世界は笑う【8月7日~8月11日昼まで公演中止】 公演情報 世界は笑う【8月7日~8月11日昼まで公演中止】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 映像鑑賞

    8月公演をこのタイミングで配信、とは「しびれ雲」動員に繋げようという術策か。だとすればこっちは自信作って事で警戒は及ばぬ。が、知ったのが終了間際であったので、一度観た後もう一度堪能しようと思ったが二度目の途中で終了となった。がそれでも満足。こいつは秀作だった。日本人は湿った笑いを好むがケラ、大人計画は乾いた笑いを行くと明言する存在。その「笑い」を生業にする昭和の一座を舞台に繰り広げる人間ドラマ。笑いは小道具であり主題でもあり、ドラマは喜劇調を取り入れながらも至って大真面目、各々が波乱の人生と言えるが特殊な存在として描いていない。町の片隅の人間模様と解しても誤りはない。ただ真剣に己のテーマ、「笑い」に向き合う人間共を見詰める眼差しがある。胸を掴まれるものがあった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    オープニングの俳優紹介がカッコイイ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    バルコニー席からで上演時間は長めではありますが、犬山さん、大倉さん、伊勢さんらの何気ない笑いが入って、切ないシーンも入り伏線回収しながら見入っていました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/08/19 (金)

    あ~面白かった。配役の妙というか、たっぷり楽しめた感でお腹いっぱい。でもまだ食べたかったな。確かに携帯電話の出てこないお芝居いいですね。一人で何役もやっているのに同じ人とは思えない、というか考える隙すらなくハラハラドキドキしながら笑って頑張れって思って時間が過ぎちゃって、まだ先も気になるけど…。良かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    前半は正攻法のリアリズムに徹した、わらいの絶えない人情喜劇だった。新宿の街角での、袖振り合うも他生の縁ともいえる、人々の人生のちょっとした交差(川端康成や、万引きした男=どちらも廣川三徳、傷痍軍人のアコーディオン引き=山内圭哉)。
    セット変って、落ち目の喜劇劇団三角座の舞台へ。結核療養から帰った看板役者(大倉孝二)の、光の当たらない憤懣からのやさぐれぶり。緒川たまきのコメディエンヌぶりと、戦争未亡人(松雪泰子)に片思いの新人裏方の兄(瀬戸康史)のかけあい。ヒロポン中毒から脱出したコント作家志望の俳優の弟(千葉雄大)と恋人(伊藤沙里)。周囲も芸達者ぞろいで面白い。「どう台本おもしろい?」ときかれて、上の空の感じで「おう」と答える間合いだけで笑わせる(これは山内圭哉)。正統派リアリズムはケラにしては珍しいが、これはこれで見事で、前半だけでなんと2時間を飽きさせない。

    20分休憩入れて3時間45分。特別な興行でもないのに、これだけ長い芝居は珍しい。しかし、最後まで充実した時間を過ごせる、たっぷりとした豊かな芝居だった。

    ネタバレBOX

    後半の、長野公演前の温泉宿の場面になると、一気にケラ・ワールドになる。中年女優(犬山イヌコ)の前に、亡夫(ラサール石井)が現れて、昔を懐かしむ。女興行主(銀粉蝶)は急に戦争中の過去と現在がごっちゃになり、座長の夫(山西淳)を奪った女(伊勢志摩)を絞め殺そうとする。大金に目がくらんで手を出すなじみのラーメン屋(マギー)を見とがめる戦争未亡人。弟のヒロポン中毒で見る恐怖の幻影は、ブラックでオカルトな世界が現出する。などなど。花火があがるたびに響く音響と、花火に照らされてきらめく照明も心地よい。

