余命1時間の花嫁【ご来場ありがとうございました】 公演情報 余命1時間の花嫁【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★

    突っ切れてなかったかな
    ジェットコースター型ウェディング・シチュエーションコメディとのことだったので、相当笑わせてくれると思っていたが、確かに面白く笑わせてはもらったが、逆にそれ程でもないと思った。
    やはりこれは、ありきたりな展開(ベタな展開)が多かった脚本が原因だと思われる。
    また狭い会場で、入り口通路や2階部分などを使っていろいろ工夫をしてましたが、横や上での演技はやはり見辛かった。

    後、観客を参列者と見立てようとしたいという意図を感じたが、どうも中途半端な感じになってなってたかな。

    今回の脚本は、もう少し大きい劇場でやるのがあってるのかもしれない。

  • 満足度★★★★★

    シチュコメの王道
    このところ、シチュエーション・コメディに恵まれなかったので、久々に楽しい
    作品に巡り会えた気分です。とても楽しめました。
    誰もが普遍的に笑える喜劇をめざしているとのことですが、まさにそう思いました。何かとひねりをきかそうとして面白くなくなっているコメディの多いこと。
    下手なひねりなんかいらないんです。
    何でもひねりを入れないと凡作のように言う風潮は嘆かわしい。そう考えるのは本当に喜劇の楽しさがわからないからではないかと思います。
    シチュコメは素直に笑える作品が一番。私は素直に☆5つ進呈します。

    ネタバレBOX

    そもそも容態が急変してICUに入れられた患者が普通に会話できるはずが
    ないのであって、そこがこの劇の最大の矛盾です。
    しかし、それには目をつぶって観ましょう。
    花嫁がパジャマにスリッパのまま登場するところから、このドラマのワクワク
    が始まっていて、それは往年の藤山寛美が花道から登場したときのような
    高揚感がありました。ありえない姿で登場するのだから。
    生真面目な牧師や器用で頼りになるバイトくん、いかにもな先輩の司会者、南海キャンディーズの山ちゃんのような見るからにオタクっぽいストーカー的な花嫁の幼馴染、職務に忠実な医者、みんな大マジメだからおかしかった。
    幼馴染がブーケトスを「形見に!」と所望したり、映画「卒業」の名シーン
    よろしく(最近の若者にはこれが通じないらしいが)花嫁を連れ去ろうとしたりする場面は面白かった。
    配役の妙というのはありますね。父親役の俳優が「素人」とか「大根」と酷評
    されているようですが、ハタと思い出したことがあります。それは私の父が「喜劇は全部巧い役者で埋めると面白くないんだ。脇に1人くらい大根が混じっていたほうがいいんだよ」と教えてくれたことでした。この役者が登場したときは私も「あまり巧くないな」と思いました。しかし、礼服一式を持たされてて座り込み、呆けたような父親の表情を見た時、「これだ」と思いました。
    巧い役者なら、いろいろ芝居をしようとするでしょう。でも、彼の演技しない表情こそがむしろ、花嫁の父の途方にくれた放心状態の感じがよく出ていたのです。なぜか。技術でなく、役を照射していたからです。この役がいかにも父親らしい深みのある俳優(たとえば志賀廣太郎のような)では、かえって浮いてしまうのですよ。それはサンシャインボーイズのときに小林隆を大根と言う人が多かったのに三谷が意に介さなかったことや、演技にうるさい溝口健二が棒読みに近いセリフを言う浦辺粂子を気に入って使い続けたことでもわかります。2人とも当時は大根だったかもしれません。でも、役への照射は下手な役者ほど愚直にできるとも言える。
    芝居らしい芝居をする人だけで濃密な芝居を組み立てようとするとかえって破綻してしまう。抜けをひとつ作ることも時には必要で、この役は彼でよかったのだと思えました。喜劇に詳しく見巧者の父だから教えてくれたことなのだと思います。
    最後に、この作品で感心したのは、やけにきれいなお嬢さん2人が友人代表
    だったこととサークル時代の「貞子」の余興写真です。
    だれしも結婚式で主役になりたいと思います。でも千恵の場合は、「貞子じゃなく目立ちたい」「みんなを見返したい、うらやましがらせたい」と言っています。「貞子の余興をやらされていたこと」と美人の女友達を並べたことで、
    そのセリフが生きた。スライドコーナーを大笑いして見ていましたが、あの写真にはそういう千恵の思いがあったのだなーと。
    ただ笑わせるだけでなく、うまい演出だなと思いました。
    観劇の場そのものを結婚式仕立てにしていたが、
    ボールペンを落としたという女性の声に、係員からサッと差し出された懐中電灯。手際のよいこと。サービス業そのものでした。
    終演後くらい、普通の挨拶をして「アンケートにご協力ください」と言っても
    よかったのではと思いましたが。
  • 満足度★★★★

    詰めが甘い、が…
    脚本の細かな詰めが甘い。
    が、劇場全体の構造をうまく使ってサラウンドで展開されて行く様はライブならでは。
    舞台を観ているというよりも遊園地のアトラクションに乗っている感覚に近い。
    説明文の「ジェットコースター型コメディ」とは言い得て妙。

  • 満足度★★★★

    面白かった!!
    とにかく、題名を思いついたところが凄い!
    結婚式と披露宴で何を削るべきか?本音が出ていて面白かったです。
    花婿の真面目な台詞が式場スタッフの声でかき消されていたのも、あわただしいからで、OKです。

    ネタバレBOX

    死ぬ間際まで、負け組の逆襲にこだわった花嫁の執念、生命力に敬意。

    展開が読めるところが確かにあって、それだけに、「ほっぺあてゲーム」はぜひやってほしかったですぅ。ダミーには、ぜひ青いドレスの友人のお尻でね。

  • 満足度★★★

    題材が題材だけに・・。
    嫁の余命は一時間だった…!という題材だけに物語の流れはすんなりと想像できる。そんでもってその想像通りの流れと結末に。笑

    なんせ50分で全てを抑える流れとは?

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX


    嫁の為の結婚式だったが、なんせ嫁には命の限りがあるわけで・・。
    その限りの中で結婚式も披露宴も全部やっちゃうというドタバタ劇。
    そんなだから結婚式も披露宴もプログラムの殆どを短縮、またはカットしちゃう。
    結婚式場には新郎の元カノが居たり、結婚式場に花嫁に好意をよせ続けている幼馴染が乱入したりと、神聖な結婚式ははちゃめちゃ!
    そんな場面でも結婚式場のチーフを口説く花嫁友人や、あくまでも神聖な結婚式に拘る牧師、花嫁に注射を打つドクターなど、もう動物園のナリ!笑

    確かにコメディだったが今回は前作ほど、本に練りがなく、割と脚本家が楽しちゃったんじゃないの?って勘ぐっちゃう内容。

    花嫁の父親役のキャストの演技力はちょっと酷いんじゃないかなー。素人?
    もうちょっと練習してください。観客を式の参列者と扱う場面は観客参加型の芝居で良かったと思う。まあ、それなりに笑えるけれど、物語に深みはない。

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