桜か雪の散るか降る 公演情報 桜か雪の散るか降る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/10/02 (日) 14:00

    小道具と大道具の中間ぐらいのアイテムと役者の体を使っての動きが、この劇団ならでは。非常にユニーク。見る価値大有り。最後の締めくくりでもう1度見たいと思いましたが、悲しいエンディングだと難しいですね。物語も、単なる昔の合戦物を超越した普遍性があって、全般的に見応えがありました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    力業でグイグイと押してくる歴史スペクタクル。現代の戦争ともシンクロして、ガツンときましたね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    仕事帰りに初めて観ました。
    今までいろいろな舞台を観てきましたが、演劇ってやっぱりいいなぁとつくづく感じさせてくれる舞台でした。
    当日、仕事をしていた時間と舞台を観ていた時間が同じ1日とは思えぬまま翌日を迎え、再び足を運んでいました。
    劇場前の看板にあった「現代社会に疲れたら、劇みませんか?」、正に。
    世の中の出来事を自分なりに正しく捉え考える時間もないままに、目の前のことだけに費やされて終わる毎日の中で、ふと、立ち止まらせてくれました。
    それも非常に美しい音楽と 絵画のような瞬間の数々に彩られた空間の中で、
    若々しい活気とエネルギーに溢れた役者さんが巧みな演技と、おそらく舞台への愛情とで。
    息つく間もなく、2時間があっという間に経過していました。
    時代や環境を超えた人間本来の変わらぬ姿を、喜怒哀楽だけでは括れない細やかな感情に至るまで
    役者さんが伝えようとしている姿に心を動かされました。

    ネタバレBOX

    ・オープニング等各所で見られる全身を豊かに使った身体表現は、その音楽と相まって素晴らしかった。
     同時に舞台進行中、微動だにせず静止を維持している身体能力にも驚愕した。
     また、狭い空間を大きく見立てる役者さんの動きにも関心しました。
    ・小道具の椅子を縦横無尽に使い、稚児の穏やかな1日の様子を伝える場面は平和的で素敵でした。
    ・秀衡、泰衡親子のやりとりは楽しく、笑いを飲み込むのに大変でした。
    ・全編を通じ心に残るものでしたが、特に以下の場面は印象深く残りました。
     敦盛の自害未遂での太郎とのやりとり
     泡盛に心の変化が見られた場面
     敦盛が金色堂を壊す場面
     敦盛と姫とのやりとりの場面
     金色堂に桜が舞う場面
     町で皆が賑やかにいきいきと生活している場面
     観衆に言葉で問いかけてくる場面

     
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    公演は、タイトルと物語の内容を考え合わせると、和歌の見立てを意識した劇作のようだ。そう思うと 戦争が主で、合戦が従になりテーマがより鮮明に感じ 伝わった。同時に戦争と平和を描いているようだ。
    冒頭、平家物語と吾妻鏡を元にした内容である旨 説明があった。確かに場面の多くが源平・奥州藤原氏との合戦であるが、その戦(いくさ)を通して最悪の不条理を描き出そうとする。
    公演の魅力はテーマの明確さ、それを分かり易く観せようと工夫しているところ。発想の豊かさ、熱量ある演技は良かった。ただ演出が少し粗く丁寧さを欠いたのが勿体なかった。
    (上演時間2時間10分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術、基本は素舞台であるが、奥の幕が開くと社のような造作が迫り出してくる。役者は和装(一見 羽織と袴風)であるが、羽織を脱ぐと白シャツを着こんでいる。違和感があるのは、全場面で革靴を履いていること。出来れば源平・奥州藤原の場面は裸足か足袋で演じてほしかった。戦争シーンでは軍靴高らかに響かせ行進する。時代感覚の違いを表してほしいところ。

    物語は、落ち武者狩りの少年・泡盛が出会ったのは平敦盛。二人は奥州平泉の藤原氏を頼った。そこに登場する怪しい姫と藤原秀衡と泰衡親子。そして義経も という荒唐無稽な展開へ…。藤原家の存亡をかけた源氏との駆け引き、義経を利用した権謀術策、いつの間にか二人の若者も巻き込まれていく。泡盛は意気軒昂で好戦的だが、本当の戦は知らない。一方、敦盛は実戦し 何とか生き延びた辛い思いがあるため非交戦を願う。生きることも死ぬことも出来ない不器用な人物。二人を対照させることで戦争と平和という構図が浮かび上がる。泡盛は戦を通して、その恐ろし虚しさを知る。消えて無くなりたいは、負(戦)の連鎖を断ち切りたい思い。敦盛は砂金堀、金箔細工に逃げ込み傍観を決め込むが…しかし主体的に考えなければ解決しないと。