    さらにエピローグでは最初とは別の裏街の盛り場のセットで、「もの悲しく」、同時にかすかな希望も感じさせて終わる。

    死んだと思っていた夫多々見走(かける)が、生きていたのは意外だった。弟の看板俳優と二役の大倉孝二。最初、走が現れた時、弟かと思わせ、次は生前の回想かとも思わせ、次第に、胃や戦後13年のその場に現れたのだとわかる。観客に発見の楽しみを味わわせる、この微妙なチューニングはさすがである。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ナンセンス系喜劇に殉じた先人たちへの追悼を込めたケラのお盆興行である。
    キャストに今の実力系人気者も加わって主な出演者だけで15名超え。前半一幕は新宿、後半二幕はドサ回った長野の温泉場、休憩20分を入れて3時間50分。終演は10時を20分ほど超えるコロナ禍では珍しい大作だが、ケラには少ない世態・人情噺でア・ラ30歳の女性を中心に広い客層を集めて満席だった。
    昭和32年から34年の夏にかけて、新宿の3百人規模の大衆演劇の一座を舞台に繰り広げる劇団の集団劇だ。ちょうどこのころ社会に出たので、この時期のこともよく知っている。ケラはまだ生まれていないはず、と調べてみると、生まれるほぼ、五年前である。この作者、以前から素材はよく調べると感心していたが、今回も、この時代の軽演劇をめぐる空気をよく掴んでいる。当時、ムーラン閉鎖の後は、松竹の第一劇場も閉めて、このような小屋は新宿にはなかったが、図体だけはバカでかい新設のコマが開場してよくこういう大衆喜劇を組んでいた(ガラガラだった)。戦前の浅草の小屋で受けていた喜劇人(シミキンとか森川信とか)が流れてきて、丁度始まったテレビで受け始めた新しいタレントの間で、この手の劇団のドタバタ・ナンセンス系が消えていく終末期の雰囲気を、ケラは見てもいないのに的確に描いている。
    もちろん演じるのは現代の役者だし、コクーンの舞台だから、あの時代の自堕落な町は再現しようもないが、それでも話が進むうちに時代の埃っぽい空気は伝わってくる。脇の人物の置き方もうまく、街に居ついたような傷痍軍人のアコーデオン弾きとか、楽屋に入り浸って商売をつぶすラーメン屋とか、貸本屋をやっている未帰還の出征兵士の若妻、とか、街によどんだ層も絶妙だが、テレビ局の部長と担当者とか、金を金庫に入れて持ち歩く女興行主とか、川端康成(本人)とか当時の混乱のなかで浮いていた層の設定もうまい。今まで形だけはよく出てきたような設定だが、ここは当時よりは小奇麗だが、本質は掴んでいて見事にメインのドラマに絡む。当時の最大の社会問題は売春禁止法の実施で赤線、青線の新宿は大きな変化を迫られたのだが、そのことはほんの一言触れられたくらいで、全く素通りしているところも、ケラのうまいところだ。舞台は関係ない!
    KAATの「夜の女たち」も見て見たくなった。
    肝心の芝居に戻ると、新宿の軽演劇で働いていた兄を頼りに田舎から出てきたポン中の弟が役者として受けるだけでなく本も書けて小さな世界で出世する、と言う兄弟物語がメインの筋立てになっていて、そこへ、周囲の人物を巧みに咬ませながら話は進む。
    いつものナイロンのように背負い投げを食わせられることもなく、見終わると、ケラの先人への追悼の念も伝わってきて、夏の夜にふさわしいいい芝居見物になった。
    余談。いよいよ東急文化村も建て直すらしいが新劇場の設計では、ぜひ、あまり直方形にこだわらずに舞台に向かって客席は台形に。始まる前に女性警察官みたいな場内案内が、席から体を乗り出さないでください!と大声で注意するのは芝居見物の感興を大いに削ぐ。長い芝居は首が痛い。もう一つ、席番号は見えるところへ。いまは小洒落たつもりて番号標記を席の瀬に折り曲げているが、そのために番号のところが客電では陰になって読めない。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    大爆笑があるから良い演劇とは限らないと
    パンフレットかTwitterで見かけた。いつもKERAさんの舞台より笑いは抑えめのような気がした。
    イモンドの勝負はふざけすぎていて破茶滅茶だったから芝居としては今回のほうがおもしろい。

    物語が少し平坦のため飽きやすい人は寝るかも
    しれないが私は好きな作品でした。

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