ライク ア ローリングストーンズ 公演情報 ライク ア ローリングストーンズ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    人の心に残りさえ・・・
    ローリングストーンズが好きながら若くして逝った堀川空海(豊田高史)が14?15?年後に霊として実家に戻ってきて、同じく霊である金髪男(天野由紀子)の言葉により、自分の伝説を残そうとしてドタバタする物語。

    面白かったですし、空海が生きてる人間に憑依するのだが、憑依された人間がきちんと空海のキャラを演じれてたのはお見事でした。
    ラストとある秘密を姪である百合(崗本侑樹)に伝えるのだが、ここで弟である良弦に憑依するのだが、完全に憑依出来るのではなく、弟は僧侶なんだから、途中で兄が憑依してることを気付き、押し問答するが理解しあい、そして百合に秘密を打ち明けるパターンなら
    この場面がさらに感動となったと思われ、個人的にはちょっと残念。

    今回のenji、三年物語の馬渡直子さんが客演しておりましたが、非常に楽しそうにやっておりました(笑)

    後、金髪男を演じた天野由紀子さんが、きちんと外人っぽさを出せていたのは非常によかった。

  • 満足度★★★★★

    目が覚めた
    高尚さとは無縁で、ずっと「俗」であり続けているローリング・ストーンズをネタに、ここまで精神性の高いストーリーに仕上げるとはさすがです。最近よくある他世代排除的なノスタルジア系の話でもなく、若気の至り的な破壊衝動系の話でもなく、本当にロックが全世代みんなで楽しむものとなった現代だからこそ成り立つステキな作品でした。仏教的死生観を歌詞と結びつけて面白い解釈をするなどは、ストーンズをよ〜く聞き込んでないと湧いてこないアイデアですね。CDや本といったアイテムやデータが豊富にある反面、音楽をじっくり聞いてる暇がないという矛盾に陥ってしまっていてイマジネーションに欠けた現在のロック・ファンとしては、目が覚める思いがしました。

    ブライアンがカワイかったな。

    ネタバレBOX

    1973年の時点で「Time Waits For No One」が出て来たり、1989年のお盆の時点で翌年の初来日の話が出てくるのは、時代考証的にン〜〜〜〜ですが、細かいことは気にしない。
  • 満足度★★★★

    和洋折衷の人間賛歌
    『ローリングストーンズ命』の19歳のロッカーが死ぬところから物語ははじまる。
    当劇団初見だったが、寺とロック、仏教とキリスト教など、対極にあるテーマを見事にひとつにする力量を持つ。
    笑いを誘うシーンが不発に終わるなど、空振るシーンもいくつかあったものの、見事な出来栄えであった。

    ネタバレBOX

    主人公は、現世で伝説を打ち立てることが人生の目標だといい、現世に残された人々に憑依しながら、伝説を打ちたてようと画策する。
    主人公が「世界を変える」ことの意味を最後に悟るなど、作者は観客に人間賛歌を明るく語りかける。
    仏教で語られえる悟りと、ローリングストーンの歌詞にこめられた意味がシンクロするところなど、聞いていてぞくぞくするほどだった。
  • 満足度★★★★

    主演はタッキーで!
    「ちょっと説教くさ~い。」「知識ひけらかし過ぎ~」と、思う人もいるかもしれないけど、よく出来た脚本です。出演者の方々には悪いけど、この脚本は独り立ちしますね。ジャニーズ事務所に売り込んで見れば?主演はタッキーね。あと1、2曲歌と踊りを加えれば、ジャニーズファンも喜ぶ作品になりそう。
     出演者の中では死神さんが、不気味さの中にかわいらしさもあって好きです。爪とか髪とか、どこかに派手な色のアクセントがちょっとだけあればもっとかわいい!

  • 満足度★★★★★

    さくさく進むストーリー
    意外な展開に、コミカルな演技と。
    なかなか楽しませていただきました。
    主人公のローリングストーンズへの思いの強さが、良く出ていました。
    (米国・英国での「転がる石」の意味の違いなど)
    細かい台詞や、登場人物たちのわかりやすさ。
    衣装での説得力。会話のテンポなどなど。
    ケチつけるトコ無かったなって(^^)。
    楽しかったです。

    ネタバレBOX

    死神(19番)さんに連れられながらも、
    ちょっかい出してる親父さん楽しかった。

    お寺にロック。いきなり死ぬ主人公。
    寺男、実は幽霊。しかも奥様に殺されてた。
    などなど、人間関係の仕掛けが多いながらも、
    変にに複雑にせず。実にわかりやすかった。

    でポンポン進んでゆく話は、観ていて心地よかったです。
    姪と思ってた子が、自分の子供とわかる話は、
    昔映画で見た設定で、さほどインパクトは受けなかったが。
    (無茶やって死んだ主人王が、現世に戻り。軟弱な兄ちゃんと知り合い、
    鍛えなおすのだが、実は自分の息子で。チキンとなじっていた男が、
    主人公の子だとと知りつつ、ヒロインと結婚した骨のある奴だったと、
    これまたヒロインの口から解説されるストーリーでした。)
    この芝居では、乗り移ってるんだから。
    「自分の子だ!」と宣言できて、納得できるし。落とし所はうまかった。

    住職しながら、長髪で。胡散臭そうなオヤジさんも。
    いい味出してました。

    お盆にツアーで、自分の墓に帰ってくる幽霊(?ご先祖)の集団は、
    インパクトありました(^^)。

    宝塚風のブライアンさん、立ち位置と演技がハマッテました。

    主人公に乗り移られた方々は、役者さんの演技の見せ所でしたが。
    皆さん上手でした。それだけ主人公のキャラがしっかり立っていたんですね。

    お盆過ぎて、おしまいと思いきや。
    主人公の孫まで出して〆るとは、ピリオドの打ち所が上手でした。

    K-ON風にも出来たのに、あえて抑えた演出も面白かった。
    古い時代の話を、レコードとかの小道具や、台詞で。
    上手に表現してました。綻びない設定と話は大好きです。
    (基本、明るい幽霊話なんですけどね。)

    命のトレードやっちゃう、アバウトな19番さん。衣装演技と、
    あいまって気に入りました。



  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!!!
    脚本がしっかりしていました。

    感動しました!

    ローリング・ストーンズに詳しくありませんが、ロック魂は伝わりましたよ!

    ネタバレBOX

    やり残したこと、伝説を作ることから、形に捉われない真のロック魂を悟った男。

    そして、昔の仲間や跡を継いだ家族に真のロック魂を植え付けることができて良かったですね!

    お寺の承継の大変さもよくご存じで…。

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