「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010 公演情報 「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    経験者組観ました
    おもしろかった。初めて組の浅野さん、観たかったです。

  • 満足度★★★★

    【初めて組】面白かった!
    劇団初見。こちらのレビュー評価が良かったので観劇。
    脚本の岩井さんの引きこもり時代を芝居化したもの。
    私の好みのお芝居だった。
    特に妹とのプロレス(じゃれあい?)は印象的で、とても仲の良い兄妹に描かれていた。
    芝居後のアフタートークでは、岩井さんの妹が観劇に来たときの話が出て、実際については、兄と妹では見解が違うと言っていた(笑)


  • 満足度★★★★

    初めて組
    初めて組を観ましたが初めてと思えないくらい
    しっかりしてましたね!

    話は旗揚げ以来何度も再演を繰り返している名作ということで
    期待にこたえていただきました。

    常連組も空いてたら観てみたかったですね!

  • 満足度★★★

    みた
    笑うんだけど、笑えない。
    笑うことが自分のしっぽを呑み込む感覚。
    周りの笑い声の大きさ小ささを探っていた。
    笑った人は何に笑って、笑わない人は何で笑わないのか。とか。

    後半の展開がどうも納得できなくて、風呂敷無理矢理包んじゃいました感があった。残念だった。

  • 満足度★★★

    ボクと社会を隔てる視線
    テレビのお笑い番組のような、割とアカルイ雰囲気の舞台で終始、無邪気な笑いに包まれた、そこそこ絶望的なお話で、喉元に引っかかった骨がいつまでたっても取れないような、気持ち悪さが残った。
    これは多分、生きている限り付き纏う、社会というするどいアレ(視線)のせいだとおもう。
    あるいは世間体という名の常識ってやつが、山椒魚のようにちぢこまっているのを退けて、イロイロと面倒くさいけど家から一歩、外に出なければいけないよ、と手招いているような。
    そもそも社会って誰のためにあるのさ、とか思ったりもしたけど、いっぱい笑って真面目に生きようと思わせてくれたのだから、不思議。

    ネタバレBOX

    ヒッキーだけどプロレスラーになりたい夢を持っている青年の話。

    感情をコントロールすることが極度に苦手で、純粋すぎる青年の症状が快方に向かったかどうかを、観る側にゆだねられるラストだった。
    作品のなかで問題なのは、外にいるか家にいるか、出たか、出なかったか、ということよりも、青年を取り巻く人々のすべてが、皆、
    ”あなたのためをおもって言っていること”だと誰もが信じて疑わず、
    ありがた迷惑かもしれない可能性に気づいていないことのように思われたのだけれども、作品に出てくるひとたちは何だかんだ、ちょっと鈍感で、不器用なんだろうなぁ。
    何か、この作品に描かれている人らって、人間の理想像っていうのは大げさかも知れないけれども、みんな優しいひとたちだったから安心して観ていられた。
    だから、笑っても差支えなかったんじゃないかなぁ、と。
    言いたいことを言える、フレキシブルな人間関係ってそんなに悪くはないとおもう。
    ただ、多少の遠慮と距離感は必要だけど。
    ありそうでなさそうなアンバランスな感覚がどうも嫌いになれなかった。
    ってちょっと楽観的過ぎたかな。笑
  • 満足度★★★★

    初めて組観賞
    テーマが深く、考えさせられました。

    はたして、「ひきこもり」の定義は、自己存在の理由は何なのか、
    自分自身の行動は当てはまっていないか、
    いろいろ頭の中を駆け巡っていました。

  • 満足度★★★★

    笑うよりも考えさせられました
    「経験者組」を鑑賞。
    岩井さんは「外に出る」という点に着目し、「自分も外に出ろと周囲から盛んに言われた時期があるけれど、はたして単に外に出ればよいのか。外に出て生活していても、引きこもりの人はいる。この劇に出てくる登美男以外の人物にも引きこもりの面がある」とアフタートークで語っておられた。興味深い視点だと思う。それゆえ、このお芝居で起こる笑いには戸惑いも感じた。

