トロイ戦争は起こらない 公演情報 トロイ戦争は起こらない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-11件 / 11件中
  • 映像鑑賞

    満足度★★★

    狭い舞台でやるにはちょっと無理があった演目だったと思う

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    重いテーマでやや長尺の芝居でしたが、アングラ風の要素もある音楽劇で飽きずに楽しめました。ビニール傘を使ったセットと衣装が面白い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    物語の密度,役者さんの表情や発声等の演技力,舞台の雰囲気や使い方,全て好みのもので,この演目を現在行うことの意味も含めてとても満足する観劇でした。長時間に及ぶ物語ですが,全く集中が切れることなく観ていました。おススメの舞台です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    かなりの長時間の公演でしたが、それほど気になることもなく最後まで楽しめました。実際の今の状況でこの作品を観ることに少し意味を感じながら拝見しました。役者の皆さんは表情豊かに演じられていて、良かったです。私はそもそも古典的な作品も好きなので、面白かったです

  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    劇作家ジャン・ジロドゥが、ギリシャ神話のトロイ戦争と戯曲執筆当時1935年の第二次世界大戦前後を重ね合わせて描いた戯曲。戯曲(内容的に)は力強いが、演出は独特な雰囲気を漂わせていた。叙事詩のような描き方は、物語のテーマともいえる「望まぬ戦争に向かっていく人間たち」という重厚 骨太作品を、観(魅)せる作品として観客に寄り添わせようとしているみたいだ。
    演出の立本夏山さんが当日パンフに「3000年前にも戦争があって、100年前にも戦争があって、今も戦争がある。歴史的に見れば人間は戦争を繰り返しています。なぜ戦争は起こるのでしょうか?」と記している。さて、現在「ウクライナから平和を叫ぶ」というドキュメンタリー映画が上映されている。そのキャッチコピーは「21世紀になっても人は戦争がしたいのです」…辛辣である。
    (上演時間2時間45分 途中休憩10分含む)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、大きさの違う平台を組み合わせ、中央奥に太針金を曲げ組(編)み込んだようなゲート状。上手にも幾何学的な針金オブジェ、奥には階段がある。一見「トロイ戦争」という時代を感じさせない現代アートの中にいるようだ。トロイ戦争を題材にしているが、「人間劇場版音楽劇として現代に蘇らす」そして「時代を超えて、戦争とは何か、人間とは何かを問いかける」と謳っていることから、敢えて 物語の背景を作り込まないようにしているようだ。とは言え、キャストの衣装はトロイ・ギリシャ風である。

    トロイ戦争は、ヘクトールやアキレウスといった勇者やトロイの木馬で有名である。物語は休憩を挟んでの二部構成。第一部は、トロイ戦争が起こる前の束の間の平和をどう捉えるか、といった人間の思いの違いを描く。特に男と女の意識の違いを詩の一節を準えつつ語る。第二部は、トロイの王子パリス(石川朝日サン)がギリシャの絶世の美女エレーヌ(田村彩絵サン)を誘拐したことでトロイは再び戦争の危機を迎える。エレーヌの魅惑的な容姿こそが平和の象徴という王、元老そして学者たちは、色々な理屈をつけて彼女の返還を拒もうとするが…。
    全編を通じて、平和を守ろうと奔走するのが、トロイの王子エクトール(脇田康弘サン)である。彼は度重なる戦争で人の死を見てきた。その悲しみ虚しさは終盤近くになって語られる。ラストは、軍人による平和協定を壊すシビリアンコントロールの暴走、戦争とは人間の愚かさ そのものを提示する。

    脚本(内容的に)は、考えさせるシーンが多く、語られる言葉(長台詞)は珠玉で記憶に留めておきたい。特に第一部の 戦争は「男」を勇者として称える場と考える男の立場、一方、平和は男も女も関係なく生きるに通じると考える女の立場が叙情的に描かれる。エクトールの妻アンドロマック(桑原なぉサン)は妊娠しており、生を愛しんでいる。
    第二部は美女エレーヌに翻弄される人々の滑稽さが浮かび上がる。公演では端的に「男と女の立場」の違いで描いているが、性差だけではなく色々な立場や考え方の人々の違いを尊重することが重要なのは明らか。勿論、多数意見だけではなく少数意見、その少数の男の考えと行動がエクトールであり、ぶれない信念が物語の救いであろう。