    怪しい姫は、戦で亡くなった死者を操り楽しんでいるよう。しかし、いつの間にか死者の怨嗟・怨念が聞こえなくなる。死者は恨み辛みの言葉さえ失い、姫が聞くことが出来なくなる。生きていてこそ言葉が聞こえる。それが聞ける=平和になるのはいつ?敦盛との鬼ごっこはそんな平和な時の表れであろう。

    舞台美術、時として 社は中尊寺 金色堂であり、靖国神社を思わせる。藤原氏が建立した目的は、戦いで亡くなった人々の御魂を極楽浄土に導き、奥州に平和をもたらすため。一方、靖国神社は、国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊みたまを慰め、その事績を後世に伝えること。どちらも鎮魂を目的にしているようだが…。現代において二つの建造物を同一視して捉えることはないであろう。

    戦争シーンはキャスター付の箱馬を積み重ね高射砲のような物を組み立てる。羽織を脱ぎ洋装にして行進、敬礼する姿で合戦との違いを表す。召集令状を桜紙に置き換え=戦争、雪が消える=平和を示すか。
    靴を履いているから軍靴を響かせる。戦争時は、後幕に人影を映し多くの人が犠牲になっている様子、その阿鼻叫喚が聞こえるような照明効果。音響も、終盤はピアノが終始奏でられ高揚と鎮魂を思わせる見事さ。それだけに時代感覚、その空気感の違いがもう少し丁寧に演出できていれば…。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    落ち武者狩りの少年が唯一生き残った平敦盛と平泉に赴き、義経と弁慶に成りすませられて?と言う、もしかしたらあったかも知れない(いや、無いか)お話だとばかり思っていたら・・・

    ネタバレBOX

    頼朝の攻撃に兵士が足りなくなり、お寺のお稚児さんまで召集されて訓練を受ける。その際「構え筒」と言う号令がかかり、え?この時代に鉄砲はないよね?と思っているとそのシーンは太平洋戦争の学徒動員と思わしきシーンと重なっていく。平家の物語とばかり思っていたら、本当はそこだったのかと思い知らされた気分でした。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    舞台セットがほぼない状態から始まり、色々な道具を工夫しているのが良かった。
    戦から戦争への急な展開も言いたい事が伝わりグッときました。

    ネタバレBOX

    太郎、死にすぎだよと( ノД`)・・・何役もやっているから仕方ないけどやるせない、生き延びる役もあげて欲しかった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    若い人たちがとても感情豊かに演技されていて好感が持てました、戦争、戦というものがいかに何も残さない愚かなものかというのを真っ直ぐ訴えていたように感じました。時代背景がいろいろになるので仕方ないかもなのですが、鎌倉時代で靴がなんか気になってしまいました。面白かったです。これからも頑張ってください

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2022/09/29 (木) 14:00

    初見のユニット。平家滅亡期の人物名を使っての壮大なフィクション。若い。132分。
     平敦盛が生き延びて平泉の藤原家に身を寄せ、源義経として生きるが、…という物語。後半の戦闘シーンなど時代考証をブッ飛ばした荒唐無稽な物語で、筋もしっかり通ってるワケではないが、若さで見せてくれてるとは思う。東京藝術大と東京経済大の学生を中心として結成されたそうで、若い役者陣が揃う、と言うか、若い役者しかいない。オープニングはなかなか独特だし、舞台美術も工夫があり面白いが、若干の不手際がありピタリ揃わないところは惜しいと思う。同じ役者が衣装だけ変えて様々な役を演じるので、ちょっと区別が付かないことがある。役者にも今一つの人がいるが、次回に期待は持てる。北条政子役ほかを演じた柳町明里が抜群に巧い。残念ながらタイトルは活きていない。劇団名は東京藝大の講義の「身体言語論」からだそうだ。

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