    ネタバレBOX

    以前、TVで、「引きこもりの子はとにかく外に出して治す。この道?十年の経験に自信がある」と主張する女性と、「外に出すとかえって状態が悪化する」と主張する引きこもり経験者でカウンセラーの男性の主張が真っ向から対立し、議論が平行線だったことを思い出した。
    確かに一口に「引きこもり」と表現してもいろいろなケースがあると思う。この劇に出てくる人たちは外見の状態より、むしろ内面のほうに問題があると私は思う。
    妹の綾(成田亜佑美)とプロレスごっこに興じる登美男(岩井秀人)は楽しそうだ。自分の興味のあること、得意げになれることをやっているうちは機嫌がよいが、妹が登美男のビデオ「巌流島」を友人に貸したと聞くや否や、「どうしてそんなことしたの」と火が付いたように怒り出し、執拗に綾を責める。
    母親(平原テツ)がカウンセリングのような感覚で、“出張お兄さん”の圭一(坂口辰平)のところに息子の相談に行き、「こういうお仕事(引きこもりの子のケアをする)はどれくらい経験があるんですか」と質問すると、圭一はたちまち、その質問のしかたを経験差別だと受け止めて、理屈を並べて反撃する。圭一は吃りはじめ、言葉がうまくしゃべれなくなる。ここでドッと笑いが起きたが、笑えるところなのだろうか。精神的な症状であり、私は笑えなかった。
    家にやってきた圭一は環境適応症(?不適応症は聞いたことあるが・・・)のため、登美男と意気投合して家に居ついてしまう。
    今度は母親から事情を聞いた“出張お姉さん”の黒木(チャン・リーメイ)がやってきて、登美男のほうを外に連れ出そうとする。対処法をめぐって、母親と黒木が言い合いになるが、この黒木もまた、相手の言い分がまったく耳に入らず、自分の主張だけを繰り返す人なのだ。
    綾は母親に対し、家とスーパーとボウリング場を往復してるだけではないかと痛烈に批判する。唯一の趣味のボウリングについてとやかく言われたくないと、この母親もまた、異常なまでに猛烈に怒り出す。
    「相手の意見に耳を傾けられず、自己主張だけを執拗に繰り返す」「こだわりが強いことに対しては些細なことでも怒りが爆発する」、これは性格と言うよりもむしろ精神的な問題ととらえたほうがよいのではないか。つい先日も、「周囲が性格的な問題だととらえるために、社会に適応できず、引きこもりになってしまうケースがある。先天的な病気の要因が考えられる場合もあるので、医師に相談し、周囲にも理解してもらう必要がある。そうすれば特技を生かしてうまく社会に適応できる」という精神科医の講演を聴いたばかりなので、この劇を観て複雑な思いだった。

    リビングルームのウォールポケットを裏返すとお母さんが使う公衆電話になっている。小道具が家庭の内と外の表裏一体の関係を暗示している(ウォールポケットにはつり銭などの小銭がたまっていく)。

    平原テツは母親を好演しているが、「おぅ」と返事をするときだけ、まるで男になってコントめくのが気になった。わざとそうしているのかもしれないが、違和感があった。

    「外国で公演しても引きこもりが理解してもらえるかどうか・・・」と岩井さんはおっしゃっておられましたが、外国でもこのお芝居は理解してもらえると思います。部屋に引きこもる行動をとるかどうかよりも、人とコミュニケーションがうまくとれない、という精神的な問題を扱っているから。

  • 満足度★★★

    経験組鑑賞
    去年、ハイバイでやった「て」も岩井さんの実体験を元にした作品で
    傑作だったが、それに比べると。。。

    確かに笑える所も多くて面白いけど
    岩井さん自身で自分の役を自ら演じていることへの違和感なのかな?
    どうもいま1つ話に入っていけなかった。
    「て」では家族間に流れる微妙な空気が観ててたまらなく面白かったが、
    今回はそういうのをあんま感じなかった。