    演出は、「劇中歌を新たに創作し、音楽劇として蘇らせている」が謳い文句である。歌はアカペラ、そして鳥や獣の鳴き声などの擬声音。さらにパーカッション(楽器)を多用し情景や状況を描き出す、その「音」に拘りをもたせた公演である。演技はメインの役柄+コロスを担う。そして男と女に限らず、男同士、女同士でも体や腕を絡み合わせるようなムーヴメントが妖しく蠢く。勿論、男女の絡みは愛情表現、男同士は争い、女同士は語らいといった違いはあるものの、視覚的にはその身体の動きを追ってしまう。面白い演出と思うが、他方、小道具はビニール傘(骨)のようなものを利用した剣や王冠等の装飾品、その見た目に違和感を覚えるのだが…。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    四季でも演っていないジロドゥを音楽劇でと言う事で、かなり期待していたのだが・・・かなりの肩透かしだった♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    トロイと、その時代の雰囲気が楽しめる、観応えのある作品でした。
    役者さん達は皆、長い台詞をこなし、喜怒哀楽の表現や、怪しく美しい動きが独特で見入ってしまいました。
    音楽は、役者さん達が楽器や声で奏でていて、独特な世界を醸し出していました。
    このトロイ戦争だけではなく、様々な戦争を起こす原因や人について、考えさせられました。
    素晴らしい舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    トロイの王様、妃、プリンスなどトロイの雰囲気がとても素敵で、それに音楽劇が加わり、私的にはドップリ楽しめた。
    エレーヌ役の女性が出てくるのを今か今かと待ちわびた。
    絶世の美女だというので。確かに魅力的な綺麗な人で、怪しい雰囲気もあり、引き込まれました。
    メインの人たちが演じている間、それ以外の人たちもひとりひとり大切にうなり声をあげたり、からだ全体で演じていて、両方を満喫できるのはスゴかったです。
    本格的なお芝居で、とても素晴らしくて、大満足でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     ラスト「トロイの詩人は死んだ」云々でホメーロスの「イーリアス」を予言している点の何とも言えない痛烈は流石にジロドゥと言った所。

    ネタバレBOX

     板上は可成り特徴的な舞台美術で占められている。針金を用いて作られた門や、ハッキリ使用目的の分からない巨きな構築物、椅子の足の間に組まれた鋭角的で銀色に光る構造は、たくさんの刃物が、その、本来空洞であるべき空間を敵意で満たしているようであり、更に下手客席側にも殆ど無意味な針金の構築物、その上手客席側には上部円盤の縁に取り付けられた針金が廃墟の跡に吹く風に空しく回転するが如く物語の合間に回転する装置。板上の他の造作は基本的に平台を組み合わせて作られているが、これらの組み合わせ方は全体に不安定感を煽るように構成されている点も見逃せない。更に出捌けには通常の舞台ホリゾント方向の出捌けと共に客席通路が出捌け用に用いられ、トロイサイドとギリシャサイドをほぼ2分割している。
     原作はジロドゥが祖国フランスが第2次世界大戦に傾いてゆく1935年に、約3000年前に起こった‟トロイ戦争“をテーマに書いた戯曲である。誰も望まぬ戦争が何故起こって来、今もまた繰り返されるのか? との問いが今作の提起する問題であるが、原作者の苦渋とアイロニーに満ちた今作の白眉は、矢張り二場でギリシャ側の使者・オイアックスが登場して以降の展開であろう。無論、オイアックスは次に登場する真打・オデュセウスの前座に過ぎないが、この道化の奇抜な言動の効果なしにオデュセウスの言動の真価はここ迄効果的には描けなかったと観るべきであろう。戦争の門が閉じられるとその表には平和の象徴、オリーブの葉が鏤められている点だけを見ても、戦争の愚かさと狂気は誰の目にも明らかであり、殊にその真の姿を知る者は、誰一人として開戦を望まぬにも拘わらず、人は戦争をことある毎にし続けてきた。この愚行を齎すのみならず、更に悪いことには繰り返し続けることの馬鹿らしさを真正面から捉えようとした、これこそ本来的な不条理劇の傑作というべき作品であろう。
     さて、先に挙げた今作の白眉は、言う迄も無くヘクトール(作中ではフランス語発音はHを発音しないのでエクトール)とオデュセウスの戦争を回避する為の討議のシーンである。充分注力して今作の台詞の醍醐味を堪能して貰いたい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    2時間45分に及んだが、いろいろな要素が盛りだくさんで飽きることはない
    役者もそれなりのベテラン勢がポイントを締めている
    しかし何と言っても特徴は驚異的な台詞の多さ、その多くが長ゼリフ
    さながら弁論合戦の連続であった
    戦争とは何か、だれが戦争へ導くのかという問いかけは十分に伝わってきた

    ネタバレBOX

    入ると金属の棒だけで構築された無機的な舞台美術が目を引く
    上手のタワーのみモーターで回転している
    開始早々声明のような合唱
    古代ギリシア風の衣装と言えるが、透明傘を切って作った衣装飾りなどは奇抜
    原作に加えられた音楽はそれなりの効果を上げていたように思う
    特にパーカッションやうめきのような合唱は
    一部ダンスもあった
    最後は「やっぱりね」
    武将が手を結びかけた平和を壊したのは文民だった

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