがいっぱい。実家の名古屋に帰りたくなりましたし、ちょっと考えさせられましたね。
全編名古屋弁は、私にとっては、かなり楽しめましたよ。
初めてplay unit-fullfullを拝見しましたが、ぜひ次もチェックしたいと思います。
満足度★★★
お客さんは大入りだったけど
ストーリー自体はよく纏まっていたし、セットもオヤジ心をくすぐるものがあったので、及第点ですが、ちょっと奇想天外な最後のオチまで、約1時間半の前振りは長過ぎる。個人的には、演出とは言え芝居での喫煙はレベルが低い。(あの様なシーンは役者の間の取り方次第で、喫煙に代わるものはあると思う。他のいい芝居で喫煙しているシーンは見受けられない。)あと、最前列は座り心地が悪く、芝居を楽しむ環境にあらず・・・見づらいし。本を書いたヒロセさんは、個人的には好きになりました。 テッド・K
満足度★★★
ほんわかやさしい。
お初。舞台美術がぱっと見た感じ流動性がある駄菓子屋っぽくもあり、そこに人が存在しはじめるとああ、ハックルベリー。
のんびり気楽に観られる初心者向き。95分。
満足度★★★★★
虚構の中のリアルが生きていた
こういう舞台を観ると、半世紀も演劇ファンでいて良かった!と幸せな気分になります。
セットも、キャストも、筋立ても、全てが自然で、秀逸。
ラストに向かっての、細かな伏線が、わざとらしくなく、うまく織り交ぜられ、ヒロセさんの才気に感嘆しました。
それに、登場人物全員に、何か共感を覚える部分があり、二時間を登場人物と共に、生きたような充足感で、胸がいっぱいになりました。
笑って、泣いて、終演後、お気に入り劇団がまたひとつ、増えていました。
キャストの皆さん、全員に多大な好感を持ちましたが、中でも、ヒロセさんの双子のご姉妹という広瀬喜実子さんの、自然体の秀逸な演技には、終始目が離せませんでした。
満足度★★★
場所の設定がユニーク!
あの場所が舞台になっていたのは初めてでした。
後半の急展開は良かったと思います。
ただ、期待していた程の切なさ、ほろ苦さはいま一つ感じられませんでした。