    次回に期待というか
    前売り券買っていたで初めて組もう一回観にいく予定。

  • 見て損なし!
    めちゃくちゃ混んでいましたが、無事キャンセル待ちで入れました。
    この間までやっていたゴジゲンも似たテーマだったはずですが、どちらも作品の毛並みが違う違う。なんだろう~この高揚感~。

    ネタバレBOX

    途中、坂口さんが出てきてから岩井さんと坂口さんの二人の会話が永遠続くのかななんて面白い期待をしましたが、いい意味で裏切られました。
  • 満足度★★★★★

    ひゃぁ。
    経験者組。すごいな。なにがここまで違うのか、つかまれっぱなし。出てきた瞬間から、俳優・岩井秀人はすばらしい。目つき・仕草・佇まい、どれをとってもここにいなきゃどこにいる?って感じです。

    物語の素晴らしさも相俟って、深みに落とされつつ笑ってしまう、その人間らしい感じが好きです。チケット入手困難でもこれは観ておかねば。

    ネタバレBOX

    初めて組と脚本は違わないと思うんですが、チャン・リーメイさんのキャラの変化だけでもだいぶ雰囲気変わりました。ちゃんと雰囲気に合うように演出が変わってるのがいい。

    坂口さんが今回は妙に演技している感じに見えたのが不思議。噛みまくりなのに。狙っての技術なのか、天然なのか。ちょっと良し悪しあるかな。
  • 満足度★★★★★

    観ました。
    ハイバイ初見。次回も観たくなりました。その前に経験者組みもみなきゃかも。

  • 満足度★★★★

    浅野さんは
    いいこですねぇ。本広監督とのアフタートークもよかったです。

  • 満足度★★★★

    初めて組を観た
    が、篠崎大悟降板のため代役は岩井秀人。
    「ヒッキー~」は初観劇だったが、なるほどおもしろい。
    ハイバイの代表作はこれなんだなと思った。
    ハイバイを初めて観る方は、「ヒッキー~」から始めるのがベストでは。

    ネタバレBOX

    アフタートークにて、
    ラストシーンは初演にはなし。後に追加したとのこと。
    ある方が好きだな。
    「物語は捨てない」と言いきったところは、男岩井だった。
  • 満足度★★★★★

    ヒッキー最高
    ひきこもりの自意識過剰さを細かく、丁寧に描いている。だから、すごく共感できるし、感動するんだろうな。

    ネタバレBOX

    何となく、アメトークの人見知り芸人の回を思い出した。ものすごく小さな、情けないようなことで悩む人間を観ると、なぜか観ている側が勇気づけられてしまう。それにしても、妹役がとてもかわいく描かれていた。最初のプロレスの技の掛け合いなんかは、羨ましすぎる。あの妹が、文句のつけようもないくらいかわいいからこそ、この作品は凄く面白く観れるのかもしれない、とちょっと思った。
  • 満足度★★★★

    状況と人物の妙
    ありそでなさそで、でもあって決して不思議ではない絶妙な匙加減の状況に、ちょっとだけ踏み外した(気がするが実際いるかもしれない)人物を配しており引き込まれる。

    ネタバレBOX

    また、ラスト近くの「知らなかったらこれから知って行けばいーだろーがよ」は蓋し名文句。
  • 満足度★★★★★

    まずは初めて組
    経験者組への期待が高まる。

  • 満足度★★★★

    ハイバイ
    テンポとペースが、自分の呼吸周期に合います。

  • 満足度★★★★★

    打ちひしがれるほど面白い。
    ”家族”を描いた小劇場作品に辟易としている今日この頃。
    でも、ハイバイは違うんだなぁ。
    ただ、引き籠り経験でエッジが効いているだけじゃない。
    自分の経験を、ここまで切実かつ引いた目線で真摯に描ける作家は他に居ないんじゃないだろうか。
    安易な音を使わず、照明・舞台もカッコつけず、ここまで心に突き刺すのは、脚本・演出があまりにも芯が通ってるから。
    これからも、応援してます!

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