満足度★★★★
ギリシア悲劇かシェイクスピアか(笑)
副題にある通り、この4月と7月に上演された『刻め…』の前日譚にあたる物語で、負のオーラ満載!(笑)
運命の糸に絡め取られるように悲劇的な結末に向かうさまはさながらギリシア悲劇かシェイクスピアの如し。
が、その悲劇のすぐ後に現代の母娘のエピソードで緩和するのが上手いっちゅうかズルいっちゅうか…(笑)
また、「盗っ人にも三分の理」ではないが土蜘蛛がああなったのもそもそも謂れのない差別を受けた上にあんな悲劇まで経験したから、としているのが巧い。(兄妹愛が絡んでいるので余計そう感ずるのかも?)
さらに、冒頭と終盤の外道丸のポジションが正編とカブっているのもシリーズとして◎。あの盲目の男なんて、出てきた途端に「あ、外道丸!」なんてワカっちゃうもんなぁ。
あと、3つの時制(メインパート、十数年後、現代)を組み合わせて使い分けたのも上手い…って、思い起こせば正編もそうだったっけ。骨組みは同じでありながら違った物語を紡ぐというのは正編と外伝を語るのに適したスタイルかもなぁ。
満足度★★★★
本編+外伝で・・・
本編も見たかったです・・・そうすればより楽しめたのではないかと後悔中です。しかし初めて観た公演としても、十分楽しめました♪演出もかっこよく仕上がっていて、面白かったです!!とくに橋をうまく使っていた部分がお気に入りです♪♪
満足度★★★★
そっかー外伝だったんだ
今明かされる、白狐丸出生の秘密。って感じの芝居でした。
主人公よく動く、橋の欄干に立ったり跳ねたり。殺陣もらしさが、よく出ていました。衣装や小道具も説得力のある出来栄えでした。(これで刀が居合い刀みたいなオール金属のもの使ってたりしたら、もっとすごいかも)(怪我人続出になりそうですが・・蜘蛛切丸位は逆にアクリルで透明な刀にしても面白くなったかも)本編も観たくなったかな。
満足度★★★★
本編も
観たかったな!と、思いましたが
外伝でも充分楽しめました
場面が回想、現在、等、移って行くのですが
その展開もよく、最後の最後まで見応えがありました
初舞台の谷麻紗美ちゃんの初々しい演技もよかったです
満足度★★★
魅せる雰囲気はあったのだが
外伝だからか、物語の軸がどこにあるのかがイマイチつかめない。
ただし、展開はスピーティで2時間の上演時間は飽きなかった。
満足度★★★
かわいいの力
かわいいってすごい。かわいいこがいるだけで、見る価値倍増で。心をこめて話してくれたら、もうたまらんかんじになりました。尾崎さん、初舞台で。でもいろいろ考えて話してるのもつたわってきて、見ててたのしかった。
(失礼な表現かもだけど、)オタクっぽい筋の作品なのに、ちゃんときちんとかっこいい作品なのがすごいと思いました。ほんとにネオ・フィクション・エンターテイメントって感じ。
満足度★★★★★
外伝とはいえ
4月に見た本筋の『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ』よりも白狐丸の悲しい生い立ちや心の闇、社会的アウトサイダーたちの背負う不条理な歴史や怨念、バイタリティーなどの表現に深みが増していたと思います。白狐丸の母親を捜していた旅の女が着物を脱ぎ始め、エッ!!!!!と思ってたら、実は白狐丸の息子(当然男)だったので超ビックリ!
満足度★★★
もののけの悲しい過去
ともに悲しい過去を持つ
白狐丸と土蜘蛛というもののけ
どちらもそう生きるしか他なかった
悲しい物語をつづっています
人間の汚さとかそれでも信じたい気持ちとかが表現されているお芝居でした
満席だったため席がキツキツでした(>_<)