忘れ人 -公演終了しましたありがとうございました- 公演情報 忘れ人 -公演終了しましたありがとうございました-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★★

    不思議な錯覚…
    事前にこちらで読んだあらすじ(説明)がかなり書き込まれていたので、実際の舞台として、役者さんの肉体を通して立体感を持った作品に仕上がっているのか、それとも、作者の意図を体現しきれずに終わってしまうのか…と、少々の危惧を持って客席に座りましたが、私には、前者でした。
    よくあるような設定といえばそうだし、ものすごく盛り上がりがあるかといえばそうではないんだけど…なんでしょう、客席にいながらふと、自分も周囲の観客も、登場人物たちの一員として物語世界に参加しているような…溶けこんでいるような、不思議な、そして心地よい錯覚を味わいました。
    それぞれのキャラクターが、自然に無理なく生きていて。
    人と人が繋がっていくって、大変で、時には痛くて、でも大切なんだなぁなんて、素直な気持ちになれました。
    次回作にも注目しています!

  • 200912231900
    200912231900@「劇」小劇場

  • 満足度★★★

    丁寧な話
    「アショケ」という漫才トリオが20年ぶりに復活する事を中心に据えた、細やかな人情劇。
    名古屋の田舎の地元民たちの雰囲気が丁寧に描かれていますね。
    役者さんもその役が実際に生きて生活してそうな感じでした。
    ただ、意外性は全くなくて、何となく見ているうちに終わってしまった感じでした。

    ネタバレBOX

    昔田舎で一緒にお笑いをやっていた仲間たちとの再会。
    仲間だったうちのひとりは既に亡くなっていて。
    そしてもう一度舞台に立とう!という辺りの設定はゴジゲンの「ハッピーエンド・クラッシャー」を思い浮かべました。

    ゴジゲンは罪の意識とかから「格好悪さ」を思いっきり前面に押し出して切り口が鋭かったけど、こちらは非常にゆるい感じ。
    死んだ友人も「周囲を楽しませる性格で、最後もできないバク転をしようとして失敗して死んだ」というけど、もう少し毒を持たせても良かったのではないでしょうか。

    個人的にはこういったほのぼのした感じの本当に普通の生活のひとコマを切り取ってきた、という話は舞台で見るほどのものじゃないと思っていて、レベルは高いのかもしれないけど、のめり込めなかったです。

    座席が悪いのも原因のひとつでした。
    最後列で、目の前に柱がある席になってしまった。
    視界に常に柱が入っていて集中して見れませんでした。
    時間に余裕を持って行ったのにすでに座席はほぼ埋まっていて、「どこか空いてるところはないか?」としばらく見回していたのだけど、場内の係りの人は突っ立ってるだけで全く誘導や案内をしないので、いなくても同じじゃないかと思った。
  • 満足度★★★★★

    ホームシックに・・・
    年齢的に近いせいもあって、自分や幼なじみと重なるところがいっぱい。実家の名古屋に帰りたくなりましたし、ちょっと考えさせられましたね。
    全編名古屋弁は、私にとっては、かなり楽しめましたよ。
    初めてplay unit-fullfullを拝見しましたが、ぜひ次もチェックしたいと思います。

    ネタバレBOX

    私も、修学旅行のとき、大仏の鼻の穴に引っかかった男子がいたので、思い出し笑いしちゃいました。
  • 満足度★★★

    お客さんは大入りだったけど
    ストーリー自体はよく纏まっていたし、セットもオヤジ心をくすぐるものがあったので、及第点ですが、ちょっと奇想天外な最後のオチまで、約1時間半の前振りは長過ぎる。個人的には、演出とは言え芝居での喫煙はレベルが低い。(あの様なシーンは役者の間の取り方次第で、喫煙に代わるものはあると思う。他のいい芝居で喫煙しているシーンは見受けられない。)あと、最前列は座り心地が悪く、芝居を楽しむ環境にあらず・・・見づらいし。本を書いたヒロセさんは、個人的には好きになりました。 テッド・K

  • 満足度★★★

    ほんわかやさしい。
    お初。舞台美術がぱっと見た感じ流動性がある駄菓子屋っぽくもあり、そこに人が存在しはじめるとああ、ハックルベリー。
    のんびり気楽に観られる初心者向き。95分。

    ネタバレBOX

    20年前の手紙を読むシーン、自分で自分のを読むのではないのが良かった。少しずつ順々に読んでゆくのなら、芝居の最後に何かひとつドラマが残っていると面白い。手紙はずっと残ると思い覚悟を決めた言葉しか残そうとしない、その心持ちを活かして意外な一文が登場したらもっとじんわりきたかも。

    兄と妹のやりとり、境さんのクリィミーマミみたいな可愛さ、皆さんの「だにだに」言う方言が良かった。
    境さんてふわ~とした声だからゆったりした方言にしっくりくる。
    あと煙草を吸うシーンが多いので苦手な方は後方の席がよろしいかと。
    冬場はこの会場いつも寒いのか、コート着たまま観る派。
  • 201001231500
    観劇

  • 満足度★★★★★

    虚構の中のリアルが生きていた
    こういう舞台を観ると、半世紀も演劇ファンでいて良かった!と幸せな気分になります。
    セットも、キャストも、筋立ても、全てが自然で、秀逸。
    ラストに向かっての、細かな伏線が、わざとらしくなく、うまく織り交ぜられ、ヒロセさんの才気に感嘆しました。
    それに、登場人物全員に、何か共感を覚える部分があり、二時間を登場人物と共に、生きたような充足感で、胸がいっぱいになりました。
    笑って、泣いて、終演後、お気に入り劇団がまたひとつ、増えていました。
    キャストの皆さん、全員に多大な好感を持ちましたが、中でも、ヒロセさんの双子のご姉妹という広瀬喜実子さんの、自然体の秀逸な演技には、終始目が離せませんでした。

    ネタバレBOX

    まず、セットを見た瞬間、気持ちがワクワク!
    腰痛を押して観に来た甲斐ありと思いました。
    木の上に造られたログハウスの設定が、アイデアとしても、筋立ての流れにも効力が利いて、人物の出はけにも、作者のご都合主義を感じない。
    前半部分で、何気なく語られたり、登場する小道具が、意外な結末のために、用意周到に準備された伏線だと知った時は、気持ちよく騙された爽快感さえ感じました。
    どんな良い芝居でも、幕切れが鮮やかだと思わされた経験は少ないけれど、このラストシーンは、とても気に入りました。
    見えない校庭を、うまく生かした作劇センスに、魅了されました。
  • 満足度

    ぬるま湯でした。。。
    私は熱いのが好きなので。どこかで見たような話。

  • 満足度★★★

    場所の設定がユニーク!
    あの場所が舞台になっていたのは初めてでした。

    後半の急展開は良かったと思います。

    ただ、期待していた程の切なさ、ほろ苦さはいま一つ感じられませんでした。


    ネタバレBOX

    「ふっきれた」と主人公が言ったのは如何かと思いました。やるしかないという思いで漫才をするわけで、その結果、今までの鬱屈した気持ちがふっきれるのだと思います。

    ただ、構成作家としての才能の衰えについては何も変化が無いわけで、彼の将来については厳しい状況が続くのだなあと感じました。

    お坊さんの黒衣の袖の脇から白衣の袖が少しはみ出していて、着こなしがなっていないと思いました。きちんと、袖にしまっておかなければなりません。

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