満足度★★★★★
やはりやはりやはり
この作品はすばらしい。裁判の仕組みも軍事裁判の意味もまるでわからなくても、そこに存在する男どもの生き様だけで十分。息が苦しくなるくらいの濃密さを体感できる。
初演も観ていて、膨れてはじけるくらいに期待が大きかったのにそれを全く外すことなくすべてを超えて存在してくれたのがうれしくてうれしくて。
満足度★★★★
傍聴席より
東京裁判に関しては最近また新しい事実が出たりしているので、この芝居が史実に忠実かどうかということにこだわり過ぎると面白みは半減するかもしれない。東京裁判の法廷という大きな舞台の中で、登場人物を主任弁護団の5人に絞って描くというアイデアが奏功している。裁判の結果はすでにわかっているわけで、5人がどんなに頑張っても結果がくつがえることはない。大きな敵に対峙して、負け戦さと知りつつも挑んでいく5人の心意気こそが芝居の見所ではないだろうか。
満足度★★★★★
歴史を傍聴したような・・・
作品が実に緻密に編みあげられていて
台詞の一つずつに質量がしっかりと乗っていて。
よしんば傍聴席から見ていても
感情が舞台上の人物と同化するような
力を感じました。
満足度★★★★★
絶対に観にいくべき
ホントに凄い。
2年前の初演の時すごかったというここで見て知ってたが
期待以上だった。
ここ最近、若手の有名な劇作家の作品結構見たけど
この野木さんっていう人の作品は、
とびぬけて高密度な芝居だと思う。
出てる役者の人もそれに負けないくらい熱いし。
たぶん、もう一度観にいくと思う。
観にいく際は、ウィキぺディアでもなんでもいいや
東京裁判についてかんたんに調べていった方がすんなり入っていけるかな。
満足度★★★★★
【一般席】 重厚さにしびれる!
あの若さで、しかも女性で、これだけ重厚な芝居が書けるなんて、野木さんの頭の中はどんな構造になっているんだろう。50歳、60歳の大御所が書いたと言われても信じる作品だ。
また役者が素晴らしい。誰一人、見劣りする役者がいない。いやそれどころか、それぞれがピンで主役を張れる役者が5人揃っている。
実は若手劇団が東京裁判をやると聞いたとき、パロディか何かかと思った。正攻法でしかも作家の想像力でおそるべきリアリティを持たせている。ただただすごい。
Pitには一階席、二階席とある。一階席は観客席が被告席となる。そして二階席は裁判長、検察団の席となる。どちらで見るかが見方も変わるかも。両方から見てみたい芝居だ。